面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

「The Very Best of」

2007年10月10日 | music
さっき、スティングについてのニュースにツッコミを入れていてふと。

ダリル・ホール&ジョン・オーツは、高校時代からのお気に入りである。
叔母の影響もあってビートルズも好きだったが、それ以外で最も聴き倒したのがホール&オーツだった。

高校生の頃、週末の深夜に、テレビで「ベストヒットUSA」と「ソニー・ミュージックTV」を見るのを楽しみにしていたが、ちょうど「マン・イーター」がヒットチャートに踊り出てきたときに初めて彼らを知った。
なぜか妙に惹かれて、「マン・イーター」のシングルレコード(古~!)を買ったのがきっかけで、収録されているアルバム(LPレコード…て古~!!)「H2O」も買った。
そこからハマって、前のアルバムであった「プライベート・アイズ」と「モダン・ボイス(原題『VOICES』)」はレンタルレコード屋で借りて、更にはFM大阪やNHKFMのホール&オーツ特集番組はかかさずエアチェックした。
(『死語の世界』でもあるな、この記事)

そして、彼らが来日した1985年に、大阪城ホールへコンサート(当時はライブというよりコンサートの方が通りがよかったよな)を聴きに入ったのが、自分の中ではピークだったかもしれない。
それからは大学生活にどっぷりハマって落語の世界にのめりこみ、彼らのアルバムレコードは買ったが、FMのエアチェックまではしなくなった。
なんだか、同じタイミングで彼らの日本での人気も下火になっていったような気がする。

そして、本当に久しぶりに買った彼らのアルバム(今度はCDだ)が、「The Very Best of」だ。
洋盤(日本で作られたベスト盤ではない)のため、歌詞カードも解説も全て英語なのでよく分かっていない。
ただ、ジャケットには「The Very Best of」とあり、離れて「Daryl Hall John Oates」と書かれているので、多分これがアルバムのタイトルじゃないかと思うのだが。

以前に彼らの大ヒット曲「Private Eyes」がソニーのCMで使われ、久しぶり脚光を浴びてベスト盤が出てヒットしたが、この「CMでかかってる評判の曲ですよ!」と言わんばかりのアルバムを、買おうかどうしようか迷っていたときに店で見つけたのが、この洋盤のベストである「The Very Best of」。
収録曲を比較したとき、明らかにこちらの方の選曲が自分にピッタリ合っていて、更に「It's A Laugh」が入っていたことが決定的だった。
この曲、日本ではヒットしなかったと記憶しているが、メロディーラインとコーラスが晩秋の晴れた朝のように爽やな佳作である。

しかし、このアルバムの中で最もお気に入りは「Did It In A Minute」。
ぶっちゃけ、歌詞はちゃんと読んだことが無い。
なのでサビの部分以外は曲に合わせて歌ったりできないのだが、時にこの曲を聞くと鳥肌が立つ。
メロディーラインとアレンジがとにかく我が琴線を掻き鳴らす名曲である。

てなことで、このアルバムはマイカーに常備しており、大概BGMとしてかけっぱなしにしている。
というよりCDを入れっぱなしにしているので、車を始動すると自動的に曲がかかるのだが、聞き流してもじっくり聞いても、彼らの曲は実に心地いいのである。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿