街をパトロールしながら治安を守っているヨンゴン(ホン・ヨングン)は、ある夜、1人の女性(ハ・ウンジョン)が男たちに襲われているところを目撃する。
得意のテコンドーで助けに入り、男たちを問答無用に蹴散らすと、傷ついた女性を介抱するために自宅へと連れて帰った。
はにかむように話す清楚なその女性は、名前をハ・モニカと言った。
そこはかとなく色気を放つモニカに心を惹かれるヨンゴン。
まるで女の子を初めて自分の部屋に呼んだ中学生のように、モニカとぎこちなく会話をしつつゲームに興じながら、徐々に打ち解けていく。
だんだんと心を許し始めた様子のモニカは、いつしか積極的にヨンゴンに迫っていった。
そしてついに、着ていた衣服を脱ぎ捨ててビキニ姿になったモニカに、ヨンゴンは己の欲望を解放!
……しそうになるが、これまで固く守ってきた“誓い”を思い出すと、毅然として彼女を拒絶した。
実はヨンゴンは、30歳を過ぎた今もなお、未来の妻のために童貞を守り続けるピュアな男だったのだ。
すると次の瞬間、モニカの背中から背骨が飛び出し、ヨンゴンの首を締め上げて気絶させてしまう。
なんとモニカは、宇宙の彼方からやってきたエイリアンだったのだ!
ヨンゴンは目を覚ますと、いつの間にかロープで縛り上げられていた。
身動きが取れない彼にモニカが迫る。
「30年間大事に守られてきた、純潔の精子が必要なの。」
モニカと名乗る美女の姿を借りたエイリアンは、生涯に一日だけ子供を産める機会が訪れるという性質を持っており、おりしも今日がその日だという。
しかし彼女が受精して子供を産むことは、人類の破滅につながるのだった。
自らの純潔を守るため、いや、そんなことよりも何よりも、人類を存亡の危機から救うため、“セイシ”を賭けた戦いが始まる…!
「SUPER8/スーパーエイト」、「スカイライン-征服-」、「世界侵略:ロサンゼルス決戦」、「カウボーイ&エイリアン」。
次々とエイリアンムービーが公開されてきたが、遂にお隣の韓国からもエイリアンが上陸した!
これまでのグロテスクな容姿のエイリアン達とは一線を画し、なんと今回のエイリアンは、ビキニ姿の美女だから嬉しい!
(それは男だけかもしれない!?)
過去にも、「スペースバンパイア」や「スピーシーズ 種の起源」など、美女の姿を借りた地球外生命体は存在した。
どれも抜群のプロポーズを持った裸女だったが、本作はかなりフツウな美女。
しかしこの方がよっぽど怖い。
絶世の美女には近寄りがたいが、親しみがもてる美女には、フラフラと引き寄せられやすいというものだ。
純潔の精子を求める美女と童貞を守ろうとする男の攻防と書くと、何やらコメディタッチのポルノ映画のよう。
しかし、「遊星からの物体X」を彷彿とさせるモンスターのビジュアルだけでなく、ヨンゴンの心の奥底に潜む気弱で純真な姿からは想像できないダークな秘密がフラッシュバックするシーンにより、一筋縄ではいかないストーリー展開を見せる。
あの手この手で欲情を引き出そうとするモニカに対して、懸命に純潔を守り通し続けるヨンゴンが、思わず己の欲望のままに性欲を暴発させるシーンには愕然となった。
彼の行動に隠されたその深層心理について、大いに考えさせられた。
単なる「エイリアンvs人類」という図式にとどまらない、示唆に富む映像から“感じる”ことの面白さを味わってもらいたい。
本作は、2011年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭において、ファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門で見事グランプリを受賞。
ハ・ウンジョンのお色気に、ノースタントで魅せるホン・ヨングンのテコンドー・アクション、VFXによって描かれる独創的なイマジネーションに、ホラー、コメディ、サスペンス、更にはラブストーリーの要素まで織り込まれた、セクシーSFエンターテインメント!
低予算だからこその(!?)テンコ盛り系娯楽作品♪
「エイリアン・ビキニの侵略」
2011年/韓国 監督:オ・ヨンドゥ
出演:ホン・ヨングン、ハ・ウンジョン、チェ・ヨンジョ、ジョ・ワンヨン、ソ・ビョンチョ
得意のテコンドーで助けに入り、男たちを問答無用に蹴散らすと、傷ついた女性を介抱するために自宅へと連れて帰った。
はにかむように話す清楚なその女性は、名前をハ・モニカと言った。
そこはかとなく色気を放つモニカに心を惹かれるヨンゴン。
まるで女の子を初めて自分の部屋に呼んだ中学生のように、モニカとぎこちなく会話をしつつゲームに興じながら、徐々に打ち解けていく。
だんだんと心を許し始めた様子のモニカは、いつしか積極的にヨンゴンに迫っていった。
そしてついに、着ていた衣服を脱ぎ捨ててビキニ姿になったモニカに、ヨンゴンは己の欲望を解放!
……しそうになるが、これまで固く守ってきた“誓い”を思い出すと、毅然として彼女を拒絶した。
実はヨンゴンは、30歳を過ぎた今もなお、未来の妻のために童貞を守り続けるピュアな男だったのだ。
すると次の瞬間、モニカの背中から背骨が飛び出し、ヨンゴンの首を締め上げて気絶させてしまう。
なんとモニカは、宇宙の彼方からやってきたエイリアンだったのだ!
ヨンゴンは目を覚ますと、いつの間にかロープで縛り上げられていた。
身動きが取れない彼にモニカが迫る。
「30年間大事に守られてきた、純潔の精子が必要なの。」
モニカと名乗る美女の姿を借りたエイリアンは、生涯に一日だけ子供を産める機会が訪れるという性質を持っており、おりしも今日がその日だという。
しかし彼女が受精して子供を産むことは、人類の破滅につながるのだった。
自らの純潔を守るため、いや、そんなことよりも何よりも、人類を存亡の危機から救うため、“セイシ”を賭けた戦いが始まる…!
「SUPER8/スーパーエイト」、「スカイライン-征服-」、「世界侵略:ロサンゼルス決戦」、「カウボーイ&エイリアン」。
次々とエイリアンムービーが公開されてきたが、遂にお隣の韓国からもエイリアンが上陸した!
これまでのグロテスクな容姿のエイリアン達とは一線を画し、なんと今回のエイリアンは、ビキニ姿の美女だから嬉しい!
(それは男だけかもしれない!?)
過去にも、「スペースバンパイア」や「スピーシーズ 種の起源」など、美女の姿を借りた地球外生命体は存在した。
どれも抜群のプロポーズを持った裸女だったが、本作はかなりフツウな美女。
しかしこの方がよっぽど怖い。
絶世の美女には近寄りがたいが、親しみがもてる美女には、フラフラと引き寄せられやすいというものだ。
純潔の精子を求める美女と童貞を守ろうとする男の攻防と書くと、何やらコメディタッチのポルノ映画のよう。
しかし、「遊星からの物体X」を彷彿とさせるモンスターのビジュアルだけでなく、ヨンゴンの心の奥底に潜む気弱で純真な姿からは想像できないダークな秘密がフラッシュバックするシーンにより、一筋縄ではいかないストーリー展開を見せる。
あの手この手で欲情を引き出そうとするモニカに対して、懸命に純潔を守り通し続けるヨンゴンが、思わず己の欲望のままに性欲を暴発させるシーンには愕然となった。
彼の行動に隠されたその深層心理について、大いに考えさせられた。
単なる「エイリアンvs人類」という図式にとどまらない、示唆に富む映像から“感じる”ことの面白さを味わってもらいたい。
本作は、2011年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭において、ファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門で見事グランプリを受賞。
ハ・ウンジョンのお色気に、ノースタントで魅せるホン・ヨングンのテコンドー・アクション、VFXによって描かれる独創的なイマジネーションに、ホラー、コメディ、サスペンス、更にはラブストーリーの要素まで織り込まれた、セクシーSFエンターテインメント!
低予算だからこその(!?)テンコ盛り系娯楽作品♪
「エイリアン・ビキニの侵略」
2011年/韓国 監督:オ・ヨンドゥ
出演:ホン・ヨングン、ハ・ウンジョン、チェ・ヨンジョ、ジョ・ワンヨン、ソ・ビョンチョ