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ノートを書く子、書かない子

国語の先生が指導をしているのを見ていると、いろいろな注意がありますが・・・。

「なぜ、板書を写さないの?」

「ただ写してばかりではダメだ。考えなさい。問われていることを考えないと意味がない。」

と相反するような注意が飛んでいました。

前者の子は先生の発問を考えているだけで、手が進まない。

後者の子は手は動いているが、頭は動いていない、ということなのです。

前者の子は書くことが嫌いであり、後者の子は考えることが嫌いであり、ということで、まあ、足して2で割ればちょうど良い、ということなのですが、もちろん前者の方がまだ良い。

この子の方がまだ考えている分、能力は高くなっている。(写す能力は上がっていきませんが・・・。)

しかし、根本、どちらも「面倒だ」と思うことをやっていないに過ぎないところはあります。前者の方がまし、とはいっても、「面倒だ」と思うことをやらないのはいずれにしても良くない。

これは本来、もっと早い時期に解決していないといけないところではあるが、そう簡単ではない。大人も面倒なことを避ける傾向は当然のごとくあるわけですから・・・。


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