2019年6月2日のブログ記事一覧-中学受験で子どもと普通に幸せになる方法

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gorillatanaka
自己紹介
田中　貴（たなかたかし）　東京教育大付属駒場中・高を経て、慶応義塾大学経済学部卒業。元修学社（学習指導会）社長。退任後複数の塾のプロデュースを担当。フリーダムオンライン主宰。

その問題、本当に必要ですか？

2019年06月02日 / 中学受験で子どもと普通に幸せになる方法

4年生の保護者のみなさまへ　　
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６年生もそろそろ多くの塾で、すべての範囲が終って復習に入ってきていると思います。

それにともなっていわゆる応用問題も出てくるようになるわけです。

で、組み分けにはそういう問題が出るから、まあ、やらないと仕方がないと思うわけですが、ただ、実際に自分の受ける学校にそういう問題が出るか、というとそうでない場合もたくさんあるのです。

ここのところ学校の先生方の話を聞いている度に、「随分塾には通っているようですが、あまりできるようになっていない」という話を良く聞きます。

だからというわけではないのだろうが、入試では一部難関校をのぞいて、割と基本的な問題をしっかり聞く、ということにしている学校が多いのです。

そうなると、今やっている問題の中でも、最早必要ではない、と思われる問題が多い。

そういう意味でやる問題の切り分けは絶対に必要になってきているのです。まずは、今のところは基本を重視した方が良いと思います。

その上で、応用の枝葉は志望校のレベルに合わせて鍛えていくのが良い。

ある学校の先生が「消耗戦に巻き込まれているのは気の毒な話。まずは過去問をやってもらって、うちが何を出しているのかということをわかってもらった方が、よほど勉強はシンプルになると思うのですが」と言われたのは、まさにその通りだと思います。