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いつになったらやるんでしょうか?


この時期、すでに一生懸命勉強している子がいる一方、相変わらずやる気にならない子がいます。

自分で勉強するようになれば、わかることが面白くなり、勉強することがいやではなくなってくるのだが、しかし、そうなるためには多少なりとも我慢して勉強を続けないといけないところがある。

だが、わからないことが積み重なっていると、そうスイスイ進むわけではないから、また途中でいやになる。

やりたくないなあ、ということになるのです。

それを乗り越えるのも本人の意思です。ではすでに勉強している子はなぜ勉強しているのかを考えてみると、やはり合格したいから勉強している、というのが一番でしょう。

本当にこの学校に入りたい、と思い、またそれがやればできるだろう、と思うから頑張れる。

入りたいけど、きっと無理だなあ、と思えば、これはやはり頑張らない。でも、本当は頑張ると無理ではなくなることがわかっていないから、やる気がおきない部分もあるでしょう。

いずれにしても本人が自分でやる気にならない限り、力はつかないので、それが出てくるのを待つしかない。

ただじっと待っていてもしかたがないから、「頑張ると無理ではなくなる」ということを理解させていくことから始めると良いと思います。



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太陽に関する問題

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わからないことをごまかさない

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6月10日の問題







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「覚える」と「考える」

社会はまず間違いなく知識を覚えないと得点できません。

どんなに考えたところで、覚えていないものは答えられない。年号にしろ、歴史上の人物にしろ、川の名前にしろ、すべて覚えているからこそ答えられる。

一方、算数は解法を覚える、という部分もあるが、やはりその問題自体を考えないとできない。問題の条件を踏まえて、論理を組み立てて解いていく、という過程は別に知識から生まれるというよりは、考えるからできることでしょう。

で、当然のことながら、これは両方ともバランスがとれていないといけない。

しかし、今の段階ですでに極めてバランスが悪い状態になっていることがあるものです。

覚えるのは得意だが、考えるのは難しい。

考えるのは楽しいが、覚えるのは嫌い。

なに、これも単なる思い込みに過ぎない。難しい、嫌いというのは単純に感情の問題であって、できないことではないのです。

しかし、受験勉強の過程で子どもは自分が~だ、と思い込みやすい。人から言われることもあるからでしょうが、しかし、バランスが悪い子は最終的には合格しません。

だから、「覚える」ことと「考える」ことは共に両輪としてやっていかなければなりません。ただ、「覚える」ことは後半に回しても良い、とは思います。

後半になって知識が増えてきて、点数が上がるとやはり「勢い」がつく。それまでにまずはじっくり考える習慣をつけていくことが大事でしょう。

ただし・・・。

それは時期の問題に過ぎない。「覚える」も「考える」も両方できないといけません。


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勉強の工夫

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歯止め







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合格点はいろいろ

学校によって合格点はいろいろです。

5割強とれれば合格する学校もあれば、8割近くとらないと合格しない、という学校もあるでしょう。合格点は公表しているところが多いようですが、まったく公表しない学校もありますから、その場合はある程度予想して目標を作らなければなりません。

そういう場合、ちょっと難しそうだな、と思えば6割がひとつの目安になり、そう難しくはないと思えば7割が目安になると考えればそれほど本番と違いはないでしょう。

例えば算数で大問が4問しかなく、それがすべて記述式である、というような学校の場合は6割。算数の大問が8題くらいあって、答えだけ記入する方式の場合は7割、といった感じ。

まあ、学校によって8割近く欲しい、という場合もあるかもしれませんが、まずは7割とれるところからスタートして、少しずつ目標を上げていけばいいでしょう。

ただ、8割を超えないといけない、と言う学校はそう多くはありません。

あまり目標を高く設定しすぎてプレッシャーをかけすぎないようにしてください。



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第275回 滑り出しは簡単な問題から

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小さな成功の積み重ね

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ていねいさが最も大事


得点は着手率×正解率の積で決まりますが、まず間違いなく正解率の高い子どもたちが合格していきます。しかし、子どもたちの様子を見ていると、正解率を上げよう、などという工夫は微塵も感じないケースが多い。

とにかく急いで解く。式は書かない。ちょこっと、計算して、はい、できた。いや、できていない。

だから、間違いなく解き上げる、ということにもっと重きを置かないといけない。

ただ、それはある意味面倒なことでもある。途中にチェックリストを入れるようなものだから、手がかかるところはあるでしょう。

しかし、ミスというのは間違いなく起こる。ミスなく解ければ合格する、それはその通りなのです。

後半はこのミスとの戦いになる。模擬試験でメタメタな点数が出てくるから、何とかしなければ、と思うが、付いてしまった雑な解き方はなかなか直らない。

これからの勉強でとにかく大事なのは「ていねいに解く」ことです。

決して大量に解くことではない。大量に解いても雑に解いたら、まず力はつかないので気をつけてください。


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学校別対策で塾を変える

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得意科目を作る

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夏期講習はなぜセットなのか

夏期講習のパンフレットを見ると、まあ、だいたい20日前後はあり、1日4時間から5時間ぐらいの授業が入っているかと思います。

まあ、それだけの量を小学生が勉強する、というのは体力から考えるとかなり苦しい部分もあるわけで、なかなか全部こなせるわけではない。

だから本当は子どもの得手不得手に合わせて、やるべきことを絞りたいところではあるのです。しかし、塾ではセットで全部やる。

まあ、塾側の論理から言えば、子どもたちによっていろいろ凸凹があるわけだから、全部やらないとカバーできない、というところはあるでしょう。

だからセットになる。

しかし、子どもからすると、「また、それやるの?」みたいなところはあるわけで、それならばもっと違う勉強をしたい。

だから、多少なりとも取捨選択してしまった方が良い。

講習皆勤賞は、あまり必要ないでしょう。ところどころ体調を見ながら、自分で勉強すべきことをやった方が良い部分はあるのです。

後半、「塾休んで家で勉強したい」と子どもが言い出すことがありますが、これは子どもなりに優先順位を考え始めるからであり、だんだん意識が高くなってきている証拠でしょう。



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立体に関する問題

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やる気がおきない子

本人は、受験したいと思っているし、受験勉強をしなくてはいけないこともわかっている。

しかし、やる気が出ない。

だって・・・。

やる気が出ない原因。

1 よくわからない。

2 量が多くて終わらない。

3 おもしろくない。

で、それに比べればマンガを読んでいたり、ゲームをやることの方がおもしろい。楽しい。だから勉強をやる気にならないわけです。

とすれば、まずはどれかを解決しなくてはならない。そこで、お父さん、お母さんがいっしょに勉強してそのどれかを解決するという方法があるわけですが、しかし、お父さん、お母さんも忙しいし、よくわからないし・・・、とうい話を良く聞きます。

まあ、その通りかもしれないが、だとすると本人がやる気が出るまでずっと待っていなければならなくなる。

それじゃ間に合わない、というので、塾や家庭教室、個別指導の回数が増えるわけです。しかし、それで解決しないことが多い。量が増えて、自分の時間がなくなるからです。さらにやる気がなくなるところがある。

それほどに自分で勉強するようになる、ということは難しい。しかし、そうならないとできるようにはならない。だからまずは何とか時間を作って子どもといっしょに勉強してみてください。ただし、すぐ怒ってはいけない。

なぜ、いっしょに勉強する必要があるのか。

褒める人が必要だからです。


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伸びる時期


子どもたちの成績を見ていると、ある時ぐっと伸びる時期、というのがあります。

そこまで結構長い停滞期があったりするのだが、突然、ポンと成績が上がる。つまり、それだけ蓄積してきて、段々点数の取り方もわかってきて、それが目に見えるようになった、ということなのでしょう。

で、そういう経験をすると、自信が出てくる。

そうか、こうやれば成績は上がるんだ、というのがわかる。しかし、そこからまた停滞期が続く。そこで我慢して勉強が続けられるか、でその次のジャンプがやってくるかが決まります。

その時期を迎えるためには、モチベーションを維持しなければいけない。

モチベーションを維持するには小さな成功体験が必要です。

この問題ができるようになった。ここがわかるようになった。

その経験がないとやはり精神的にはしんどい。だから、日頃から褒めてあげる必要があるのです。



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なぜ学校別特訓は1日校に限られるのか

それぞれの塾が秋から学校別特訓をスタートさせます。

しかし、これまでの例で言うと、2月1日の上位校に限られることが多い。例えば神奈川で栄光、聖光は2月2日が受験日なので、この両校の学校別特訓はあまりないでしょう。どうしても2月1日校に限られることが多いのです。

もちろんすべての学校に対して学校別特訓を作ることはできません。しかし、2日校や3日校があっても悪くはないと思うのですが、多くの生徒はまず1日校を受験する。

そしてもし合格するとそれで受験が終了することになる可能性がある。つまり対策をしても合格する前に受けない、という選択が出てくる可能性があるのであれば、まずは1日校に絞った方が良い、ということなのです。

クラスを作って採算が割れないようにし、かつ、みんながちゃんと受けて結果が明らかになる、という点で1日校に絞るというのが、今のところ塾にとっては一番妥当な選択、ということになるようです。

ただ1日校が第一志望でないと、この特訓が邪魔になる。それならば違うことをやりたい。

その通りだと思うので、その場合はやはりご家庭で第一志望対策を考えていった方が良いでしょう。


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え、これもできないの?

カリキュラムがそろそろ終わりに近づいて、復習の問題をやっているのをのぞいてみると・・・。

え、こんな問題もできないの?と思われることがあるかもしれません。

でも、それを習ったのはだいぶ前のことかもしれないし、実際に毎週毎週新しいことをやっていると、「そんなの忘れた!」ということになってしまうことが多いものです。

それが過去問などをやるうちにだんだん積み重なってきて、できるようになる。

その積み重ねが始まるのはこれからです。

今までは、まあ、その準備段階みたいなもの。一通りやりました、みたいな時期でしょうか。

だからこの時期、そういうでこぼこがあるのは仕方がない。

これからていねいに埋めていけば良いのです。それでもまるっきりできないわけではないのだから、慌てないで下さい。



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自分で勉強するようになるには

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できないときは量を減らす


例えばあるテーマを勉強するとき、そのテーマができないと今の塾はどんどん問題を増やしてしまう傾向があります。

じゃ、もう一問、じゃあ、このページ、という感じ。

テキストの編集をしていたときも、あれも、これもと問題を増やす先生と、いや、これはやめましょうよ、という先生と2パターンありました。

問題を増やす先生は念には念を入れたいと思うタイプ。しかし、だから子どもができなくなっている可能性はあるのです。

そう何問もやらされたら、元々そうやる気がないわけだから、もっといやになる可能性がある。

一方問題を絞り込もうというタイプの先生は、割とできる子を教えた経験がある先生で、1問1問をていねいにやって、考える力をつけることに重きを置き、すべてのパターンを網羅することは考えない。

テキストとして、頻出するパターンを網羅すべきかどうかで議論が分かれたことがあったのですが、別に考える力がつけばすべての問題を網羅する必要は本当はないのです。だって本人の力で解けるわけだから。

なので、できないときは問題を減らすべきです。もっとていねいに考える。

あれもこれも、とやらない方がかえってできるようになるものです。


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第274回 優先順位

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