宴会入口で引いた番号札にならい端っこに座席。
私の左隣に座った男性は兵庫に住み神戸の震災を機にボランティア活動で
何度となく釜石に来てる話しをしていた。
しかし~~~ お開きになるまで顔も名前も全く思いだせず
閉会とともに皆は流れるようにカラオケ中心の二次会に場を移した。
震災のショックから立直れずカラオケどころじゃないというヒメやん。
声が続かないかも知れないけれど今日は歌ってみると選曲していて
天童よしみばりの小節をきかせた演歌に 皆が拍手喝采。
また~ 10年以上も絵手紙を手掛けていたという彼女。
もたらした心理状態が色彩感覚まで暗く暗く歪ませ描けなくなったそうだ。
多くの悲しみを共有できる同級会に参加でき~ カラオケや絵手紙が
再スタートへの弾みになったようでとても嬉しかった。
もう一つ記憶が甦らないビックリ話を泊り部屋で聞かされた。
” ゴロハナさんに歌を教わったのヨ~ ”
あの頃のまんま可愛く歳を重ねたそのちゃんが言う 。
” えっ! 何の歌? そんなことがあったの? ”
プレスリーの 【 Love Me Tender 】 だったと
” 日本語なの? ” ” うぅん~ 原語でヨ~ 今も歌えるけど~ ”
そして~ やさしく愛してを口ずさんだ~~~ アラララ~
そこまでしか歌えない最初の何フレーズかを得意げに教えたんだろうか。。。
当時~ 家には置き物のようなボックス形ラジオが一台だけあった。
何時でも何処でも聴けたなら好きな曲をウ~ンと覚えたろうになぁ。。。
脳の記憶回路はスッポ抜かれ忘却と化してるんだとつくづく振り返った。
そして美味しい梅おかゆの朝食をいただき送迎バスは仙台駅に向かった。
5年後の同級会は地元で行いましょう
釜石復興への 願掛けでもある。