ベランダの柔道家、ヤマホロシに花が咲いた。
以前書いた、ハーブにさえヘッドロックをかます曲者だ。
くねくねと曲がって上を目指す、上昇志向のかたまり野郎が
小さい、星の子みたいな花をつけた。
これで周囲を安心させるつもりらしい。
そのすきにさらに周りを踏み台(足がかり?)にしてもっと出世したいはずだ。
「おまえの魂胆はわかっている」と思いつつ、紫の星の子はかわいい。
「だまされたふりをしてやろう」とオレはつぶやくが、すでにだまされている。
この世界には手を出すまいと思っていたが
ついにこんなかわいい子を買ってしまった。
ニチニチソウ、180円も魅力だった。
ベランダはハーブとチランジアの地味世界だったので
このピンクは異様に目立つ。
かわいいこの子をさらにおおきく(株を)しようと
断腸の思いで摘心した。
切った花は花瓶の中で蕾を開こうと日々頑張っている。
まさに日々草。
かわいさと強さに合掌!
嗚呼、ボタニカル!