六月の風にのれ 2014年06月29日 | 日記 六月のクチナシ。 こんなに寄ってはいけない。 色香に誘われたアシナガバチが強い匂いにとらえられ なかなか離れられずにいる。 オレも鼻を近づけたらクラッとした。 花びらの色もまた危険な白だ。 ただ、今頃の湿ったぬるい風に乗って遠くから一瞬香る甘い匂いはいい。 夜道で「おっ」と足を止め、垣根の向こうを見るとかすかに白い花が見える。 これくらいがちょうどいい。 忘れていた昔の出来事をふと思い出すように。 六月の風にのれ!クチナシ。 嗚呼、ボタニカル!