古い古いレコードを聴く。
たてよこ30センチの分厚いジャケット。
この紙の質感がたまらない。
アルバムは記念すべき荒井由実のfirst album。
1973年発売。
昨年末に小さなレコードプレーヤーを買ってみた。
一日中レコードをかけていた昔が懐かしくて。
ただ音質やそれ自体の質感に満足できなくなり新しいものに買い替えた。
DENONは今もしっかりしたものを供給してくれるいい会社だ。
針を降ろす感覚がとてもいい。
静かにピアノが遠くからやってくる。
そして不安げに揺れる荒井由実の唄声。
はっきりと音の違いがわかる。
エッジが効いていてシャキンとした高音と柔らかい重低音。
昔のユーミンがそばにいるようだ。
最近はCDでクラシックばかり聴いていたがレコードで昔の唄を聴くのもいいものだ。
さて、今日も出物を探しに古レコード店へ行こうかな。