明石では海苔の収穫が始まった、
海上に畝のように貼られた網に潜り込みゆっくりと採っていく。
毎年新春のの風物詩。
畝は一つの畑に十ほどあり行っては返すの繰り返し。
重労働だろうと思う。
仕事を終えて引き上げる船。
海苔はこの後港の加工場で洗浄され真っ黒な焼き海苔になるはずだ。
明石のりは有明海に次ぐ生産高。
明石蛸、明石鯛の漁場なのでミネラル分が豊富らしい。
桜の頃に採りたての生海苔をいただいたことがある。
もう穏やかで美しい播磨灘そのもののような海の味がした。
シャキシャキとした歯ごたえがよく美味かった。
鮮度が命なので他所へは出回らない。
スーパーでも見ることがなく一部の料理屋さんでのみ食されるようだ。
この地に住んでいてつくづくよかったと思う瞬間だ。