Civid-19下で所属する合唱団が3月から活動停止となり寂しい状況が続いています。
それでも手探りでzoomを使ったオンライン練習に取り組んだりしています。
しかしタイムラグがランダムに起こり「合唱」には程遠い世界。ただ画面上だけでもメンバーの顔が見られて安心したり喜んだりはできます。
今週末に団の役員会があり3ヶ月ぶりに再開して今後の活動や来年の定期演奏会について討議します。どんな意見が飛び交うか楽しみです。それ以上にメンバーに会えるのがものすごく嬉しい。
さて、真夜中に目覚めて討議内容について意見をまとめたら合唱音源が聴きたくなり昨年の定演動画を見てなんだか励まされて気持ちが強くなりました。
団の愛唱曲で個人的に好きな歌についてひとつだけ下記に転載致します。
詩:立原道造、曲:木下牧子の名曲です。
『夢みたものは』は、昭和初期に活躍した詩人・立原 道造(たちはら みちぞう/1914-1939)の詩を元にした合唱曲(作曲:木下牧子)。
立原道造は結核を患い、24歳の若さで夭逝したが、亡くなる数年前から勤務先の女性・水戸部アサイと清い交際を続けていた。
1937年6月5日の日曜日、道造はアサイを誘って軽井沢へ日帰りの小旅行へ出かけた。信濃追分駅近くの草むらで、道造はアサイにプロポーズをしたという。
1938年、立原道造はアサイと過ごす幸せな時間を一篇の詩にしたためた。愛する喜びに世界は光り輝き、目に映るすべてが幸せに満ち溢れていた。
立原道造『夢みたものは』
夢みたものは ひとつの幸福
ねがったものは ひとつの愛
山なみのあちらにも しずかな村がある
明るい日曜日の 青い空がある
日傘をさした 田舎の娘らが
着かざって 唄をうたっている
大きなまるい輪をかいて
田舎の娘らが 踊りをおどっている
告げて うたっているのは
青い翼の一羽の 小鳥
低い枝で うたっている
夢みたものは ひとつの愛
ねがったものは ひとつの幸福
それらはすべてここに ある と
https://m.youtube.com/watch?v=u-zIsQFTTMY&list=RDu-zIsQFTTMY&start_radio=1
心に染みる詩と歌声。
静かに元気が立ち昇ってきました。
もうひかりも昇っています。
ポジティブにいきましょ。