『植物 オヤジ』

日々出会う植物たちの「たくましさ」と「美しさ」を再発見する、ハードボイルド・ボタニカルライフ。音楽、美食なども。

荒井由美 ひこうき雲

2020年04月25日 | 音楽
ユーミンのデビューアルバム。
ひこうき雲のライナーノーツ(なんて懐かしい言葉の響き)の写真。

不安定な少女の心情を詩のように鮮やかに切り取る荒井由美。
顔立ちにその世界観が映っている。



アルバムジャケットも秀逸。
ゴシック模様に縁取られたシンメトリーなデザイン。
オーソドックスでシックだ。
アルバムの2作目からは自身のポートレートやイラストレーションなどモードなデザインになっていくので、かなり異色である。
シンプルにして美しい。






アルバムは空と雲、大地や遠い街をテーマに展開する。

空に憧れて
空をかけていく
あの子の命はひこうき雲

オープニングのピアノのピアニッシモ。
何度聴いても しみるなあ。





京都ヨドバシ

2020年04月23日 | 植物
 

大きな建物の壁面を覆う多様な植物たち。
植物園ではなく、博物館でもない。
 
それはヨドバシカメラの京都店。
京都駅と東本願寺の間というすごいロケーションにある電気屋さん。
高さ5メートル、幅7,80メートルはあろうかという通り一面のグリーンは圧巻で見事というほかない。
 


烏丸通に面した正面入口は普通の造りだが建物の北側と西側は写真の通り。
トンネルのような店舗入口も美しい。
メンテナンスが大変だろうと思うが、そもそもこの発想とデザインが素晴らしい。
縦のものを横に置くなんて。
生きのびるためのデザイン。
多様なものたちが主張しながらも寄り添いバランスをとっていく。
うーん、素晴らしい。
ていうか、そんなことする京都はやはり味な街。
ちょっとずるい(笑)

ビカクシダのサバイバル

2020年04月22日 | 植物



海辺の教会にビカクシダ。
何だかワイルドだ。
原産地のインドネシアと違い、日本では暑さ寒さに弱いとされているがどうもお外でずっと過ごしているみたいだ。
建物の前はそのまま海につながる崖なので南に面して日差しを遮るものは何もない。
写真を撮っているとたまたま牧師さんが現れたのでお話を聞く。
どうも信者さんから頂いてそのまま玄関につっているらしい。
「よかったらお持ちになりますか」
一瞬くらっときたが丁重に辞退した。
貯水葉のまわり具合を見ると昨日今日のものではなく少なくても数年かけてその場所で成長しているはずだ。
壊れそうなプラ鉢にさえ着生するところはなかなか見応えがある。
自ら移動できない彼らは覚悟を決めて身体をそこに馴染ませているだろう。
植物界には含蓄がある。
ものすごくあると思っている。
生き延びるための示唆に富んでいる。
また一つ散歩の楽しみができた。

ハゴロモジャスミン

2020年04月21日 | 植物
ハゴロモジャスミンが開花した。


最初のお花は特別な感じがする。


淡くピンクを含んだ白。
キッパリとした5枚の花びらは素晴らしいデザインだ。



今年は暖冬のせいかたくさん蕾をつけた。
先日咲き始めたモッコウバラとのコラボが楽しみだ。