晴耕雨読

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あなたの見ているニュースを隣の人は見ていない

2022-01-24 | パソコン・インターネット関連

2、3年前くらいからかな、スマホで押しのニュースが通知されてきて
ああこんなに世間で話題になっているんだと思っていた。
もっと詳細が知りたいとYahooやMSNのポータルサイトを
見に行っても、中々押しの名前が見当たらない。

その辺から薄々自分が見ているニュースと他人のそれとは違うんだなと
思ってはいた。

web上やYoutubeに表示される広告も、パーソナライズドされている。
なので、広告を表示しないように設定したりはしていた。

 

あなたの見ているニュースを隣の人は見ていない。ニュースはここまで“最適化”されている

普段ニュースアプリで見ているニュースはどこまでパーソナライズされているのか?見ているニュースの違いはどんな世界を生むのか。

 

 

これを見るとなるほどと思う。以下ところどころ引用。

「パーソナライズとは:個人の属性や行動履歴に基づいて最適化されたサービスを提供すること。」

Twitterをしていなくても、プッシュ通知と情報通の人様のブログで
そこそこ押しの情報がわかるものである。

 

それはいいんだけど、あまりに偏った情報や、世間一般のニュースとかけ離れていても困る。


「パーソナライズによる情報の分断化が厄介なのは、ユーザーが知らないうちに
勝手にパーソナライズされている点だ。 他人と自分でどのくらい見ている情報が異なるのか、知ることはできない。」

 

サービスの運営側が機械的に個別最適化した部分(アルゴリズミック・フィード)

公共性と偶然性と行動を重視するヤフー

まず、日本最大のニュースプラットフォームのYahoo!ニュース

その「公共性」の高さから、Yahoo!ニュースでは基本的にはこれまでパーソナライズを進めて来なかった。

「公共性」や「社会的関心」は人間でないとなかなか判断できないことから、編集部員が手動でトピックスを選んでいる。

一方、ポータルサイト・アプリである「Yahoo! JAPAN」はパーソナライズを強化しつつあり、トピックスの下にあるタイムラインは閲覧履歴や性別、年代などの属性をもとにパーソナライズされている。

個人の属性や嗜好に沿ってニュースを最適化する理由について
その人が好きなニュースを届けるだけではなく、セレンディピティ(偶然の発見)を重視している。

 

 

多様な視点を試行錯誤するスマートニュース

パーソナライズされたディスカバリー(発見)」を重視

パーソナライズを強化するほど分断のリスクは高まるが、スマートニュースでは社内で皆この問題意識を共有しているという

(インターネットによって人々の思考の分断化が進む現象を「フィルター・バブル」という)

 

NewsPicks「キーワードはAIとブロックチェーン」

ブロックチェーンの特徴は、主に以下の4点に絞ることができる。
・ 改ざんが非常に困難
・システムダウンが起きない
・取引の記録を消すことができない
・自律分散システム

ニュースの多様な見方を提供するために、コメント機能をつけ、専門家のコメントも見られるのがNewsPicksの大きな特徴

目指しているのは好奇心の拡張

 

 

こうして各ニュースアプリの現状を見ると、2011年頃に広がったパーソナライズはいったん縮小傾向になったものの、最近再び強化されつつある。しかし興味を狭める形ではなく、より広げる意味でパーソナライズしている背景には、フィルター・バブルへの問題意識が共通して存在する。

 

 

しかし、以上は2018年6月の記事なので、現在はどのようになっているのだろうか 

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グーグルの検索結果などにおいても、今後さらにパーソナライズが強化されていくのを避けることは難しく、ユーザーとしても、自分と他人では見ているニュースが異なることを意識した上で、情報収集をする必要があるだろう。