晴耕雨読

晴れた日には土いじり、雨の日にはパソコンとボタニカルアート

沖で待つ

2006-02-10 | 読書
絲山秋子氏の第13回芥川賞受賞作品「沖で待つ」、文芸春秋3月特別号
に掲載されたので早速読んでみた。

期待に違わず「太っちゃん」と「私」の関係がよい。
何しろ舞台が福岡、「井口さん」の実家が宗像、二人の信頼関係を物語る
キーワードがパソコンのHDD。この設定も好きねえ。(*^_^*)
短いのですぐ読めたけど、気持ちよい読後感でした。

キーワードといえば、「博士の愛した数式」も
それまで小川洋子さんを知らなかったのだけど、博士が
「数学者」で「タイガースファン」というので、
思わず買ってしまったわけです。

そういえば、好きな作家は女性が多いな。
学生時代にカトリーヌ・アルレーを片っ端から読んだのを始め、
高村薫・・・女性とは思えない(というのは失礼?)ほどの硬派の文章
      ただ、だんだん主人公の若い男の描き方が嫌になってきたけど。
宮部みゆき・・・初めて読んだのは、毎日新聞に掲載された「理由」
        以来、遡って発売されたものはすべて読んできた。
        宮部さんの少年の描き方は好き。

男性の作家はというと
やはり一押しは司馬遼太郎さんでしょう。
岡島二人もよく読んだ。(もう岡島二人としては執筆されないのでしょうか)
フレデリック・フォーサイス
マイケル・クライトン・・・・な~んだ男性の作家だって結構いるじゃん。



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