痴漢：高校生、ステッカーで被害ゼロに 缶バッジ製作考案
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電車内での痴漢被害に悩む高校２年の女子生徒（１７）＝東京都＝が、手製ステッカーで痴漢被害がなくなった体験を基に、痴漢抑止効果を狙った缶バッジを新たに作って配る「プロジェクト」を考案した。４日からインターネット上で、缶バッジのデザインと製作資金５０万円の募集を始めており、コンテストを経て来年１月に新デザインを発表する。希望者には１００個単位での販売も予定している。
生徒は入学直後から痴漢被害に遭い続けた。防犯ブザーも効果はなく、「やめてください」と言っても無視され、泣き寝入りしていた。一度、勇気を出して加害者の手をつかみ、警察に突き出した際、電車内や駅で「助けて」と叫んでも周囲が無関心だったため、「未然に防ぐことが大切」と痛感したという。
今春、「痴漢は犯罪です」と書いたステッカーをかばんに付けると、被害がゼロに。そこで、若い女性が持ちたくなる缶バッジの作製を決めた。痴漢抑止の啓発にもつなげる。
デザインは２４日まで「クラウドワークス」社のサイト（https://crowdworks.jp/public/jobs/428687)で、資金は来年２月１日まで専用サイト（https://faavo.jp/tokyo23/project/806)でそれぞれ募集中。寄付者は完成品を受け取れるほか、１２月２日のコンテスト前なら投票権を得られる。