松井秀喜氏、阪神・金本監督らが野球殿堂入り
2018年の野球殿堂入りが15日、東京・文京区の野球殿堂博物館で発表された。競技者表彰のプレーヤー表彰は巨人、米大リーグのヤンキースなどで活躍し、「ゴジラ」の愛称で親しまれた松井秀喜氏(43)と、広島、阪神で「鉄人」の異名を取った金本知憲・阪神監督(49)。
ともに候補者資格取得1年目での選出で、松井氏は14年に45歳4カ月で選ばれた野茂英雄氏(近鉄など)を抜き、史上最年少の43歳7カ月での殿堂入り。金本氏とともに候補になって1年目での選出は、ビクトル・スタルヒン(元巨人など)、王貞治(元巨人)、野茂、工藤公康(ソフトバンク監督)の各氏に続く史上5、6人目の快挙。しかも、史上10位の91・3%という高い得票率だった。
松井氏は自宅がある米国に滞在中のため、この日の通知式には出席できず、父・昌雄氏(75)が代わりに通知書を受け取った。巨人時代からの師匠である長嶋茂雄・巨人終身名誉監督からは、「松井君を1992年のドラフトで引き当てたとき、強い縁といいますか、運命のようなものを感じました。いつの日か指導者としてその手で次代の日本を背負える4番打者を育ててほしいと願っています。それが今の私にとって、大きな夢に一つです」との祝福のメッセージが寄せられた。
エキスパート表彰の原辰徳・前巨人監督(59)、特別表彰の故滝正男・元中京大監督を加え、殿堂入りは計201人となった。