卓球の全日本選手権最終日は21日、東京体育館で男女シングルスの準決勝と決勝があり、男子は中学2年生で14歳の張本智和(エリートアカデミー)が史上初の10度目の優勝を目指した水谷隼(木下グループ)を4―2で破り、男女を通じて初の中学生王者に輝いた。

 張本は第1ゲームから、得意のバックを軸に、フォアでも打ち合いを展開。得点を決めると代名詞の叫び声をあげ、試合の主導権を握り続けた。第4ゲームは立ち上がりから5連続得点するなど、11―2で奪った。第6ゲームを11―5で取って優勝が決まると、ベンチにいる父に駆け寄り、抱き合った。