カルシウムはほうれん草の3倍。小松菜パワーで冬を元気に過ごそう
今日のような天候の変化によって、想像以上に体には負担がかかるもの。そこで、免疫力アップが期待でき、体調管理の助っ人ともいえる「小松菜」をご紹介しましょう。小松菜は昔から「霜をかぶってから食え」と言われているように霜が降りる時季においしさが増します。ぜひ旬の小松菜を食して、風邪やインフルエンザに負けない体を作りましょう。
霜にあたると甘みが増しておいしくなる
実はスゴイ! 小松菜の栄養価
見た目も栄養価もほうれん草に似ている(写真はほうれん草)
◎骨や歯を丈夫に保つ
カルシウムの含有量が豊富。また、骨の結成に必要なビタミンKも含まれており、骨や歯を丈夫に保つ効果にすぐれています。骨粗しょう症の予防にも期待が持てます。
◎イライラ対策
イライラしていると「カルシウム不足では?」といわれるのは、カルシウムに神経伝達を正常に保ち、緊張や興奮を静める働きがあるといわれているから。小松菜を食べてカルシウムを補給することで、ストレスを和らげ気持ちを落ち着かせる効果に期待が持てます。
◎貧血防止
鉄分が豊富なうえ、体内吸収率を高めるビタミンCもたっぷり含まれています。貧血の予防・解消に期待が持てます。
◎高血圧予防
体内のナトリウム濃度を調整するカリウムが豊富に含まれており、むくみや高血圧の改善に期待が持てます。
◎免疫力アップ
βカロチンが豊富。βカロチンは体内でビタミンAに変換され、粘膜を保護しウイルスの侵入を防ぐ働きがあるといわれています。免疫力の低下を防ぎ、風邪などの感染症予防にも効果が期待できます。
◎美肌効果
βカロチンのほか、ビタミンCやビタミンEが多く含まれています。コラーゲンの主成分となるプロリンも豊富で、高い美肌効果が期待できます。
栄養をしっかり吸収する小松菜の上手な食べ方
じゃこや油揚げと一緒に食べるとカルシウムの吸収率がUPする
◎加熱時間は短く
熱に弱い栄養素を損なわないように生、さっとゆでる・炒めるなど、加熱時間を短くすることを心がけましょう。
◎油と一緒に摂る
小松菜に含まれるβカロチンは油に溶ける脂溶性のビタミン。油でソテーしたり、ドレッシングをかけると吸収率が高まります。
◎タンパク質と一緒に摂る
肉類や魚介類、豆類や大豆加工品、乳製品などと一緒に摂るとカルシウムの体内吸収率が高まります。
―― 下ゆで不要で気軽に使える小松菜。シャキッとした歯触りを残して調理するのがおすすめです。