エンゼルス・大谷、5打席目に値千金同点押し出し四球…直前のトラウトが2死一、二塁で異例の申告敬遠で球場騒然
◆エンゼルス―アスレチックス(5日、アナハイム・エンゼルスタジアム)
エンゼルス・大谷翔平投手(24)が5日(日本時間6日)、本拠地でのアスレチックス戦に2試合連続「3番・指名打者」で先発。1点を追う8回2死満塁の5打席目は、押し出しの四球を選んだ。
異例のシーンだった。1点を追う8回2死一、二塁。アスレチックスベンチはトラウトに対して申告敬遠を選択した。一塁が空いていない場面であえてランナーを進めてまでもして大谷との勝負。投手も左腕のバクターをあててきた。屈辱とも言えるシーンで大谷は、フルカウントから外角低めの直球を冷静に見送った。
1打席目こそ空振り三振に倒れた大谷だが、2打席目には打球速度は112マイル(約180・2キロ)の強烈な打球をはじき返して右前安打。2点を追う4回2死一、二塁の3打席目にはセンターへ一時逆転となる5号3ランをたたき込んだ。今季初となる2試合連続弾は飛距離400フィート(約121・9メートル)、打球速度104マイル(約167・4キロ)の一打。一時は6点あった点差を逆転した。だが、8回に再び逆転を許していた。