大谷「母校に」先輩菊池からの本塁打球/一問一答
<エンゼルス12-3マリナーズ>◇8日(日本時間9日)◇エンゼルスタジアム
エンゼルス大谷翔平投手(24)が、5打数3安打2打点でチームの大勝に貢献した。岩手・花巻東の先輩後輩対決では3打席の対戦で6号ソロを含む3打数2安打1本塁打。菊池から大谷が本塁打を放つのは、日本時代の対戦も含めて初で、メジャーでの初対決は大谷の完勝となった。試合後の大谷の主な一問一答は以下の通り。
-ラステラ、トラウトと2者連続本塁打の後。球場の雰囲気やどよめきがあったが、気持ち的にはどうだったか
大谷 打ちやすいとか打ちにくいとかは特にはないんですけど、会場は盛り上がっているので、そういう意味では、良い結果に転ぶ方の確率が高くなるんじゃないかなと思ってます。
-打った感触は
大谷 入るか入らないかは分からなかったですけど1打席目より、2打席目、3打席目、重ねる方がやっぱり、タイミング的にもよくとれていたので、そこは今後にもっとつながるかなと思います。
-2者連続本塁打だったからこそ、初球から振りにいくという考えはあったか
大谷 それはないですね。どの打席も、基本的にどのカウントでも、打てる球をしっかり打ちたいなと思っている。良い雰囲気になったという意味では、初球に甘い球が来るというのは必然的なものはあるかなと思います。
-中学の時から見てきた菊池投手から打ったことについて、何か感慨深いものはあるか
大谷 (日本の)プロでも何回かやっているので、やっぱりプロで初めての方が、そういう気持ちはあったと思いますけど。メジャーリーグでっていうのもやっぱり、これも特別なものではあるので、気持ち的には楽しみだったかなと思います。
-そういう選手から初めて本塁打を打てたのは
大谷 僕よりもやっぱり、監督やコーチの方がやっぱり、楽しみにしている部分もあったのかなとは思うので、ホームラン打った、打たないとか、抑えられた、抑えられなかったというところではなくて、この舞台で対戦することができたということがすごく大きいかなと思います。
-2人ともアメリカでやりたいという夢がかなった。特別な思いは
大谷 楽しみではあったかなと思いますし、岩手県で野球やっている子供たちも、まあ楽しみに見てくれていたりかもしれないので、そういう意味ではすごく良かったと思います。
-回収されたホームランボールはどうするか
大谷 一応、母校にあげたいなと。監督もそうですし。
-2打席目も初球のカーブだったが、それが3打席目の本塁打に生きた部分は
大谷 ありますね。ボールの球をファーストゴロだったんですけど、そこもやっぱりヒット欲しいところでしたし、しっかり得点したいところだったので、その中で軌道を確認できたっていうのは良かったかなと思います。
-カーブをあの方向(左中間)に持っていく技術に関しては
大谷 人それぞれバットの軌道も違いますし。どこに飛ぶか、どこに上げやすいかっていうのも違うと思うので、割と良い方向に飛んでいる傾向にあるのかなと思います