料理の素材を科学する!ってほどでもないけれど

食材や料理についてまとめてみました。
クイズや脳トレもありますよ。

醢(ししびしお)

2022年04月22日 | グルメ
【4月23日は何の日】
1564年 シェイクスピア、生まれる
1616年 シェイクスピア、亡くなる

【前の答】トリガイ
Q1,ボクの養殖のさきがけとなったのはどこでしょうか?
    a,佐賀  b,京都  c,愛知  d,千葉
     →b,

Q2,都道府県の夏の魚介類に指定しているのはどこでしょうか?
    a,佐賀  b,京都  c,愛知  d,千葉
     →b,

Q3,ボクなどの二枚貝の持っている働きは何でしょうか?
    a,プランクトン増殖作用  b,水質浄化作用  c,砂浜浄化作用  d,空気清浄作用
     →b,二枚貝1つで1時間につき1リットルの水質浄化作用があると言われています。


【脳トレの答】ココア


【今日の話】
ボクは、魚介類の身や内臓を塩漬けにして
素材自体が持っている酵素や微生物によって発酵させた保存食です。
特に魚介類の内臓でつくったものには微生物によって作り出す酵素が豊富です。
よく食されるのはイカ、タコ、カツオなどでしょうか。
ボクは微生物による発酵で旨味が増すだけでなく、
旨味のもとであるアミノ酸が多くなって生とはひと味違った旨味や風味が増すんです。
また、内臓なども一緒に漬け込んで発酵をさせるために
栄養価が非常に高いことも特徴なんです。
材料にもよりますが、ビタミンA、アミノ酸、亜鉛、鉄などを多く含むんですよ。
ボクの歴史は古く、日本では昔から保存食として親しまれてきました。
古くは飛鳥時代に地方から税として藤原京に納められた品物の荷札に、
鮒醢(ししびしお)がありました。
これはフナから作られたボクを意味するもので、
これが日本におけるボクの記録上の初出であるといわれています。
時代が下って、平安時代になると、
『今昔物語』の「藤原為盛の悪だくみ」に鰺のボクが登場するんですよ。
これを読むと、藤原為盛の最終官位は従四位下なので中級貴族といえ、
そのランクの貴族でもあたりまえに食べていたことがわかりますよね。
(内容は読まない方が無難だと思います・・・。)
ボクは栄養価が非常に高いのですが、
保存食としての役割から原料に15%程度の塩分を加えて10日程度熟成させてつくるため、
塩分が5%程度と多いことも事実です。
食べ過ぎには気をつける必要がありますね。

Q1,カツオの内臓を塩などに漬け込んで熟成させたものを何と言いますか?
    a,うるか  b,がん漬  c,酒盗  d,ひしこ

Q2,イカのボクにイカ墨を混ぜた黒作りが特産品なのはどこでしょうか?
    a,鹿児島  b,高知  c,富山  d,宮城

Q3,ボクをカラスと呼ぶのはどこでしょうか?
    a,沖縄  b,長崎  c,石川  d,岩手

Q4,日本三大珍味の一つにも数えられる、ナマコの内臓から作るボクを何というでしょうか?
    a,うるか  b,からすみ  c,このわた  d,酒盗


【今日のひと言】成功するために大切なのは、どれだけ高く目標を定めるかにかかっている

【今日の脳トレ】
コメント (2)
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