私の身近な地域なので、
「どこから描いたのだろう?」という好奇心から何年も探しました。
といっても、そんなにず~っと探していたわけではないですけれどね。
旧甲州街道だろうと見当をつけてはいました。
近くに勤務した時は、
行き帰りにわざわざ通って探したものです。
あらためて行ってきました。
あいにく富士山は見えませんでしたが、
実は富士山は絵のようには見えません。
しかし、ビジュアル的に「ここかな」と思った所が荻野の一里塚です。
山に登る道もありますしね。
絵のように見えるところがここ。
でも、犬目ではないんですよね。
また、この方向に道がないんです。
そこが弱いところです。
牽強付会に「大月の書き間違い!」なんて言えませんしね。
場所を探すのがちょっと楽しみな私でした。
それはさておき、「甲州犬目峠」、楽しんで下さい。
あっ、本題の食について書き忘れるところでした。
あぶない、あぶない。
犬目宿のある上野原は、
以前書いた「せいだのたまじ」で知られていますが、
酒まんじゅうでも知られています。
郡内織(甲斐絹)を買い集めに来た江戸の商人に好まれ、
買い求める行列ができた程だったと言います。
では、「甲州犬目峠」をどうぞ。
「どこから描いたのだろう?」という好奇心から何年も探しました。
といっても、そんなにず~っと探していたわけではないですけれどね。
旧甲州街道だろうと見当をつけてはいました。
近くに勤務した時は、
行き帰りにわざわざ通って探したものです。
あらためて行ってきました。
あいにく富士山は見えませんでしたが、
実は富士山は絵のようには見えません。
しかし、ビジュアル的に「ここかな」と思った所が荻野の一里塚です。
山に登る道もありますしね。
絵のように見えるところがここ。
でも、犬目ではないんですよね。
また、この方向に道がないんです。
そこが弱いところです。
牽強付会に「大月の書き間違い!」なんて言えませんしね。
場所を探すのがちょっと楽しみな私でした。
それはさておき、「甲州犬目峠」、楽しんで下さい。
あっ、本題の食について書き忘れるところでした。
あぶない、あぶない。
犬目宿のある上野原は、
以前書いた「せいだのたまじ」で知られていますが、
酒まんじゅうでも知られています。
郡内織(甲斐絹)を買い集めに来た江戸の商人に好まれ、
買い求める行列ができた程だったと言います。
では、「甲州犬目峠」をどうぞ。
今回の記事は、とても興味深く読ませていただきました。ありがとうございます。
甲州犬目峠を北斎が描いた場所を探すなんて、歴史のロマンを感じます。
1枚目の写真の山の様子は、浮世絵の山とよく似ていますね。
2枚目の写真は、構図がそっくりですね。
旧甲州街道、荻野の一里塚やその近辺を散策してみたくなりました。
そして、ぜひ上野原の酒饅頭を食べたいと思います。
以前いただいて、とてもおいしかったので!
たくさん食べました。
いろいろ種類があるので、
たくさんの種類を食べてもらえたら嬉しいです。
こんな内容の劇もつくりました。
懐かしいので、のせてみます。
そうそう、上野原はいもも名物だったよ。
上野原は過ぎちまったけど、まだ食べられるかのう?
いもが名物って、どんな田舎だい。
このあたりは、いもしか採れんのかい?
ほんとに、イモばかりじゃのう。
何言ってるんだい、この罰あたりが。
このあたりじゃ、サツマイモを伝えた青木昆陽より、中井清太夫(なかいせいたゆう)様なんじゃよ。
安永3年(1774)から甲斐の国の代官として赴任した中井清太夫が幕府の許しを得て九州からじゃがいもを取り寄せ、種イモを配布したこととで、甲斐の国一円にじゃがいもが広がったといわれています。今でも中井清太夫の功(こう)績(せき)からじゃがいものことを「清太夫芋」、「清太芋」と呼ぶ地域もあります。
天保の大飢饉の時も、このあたりの死者が少なかったのはせいだイモのおかげなんじゃ。
世に言う天保の大飢饉は、1831年から1836年まで続いた江戸時代最大の飢饉です。人々は、木の皮をはいで食べ、壁土に練り込んであったワラを味噌汁の材料にするほど食べるものがない状況で、東北地方では一か村全員が餓(が)死(し)した所もあったほどの大飢饉でした。
小さなイモも大切にするためにつくられたのが「せいだのたまじ」、ほら、これがそうじゃ。
まず、じゃがいもの皮を剥かずに使うので、よ~く皮を洗うんじゃ。そして、油で炒めるのじゃから、表面の水分をしっかり拭き取ってな。鍋に油をしいて熱し、じゃがいもを入れて全体に油がしっかり回るように炒めるんじゃ。
じゃがいもが隠れるくらいヒタヒタに水を入れ、味噌、砂糖も入れるんじゃ。水分が半分になるまでフタをして、中弱火で三〜四十分炊くんじゃよ。
水分が半分くらいになったら強火にし、ヘラで大きく混ぜながら水分を一気に飛ばすのがポイントじゃ。味噌を煮(に)からめて一晩寝かせたら、味がしみてGoodな出来あがりじゃ。そう大神田志保先生の注意があったぞ。そうそう、水を入れる時に、ジャーッと油が跳ねるので、ヤケドに気をつけて、ともおっしゃってたな。美味(おい)そうな臭いがするぞ。ど~れ、食べてみるとするか(口に入れてムシャムシャしながら)うん、与太さん、意外とうまいぞ!
どれどれ、ほんとうだ、うまい、うまい!
江戸では食べたことのない味付けだ。
権ちゃん、江戸に帰ったら、せいだのたまじと酒まんじゅうの店を出そうか。
おお、それはいい考えだ。売れるぞ~。
ときに、お女中、せいだのたまじ、二人分でいくらだい?
お一人様3文なので、6文でございます。
じゃあ、俺が払おう。
いいのかい、ごちになろうじゃないか。
ほら、払うから手を出しとくれ。
とっても美味しかったなあ
それ、一つ二つ三つ、
今、何どきだい?
五つでございます
六つ。
じゃあ、ごっそうさん、とっても美味しかったよ。
いくぞ、与太郎
ありがとうございました。
よくしゃべりやがったなぁ。
たしかに上手かったけど、
支払う時にまでお世辞まで言わなくてもいいだろ。
それにしても、変なところで時刻を聞きやがったな?
あれじゃあ間違えちまうじゃねぇか。
やっぱりおまえは人がいいな。
まだ、気がつかないのかい。
何がだい?
なぜ途中で時刻を聞いたかだよ。
気になったからだろ
そんなわけないだろ
指を折って考えてみろよ、わかるから
(指を折りながら)一つ二つ三つ、今、何どきだい?
六つ・・・あれ?
四つ、五つをすっとばしている・・・じゃん。
う~ん、権ちゃん、うまいことやったなあ。
次の店で、俺もやってみようっと。
いらっしゃいませ~
おいしいじゃがいもだよ~
江戸では食べられないよ~
おぅ、ひとつくんねぇ
(はふはふしながら)うまいねぇ、お姉さんが作ったのかい?与太郎はお世辞を言いながら、タイミングを計っている。美味(おい)しすぎて、あっという間に食い切っちまったよ。
いくらだい?3文でごぜえますだ
ほら、払うから手を出しとくれ。
とっても美味しかったなあ
それ、一つ二つ三つ、
今、何どきだい?
五つでごぜえます
あれ?うまくいかねぇ。
どうして、俺の時だけうまくいかないんだ?
(そう言い、首をひねりながら歩き出す)
いろいろありましたが、鶴川の宿を過ぎて、大椚)に入りました。ここを下ると、かつて海の底だった名残の地層が地表に出ている、日本でもと~っても珍しくもなんともない、どこにでもある、普通に貝の化石の出る八沢があります
なんていう台本をつくりました。
笑ってもらえたら嬉しいです。
上野原の歴史や名物、地名などが楽しい会話で繰り広げられていて、
落語の面白さも織り込まれて、興味深く読ませていただきました。
地名など、知らなかったことを調べてみたくなりました。
酒まんじゅうはいろんな種類があると知って、それも楽しみになりました。いつ行けるかな…と考えています。
ぜひ、酒まんじゅうを!!