2020年度<合格体験記>(67)(英語)
●英語(第2次口述試験専用メルマガ特別会員、教材利用者)
①受験の動機
・仕事柄、海外の人々と協業して事業を創出しているが、海外との関わりが多くなればなるほど、改めて自分が日本のことを知らない事に問題意識を持っていたが、同時に海外パートナーが来日する度にアテンドに腐心しているため、勉強を始めた。
・また、海外の人と話していると、自分が思った以上に日本に関心を持っているが、日本には海外には知られていない良い点がまだまだたくさんあり、それを伝えたいと思い通訳案内士を志した。
②第1次試験対策
<英語>(免除)
<日本地理>(免除)
<日本歴史>(不明)
昨年はトリッキーな歴史の出題に苦杯を舐めた為、本腰を入れて勉強した。
対処療法的な勉強方法ではダメだと思い、山川の詳説日本史Bを読み直したが、当然ながら学生時代と内容が異なっており、大いなる発見が多く、単なる受験勉強ではなく、現代を生きる日本人として見識を改めることができた。
教科書を読むと同時に同じ山川の詳説日本史図録を使用したが、写真、図版が多く、具体的知識を身に着けることができた。ガイドとしても必携の書物だと考える。
<一般常識>(不明)
一般常識は確たる勉強方法を見出していなかったため、練習問題を数多くこなすことで対応した。その中でも語研の一般常識直前対策問題集を一冊こなすことで試験に慣れた感じがする。
<通訳案内の実務>(不明)
<観光庁研修テキスト>を勉強すれば対応可能と考える。
<観光庁研修テキスト>
http://hello.ac/kankouchou.kenshuu.siryou.comment.pdf
③第2次試験対策
(1)全般
・常に実践的に考え、実際の試験を想定した勉強/準備を行った。
・単に試験対策というよりも、ガイドになった場合どの様に対応するかという視点で勉強を行い,自分の言葉で文章を作成しノートを作成したが、これは今後ガイドになってからも常に拠り所となると思う。
・目先の小手先の受験勉強ではなく、ガイドとして、異文化間コミュニケーションを橋渡しする民間外交官としてどうあるべきか、という視点で深い勉強をされることをお勧めする。
(2)勉強範囲
・何が出題されるかを予測することは困難であるので、可能な限り広範囲の分野・トピックを広く浅く勉強し、その中で出題可能性が高いと思われる分野を深堀し、自分の得意分野とすべく勉強しプレゼンできるように自分で言葉で英文を作成しノートを積み上げていった。
・参考書としてはハローの教材の他、「日本の観光名所100選」「日本事情2020」「英語で伝える日本の文化・観光・世界遺産」「英語で紹介する日本事典」を使用して、自分の文章を作文した。
(3)プレゼン
・短時間で英語で明確に相手に意思を伝えることが重要である。実際、試験では考えている時間はないし、ステージフライトもあるので、簡単な単語の文章を口から英語がついて出るように脳に覚えさせることが必要でありその為には自分の英語で文章を作成する必要がある。難しい単語は使用せず、自分の英語で作文して覚えていった。
・前出の参考書の英語は難しい単語が多く、こなれていないものが多い。ネイティブでも使用しないような単語が使用されており、とても現場では使用しないような文章が多かったのが難点である。この点は、日本の通訳案内士のレベル向上には今後の課題と考える。
・声の大きさ、抑揚、トーンは大切であり、常に大きな声で英語を話す練習を行った。
・アドリブ対応:実際のガイドでもそうだが、自分の知らない事や、想定外の場面に遭遇することが多い。慌てずに対応できるように、いろいろなネタを仕込んで置くことが肝要。日ごろから、「これは英語で何というのかな?」「こんな時は英語で何というのかな?」という問題意識を持って勉強するのが必要と思われる。
・結果的には自分が周到に準備したテーマは自分にはまったく当たらなかったが積み重ねた知識を総動員して、アドリブでその場をしのいだ。(なお、時事、トレンドのテーマは4問も予測が当たりました!)
(4)その他
・小生が遭遇した試験官は、50代の生真面目で固い印象に日本人男性と20代と思しきインド系アメリカ人であった。
・ネイティブは若く、視線を合わせながらこちらの話を聞いてくれて雰囲気がとてもよかった。
・プレゼンは3問とも知らないテーマであったが、「オンライン飲み会」をすぐさま選択した。ホットなテーマであったので、これを選択した方は多いと思われる。
●プレゼンのテーマ
①敷金礼金
②リモート飲み会(←これを選択しました)
③刺身のつま
●私のプレゼン
コロナで人々のコミュニケーションが制限される中、リモート飲み会を行うことが広がっている。リアルな飲み会と異なり制約があるが、目下の環境の中で補助手段として有効である。
(プレゼンの後の試験官との質疑応答)
(試験官)COVD19はいつ頃収束すると考えるか? いつ頃元の飲み会ができそうか?
(私の回答)完全に収束するのには2-3年かかると思われる。それまでは、いろいろと制約がある中で行われなければならないと思う。
●外国語訳の日本文(日本刀)
日本刀は、専門の技術を持った職人によって作られるものであり、有形文化財として登録されることもあります。刀は武士の魂とされ、江戸時代までは武家社会の象徴でした。現在では、芸術品として日本国内だけではなく世界の人からも人気が高いです。
(外国語訳の後の試験官との質疑応答)
(試験官)日本刀を日本から持ち出すにあたって、税金等追加の支払いの必要はあるか?
(私の回答)日本には無いが、持ち込む国によっては課税される場合があるかもしれない。いずれにしろ事前に確認する必要がある。母国の関税をwebで確認しましょう。
(2次試験対策には下記を利用しました)
2019年度<2次レポート>
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/c/b88dd854387bfa75973897a14d90cc96
2019年度<合格体験記>
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/c/d2e9b68127296944b432b66bd632f87e
「日本的事象英文説明300選」
https://www.amazon.co.jp/dp/4938174340/
「日本的事象英文説明300選」<鉄板厳選128題>
http://www.hello.ac/teppan128.pdf
<プレゼンテーション・外国語訳>質疑応答予想問題60題
http://www.hello.ac/yosou60dai.pdf
「通訳案内の現場で必要とされるトラブル対応方法」
http://hello.ac/troubleshooting.pdf
「英語で紹介する日本事典」(ナツメ社)からの出題実績
http://www.hello.ac/nihonjiten.pd
「英語で紹介する日本事典」(ナツメ社)からの出題予想
http://www.hello.ac/nihonjiten.seppuku.pdf
「英語で説明する日本の文化」(語研)からの出題実績
http://www.hello.ac/nihonjiten.pdf
「英語で説明する日本の文化」(語研)からの出題予想
http://www.hello.ac/nihonnobunka.seppuku.pdf
「英語で説明する観光名所100選」(語研)からの出題実績
http://www.hello.ac/meisho.100sen.pdf
「英語で説明する観光名所100選」(語研)からの出題予想
http://www.hello.ac/meisho.seppuku.pdf
http://www.hello.ac/nihonjiten.pd
「英語で紹介する日本事典」(ナツメ社)からの出題予想
http://www.hello.ac/nihonjiten.seppuku.pdf
「英語で説明する日本の文化」(語研)からの出題実績
http://www.hello.ac/nihonjiten.pdf
「英語で説明する日本の文化」(語研)からの出題予想
http://www.hello.ac/nihonnobunka.seppuku.pdf
「英語で説明する観光名所100選」(語研)からの出題実績
http://www.hello.ac/meisho.100sen.pdf
「英語で説明する観光名所100選」(語研)からの出題予想
http://www.hello.ac/meisho.seppuku.pdf
(ご参考)第2次口述試験受験対策専用メルマガのバックナンバー
https://e7.wingmailer.com/wingmailer/backnumber.cgi?id=E660
https://e7.wingmailer.com/wingmailer/backnumber.cgi?id=E660
⑤第2次口述試験受験対策専用メルマガについて
色々な予備校があるようだが、時間的にも内容的にも制約があったため、参加しなかった。独学で勉強方法に自信が持てなかったが、専用メルマガを読むことで、やり方もわかってきたし、自信が持てるようになった。
なんといっても植山先生の叱咤激励がなによりも励みになった。この場を借りて改めて御礼申し上げたい。
⑥今後の抱負
試験合格は喜ばしいものの、通過点にひとつに過ぎず、これからが本番である。今まで得た知識をさらにアップデートするとともに、実践でたたき上げて、真の民間外交官となれるよう研鑽を積んでいきたい。
以上