GENさんの陸上ワールド

柳原 元の公式ブログ。WA世界陸連公認代理人。海外サポートしているクライアント選手、チームの活躍ぶりなどを綴ります。

2022年10月 米シカゴ・マラソン その5(最終回)

2022-10-26 14:55:07 | 日 記
コロナ禍の蔭もすっかり薄くなり多くのランナーと大声援を送る観衆で埋め尽くされたシカゴ・マラソン。
日本人エリート選手に同行した今回。もう一つ印象に残る出来事がありました。


今回アフリカ勢以外では最高の6位に入った細谷恭平選手(黒崎播磨)と共にレース終盤まで競り合いを演じたアメリカのコンナー・マンツ選手(写真・先頭の選手)。細谷選手につづく第7位に入ったマンツ選手。今回が初マラソンながら2時間08分16秒の記録をマーク。この記録は初マラソンの全米歴代2位。しかもたびたび集団を積極的に引っ張る場面も。今季はトラックでも活躍したマンツ選手。6月全米選手権5000mで惜しくもオレゴン世界陸上代表の座を逃すも13分11秒81の自己ベストで4位(米国は参加標準突破13分13秒50突破+全米3自動的に代表入り)。10000mでも今季27分25秒23(3月The TEN)をマーク。両種目で世陸参加標準記録をクリア。その彼が今回マラソンでも活躍。まだ25歳のマンツ選手。今後は米マラソン界のエース・ゲレン・ラップ選手に代わる存在になりそうな予感です。
マンツ選手の競技実績(WA世界陸連サイトより)


レース後、マンツ選手の代理人やマスコミ記者から私に「マンツ選手がぜひ細谷選手と会って、良いレースができたとお礼を言いたい」と。その後、帰国直前にマンツ選手と会うことができ両選手は互いの健闘をたたえ合っていました。またひとつ海外の地でスポーツマンシップ溢れる素晴らしい光景に触れることができた今回のシカゴ遠征でした。


📷インプレスランニング

柳原 元のTwitter
柳原 元のInstagram


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。