7月世界陸上(米・ユージーン)の代表選考を兼ねた日本陸上競技選手権が先週9日から4日間、大阪で開催されました。
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今年も多くのクライアント選手が出場。
初日男子5000mでは遠藤日向選手(住友電工)が2年連続優勝。
先月世界陸上参加標準記録(13分13秒50)を既に突破しており、今回優勝をもって世陸日本代表に正式に選ばれました。2位には東京オリンピック代表で過去2回日本選手権を制している松枝博輝選手(富士通)。3位の清水歓太選手(SUBARU)含め、時期は違えど米オレゴン州に拠点を置くプロチーム・バウワーマントラッククラブ(BTC)で過去トレーニングを積んだ3選手が上位を独占しました。写真前が松枝選手と遠藤選手。
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2018年5月米カリフォルニア州マンモスレイク合宿にて。
この年に渡米。BTCでトレーニングを積んだ松枝選手(右から2人目)と遠藤選手(同4人目)。世界トップレベルのプロ集団と聞き、さぞかし強烈な個性がぶつかり合う選手の集団かと思いきや、常に和気あいあい仲良く、笑いが絶えないアットホームな雰囲気のチーム。一株の不安を抱えつつも日本から来た二人をBTCメンバーは快く受け入れてくれました。
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そのBTCを率いるヘッドコーチのジェリー・シューマッカー氏(黒のキャップ)。
世界の陸上長距離界で最も成功を収めているコーチの一人。科学的なトレーニングを嫌い長年積み上げてきた自身の経験と勘を駆使する独特の指導法で多くのアスリートを魅了。ワールドクラスの選手を数多く育成してきました。
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日本では常に世代トップの位置にいた遠藤選手でしたが、若干19歳で渡米した彼にとってここでの練習はやはりハードなもの。渡米してから2年以上の間、脚を痛めたり、試合で思うような結果が出なかったり。また日米の生活環境の違いに悩み苦しんだ時期もある中迎えた2020年冬の室内トラックシーズン。この頃からレースでも良い結果(3000mで世界室内参加標準記録突破を含む)が続けて出るようになってきました。が、そんな矢先に起こったコロナッパンデミック。長期の渡米中断、相次ぐ試合の中止や延期に見舞われたものの、その中で日本でもBTC流トレーニングをぶれることなく黙々と続けてきた遠藤選手。昨年も怪我の影響で十分な練習が積めずオリンピック出場には届きませんでしたが、今年に入り大きな成長を遂げました。
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多くの苦労、挫折を乗り越え世界陸上代表の座を手中に収めた遠藤選手。来月には慣れ親しんだオレゴンの地、そして世界陸上のステージでBTCメンバーとの再会を果たします。
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2022日本陸上選手権
男子5000m結果
1位 遠藤 日向(住友電工) 13分22秒13
2位 松枝 博輝(富士通) 13分30秒15
3位 清水 歓太(SUBARU) 13分31秒50
全結果はこちら。
📷インプレスランニング
柳原 元のTwitter
柳原 元のInstagram
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今年も多くのクライアント選手が出場。
初日男子5000mでは遠藤日向選手(住友電工)が2年連続優勝。
先月世界陸上参加標準記録(13分13秒50)を既に突破しており、今回優勝をもって世陸日本代表に正式に選ばれました。2位には東京オリンピック代表で過去2回日本選手権を制している松枝博輝選手(富士通)。3位の清水歓太選手(SUBARU)含め、時期は違えど米オレゴン州に拠点を置くプロチーム・バウワーマントラッククラブ(BTC)で過去トレーニングを積んだ3選手が上位を独占しました。写真前が松枝選手と遠藤選手。
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2018年5月米カリフォルニア州マンモスレイク合宿にて。
この年に渡米。BTCでトレーニングを積んだ松枝選手(右から2人目)と遠藤選手(同4人目)。世界トップレベルのプロ集団と聞き、さぞかし強烈な個性がぶつかり合う選手の集団かと思いきや、常に和気あいあい仲良く、笑いが絶えないアットホームな雰囲気のチーム。一株の不安を抱えつつも日本から来た二人をBTCメンバーは快く受け入れてくれました。
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そのBTCを率いるヘッドコーチのジェリー・シューマッカー氏(黒のキャップ)。
世界の陸上長距離界で最も成功を収めているコーチの一人。科学的なトレーニングを嫌い長年積み上げてきた自身の経験と勘を駆使する独特の指導法で多くのアスリートを魅了。ワールドクラスの選手を数多く育成してきました。
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日本では常に世代トップの位置にいた遠藤選手でしたが、若干19歳で渡米した彼にとってここでの練習はやはりハードなもの。渡米してから2年以上の間、脚を痛めたり、試合で思うような結果が出なかったり。また日米の生活環境の違いに悩み苦しんだ時期もある中迎えた2020年冬の室内トラックシーズン。この頃からレースでも良い結果(3000mで世界室内参加標準記録突破を含む)が続けて出るようになってきました。が、そんな矢先に起こったコロナッパンデミック。長期の渡米中断、相次ぐ試合の中止や延期に見舞われたものの、その中で日本でもBTC流トレーニングをぶれることなく黙々と続けてきた遠藤選手。昨年も怪我の影響で十分な練習が積めずオリンピック出場には届きませんでしたが、今年に入り大きな成長を遂げました。
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多くの苦労、挫折を乗り越え世界陸上代表の座を手中に収めた遠藤選手。来月には慣れ親しんだオレゴンの地、そして世界陸上のステージでBTCメンバーとの再会を果たします。
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2022日本陸上選手権
男子5000m結果
1位 遠藤 日向(住友電工) 13分22秒13
2位 松枝 博輝(富士通) 13分30秒15
3位 清水 歓太(SUBARU) 13分31秒50
全結果はこちら。
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