９月２日開催のダイヤモンドリーグ・中国・厦門（アモイ）大会。
５月から９月迄世界各地を転戦。年間全１４試合で構成されるダイヤモンドリーグ。五輪、世界陸上を除き最高レベルのシリーズ大会。その１２戦目でもある厦門大会に走り幅飛び・秦澄美鈴選手（シバタ工業）が出場、現地サポートさせて頂きました。
ただ今大会は試合当日までに色々ありました。
まず大会参加OKの回答を主催者からもらったのがアジア選手権後の７月中旬過ぎ。ただ現在日本人の中国渡航にはビザ取得が必要。その取得には最低でも約２ヶ月はかかるとのこと。しかも８月１０日から約１０日間は世界陸上（ハンガリー）で日本不在。ビザ申請後、最低数日間は中国領事館にパスポートを預けなければならず、それを考慮すると厦門大会迄のビザ取得は極めて困難。一時は諦めかけましたが、秦選手の参加への強い意向もあり、そこからビザ取得業務に着手。主催者と連携して日本の中国領事館に幾度となく強力プッシュ。その結果、奇跡的に日本出国日のＡＭにビザ取得完了。一方、出発日近くになり２つの台風が同時に厦門に接近。一時はフライトの遅延や欠航も心配されましたが、なんとか無事に中国へ飛び立つことができました。
そして現地入り後ほっとしたのもつかの間、今度は試合前日夕方のテクニカルミーティングで主催者スタッフのひとりから「秦選手の持参したスパイクピンの形状が大会規定に違反、使用不可」と言われ、その連絡が現地帯同スタッフからアメリカにいる私の所にはいりびっくり仰天！試合まで既に２４時間を切っている中、あれこれ対応を図り、主催者にも抗議。なんとか翌日の試合時迄に解決（結果的には規定違反ではなかった）、無事当初のピンで試合を迎えることに。。（この騒動については次回詳しく書きます）。
そんなこんなで迎えた試合でしたが、結果は本来の力を発揮しきれず１０位（自己ベストは参加選手中６番目）。秦選手の憧れの舞台でもあったDL大会でしたが、ほろ苦いデビュー戦に。。。ただこれも真のワールドクラスジャンパーになる為の成長の一過程。そして秦選手はDL大会に出場した初の日本人女子跳躍選手。その大きな歴史の扉を開いた秦選手、世界への本格的な挑戦はまだはじまったばかりです。
📷インプレスランニング
柳原 元のTwitter
柳原 元のInstagram
５月から９月迄世界各地を転戦。年間全１４試合で構成されるダイヤモンドリーグ。五輪、世界陸上を除き最高レベルのシリーズ大会。その１２戦目でもある厦門大会に走り幅飛び・秦澄美鈴選手（シバタ工業）が出場、現地サポートさせて頂きました。
ただ今大会は試合当日までに色々ありました。
まず大会参加OKの回答を主催者からもらったのがアジア選手権後の７月中旬過ぎ。ただ現在日本人の中国渡航にはビザ取得が必要。その取得には最低でも約２ヶ月はかかるとのこと。しかも８月１０日から約１０日間は世界陸上（ハンガリー）で日本不在。ビザ申請後、最低数日間は中国領事館にパスポートを預けなければならず、それを考慮すると厦門大会迄のビザ取得は極めて困難。一時は諦めかけましたが、秦選手の参加への強い意向もあり、そこからビザ取得業務に着手。主催者と連携して日本の中国領事館に幾度となく強力プッシュ。その結果、奇跡的に日本出国日のＡＭにビザ取得完了。一方、出発日近くになり２つの台風が同時に厦門に接近。一時はフライトの遅延や欠航も心配されましたが、なんとか無事に中国へ飛び立つことができました。
そして現地入り後ほっとしたのもつかの間、今度は試合前日夕方のテクニカルミーティングで主催者スタッフのひとりから「秦選手の持参したスパイクピンの形状が大会規定に違反、使用不可」と言われ、その連絡が現地帯同スタッフからアメリカにいる私の所にはいりびっくり仰天！試合まで既に２４時間を切っている中、あれこれ対応を図り、主催者にも抗議。なんとか翌日の試合時迄に解決（結果的には規定違反ではなかった）、無事当初のピンで試合を迎えることに。。（この騒動については次回詳しく書きます）。
そんなこんなで迎えた試合でしたが、結果は本来の力を発揮しきれず１０位（自己ベストは参加選手中６番目）。秦選手の憧れの舞台でもあったDL大会でしたが、ほろ苦いデビュー戦に。。。ただこれも真のワールドクラスジャンパーになる為の成長の一過程。そして秦選手はDL大会に出場した初の日本人女子跳躍選手。その大きな歴史の扉を開いた秦選手、世界への本格的な挑戦はまだはじまったばかりです。
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