GENさんの陸上ワールド

柳原 元の公式ブログ。WA世界陸連公認代理人。海外サポートしているクライアント選手、チームの活躍ぶりなどを綴ります。

米で10/21プロチーム対抗駅伝開催決定

2020-10-11 00:01:38 | 日 記
先週アメリカからちょっと驚きのニュースが。何とこの秋、アメリカでプロチーム対抗の駅伝レース「ミシガン・プロ駅伝(Michigan Pro Ekiden)」の開催が決定。開催日は10/21(水)。場所はミネソタ州。
その記事がこちら(英語版のみ。タスキもちゃんと出来ています!)。

日本ではコロナ禍で駅伝を含む多くのロードレース中止、延期。または関係者が開催可否に頭を悩ます中、駅伝には馴染みのうすい国アメリカで複数のプロチーム・スタッフが連携してこの大会開催にこぎつけたようです。

この駅伝は6区間42.2km。男女混合チームで編成され、1区10k(男子)ー2区6.1k(女子)ー3区5k(男子)-4区10k(女子)ー5区6.1k(男子)ー6区5k(女子)。1周約6マイル(9.6k)を周回するコース。
そして参加チームは、
 ・アトランタTC
 ・ハンソン・ブルックス・オリジナル・ディスタンスPJT
 ・ホッカNAZエリート
 ・チーム・ボストン
 ・ルーツ・ランニングPJT
 ・ミネソタ・ディスタンス・エリート
 ・ナイキ・バウワーマンTC
の各クラブ。ちなみにハンソン・ブルックスとバウワーマンTCはそれぞれ2チーム出す予定。よって計9チームによる駅伝になります。

先日、日本人選手強化プロジェクトで交流のあるBTCジェリー・シューマッハー・コーチにコンタクト。彼も「凄くワクワクしている。レースが楽しみ。今後この駅伝大会はアメリカで流行るかもしれない!」とのこと。来年以降ももし開催するなら日本からチームを連れて行くよ!と言っておきました。

(上記記事によると)彼らもコロナ禍で多くのレースがなくなった上、(秋冬に多くの駅伝大会がある日本とは違い、)アメリカでは大学卒業後はチーム単位で真剣に競う大会は12月中旬のクロカン・全米クラブ対抗戦くらいしかないらしく、それはアメリカ陸上長距離プロ選手にとってもちょっと寂しいこと。これら背景も今回この駅伝開催が決まった事情のようです。それにしても、この話しが持ち上がったのはこの秋になってからのことらしく、この短期間に駅伝大会開催決定までこぎつける彼らのエネルギーは本当に凄いと思いました。

上記のバウワーマンTCはこの夏、同クラブメンバーだけの競技会を4試合開催(全て公認大会)。メンバーの多くが何らかの種目で全米記録や自己新またはそれに近い記録をマーク。コロナ禍にありながらプロの一流選手としてしっかりと結果を出して来た彼ら。他の全米プロチームと競う今回ミシガン・プロ駅伝での彼らの走りもまた楽しみです。以下動画はBTC選手のみによるその競技会、7月開催の3戦目・Portland Intrasquad Meet IIIの動画。


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