YASUKOの人生珍道中

2006年秋、新しく始まるYASUKOの人生はブリスベン!この先どうなることやら…珍道中

ウミガメの産卵

2015-12-30 19:44:18 | Weblog
無事にナオたちが帰ってきました。

去年(正確には今年の初め)は私も一緒にウミガメの孵化を見に行ったのですが、今回は産卵!

自然保護団体(?)のウミガメの産卵に立ち会える資格を持った人たちの指示に従って、
真っ暗で緊張した空気の中、静かに静かに、カメの産卵を見学します。


そして、お母さん亀があまりにも水辺に生んでしまった時には、
お母さんが海に帰った後で、巣を掘り起こして、上のほうに埋めなおす作業をしないと、
せっかくの卵たちが海の水にさらわれてしまうのだそうです。

専門家たちは亀、一人ひとりを細かくチェックし、生んだ卵の数、状態も調べます。




卵の移動を手伝っています。

ナオに「お母さん亀って、本当に泣きながら生むの?」
って聞いたら、「うん、本当! ず~っと涙目だった。塩分が出てくるみたいなこと言ってたけど、、、」

う~ん、これもまた機会があったら、みたいな~


そして、前回の孵化の時の写真も!



この100匹近い赤ちゃん亀たちが行列を作って海に向かって歩く姿は、、、、
本当に感動でした。

彼らは海の水の光を頼りに海に向かって歩く。
なので、ずっと懐中電灯は使用禁止だったんだけど、この時だけ係の人が6,7人の子供を選び、
懐中電灯を持たせて、孵化した巣から海までの道に足を大きく開いて立たせ、
子供のトンネルを作る。
(ラッキーなことにキラも選ばれた)
と、赤ちゃん亀たちはその光を目指して歩き始める。
そして子供たちの足のトンネルをくぐって、海に帰るの。

見ていて、涙が、、、止まりませんでした

こんなにすごい自然の営みが、車で4,5時間走れば見られるところに住んでるって、
それを、こうやって子供たちに見せることができるって、めっちゃ幸せ!

ここ、オーストラリアは、本当に自然の宝庫です。
みなさん! 機会があったら、じゃなくて、無理にでも機会を作って、自然の素敵さを味わいに来てください!




内田康夫

2015-12-30 05:50:45 | Weblog
ナオんちのお留守番も、今日でおしまい。
お留守番って言っても、夕方から泊まりに来てただけだけど、
場所が変わるというだけで、気分はとってもホリデー気分

まず最初にやったことは、
もちろん! 浅見さんを読むこと! (笑)
だって、この家には

こ~んなに本があるんだもの!
文庫本なんて前後にダブルで入ってるのよ

あとがきに、作者の解説があり、そこに素敵な文章がありました。

『犯人は罰せられなければならない、、、か?

僕の書く小説の犯人は、極悪非道というやつはほとんどいない。
盗んだり殺したりを平然とやってのけるような人間は、
基本的に書く気にならないのである。、、、

、、、犯罪者の人権に思いをいたしていいのは、彼に同情の余地が大いにある場合に限る。
僕の作品に登場する「犯人」の多くが、それに該当している。
むしろ殺された側のほうが、それ以前に憎むべき「犯罪者」であるケースも少なくない。
法が裁ききれない犯罪者を法に代わって裁いた者を、
僕や浅見ごときが裁いていいはずもないではないかーーーと。
気の弱い僕は思ってしまうのである。』

ね、納得! 私がこの人の作品を、浅見さんを好きな訳