JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

女性と二人で.......

2006年04月07日 | g-i


昨日、突然以前私の部下だった女性Uちゃんから電話が入りました。
「お財布に160円しか入っていない可愛い女の子に、お酒をおごってくれるステキなおじさまはあなたですか?」
「なんじゃいそりぁ」

話を聞けば、なにか私に報告したいことがあるとのこと『女の子』と呼ぶには、いささか歳がいっていますが、それでもまだ独身の彼女、(「これは結婚の報告か」)との期待もあり
「それじゃ、飲みにでも行くか」
「でも、お金がないのも本当なんですけど」
「そんなの、いつものことでしょ」
ということで、昨晩は、若い(?)Uちゃんと二人っきりの飲み会でありました。

残念ながら本人の結婚報告ではなく、同時期にやはり私の部下だった『男の子』Eくんの結婚話、
「なんだよ、だったら本人が報告してくりゃいいだろに、...そっか、ついにあの二人も結婚するか」
「それがね、あの二人じゃないんですよ」
「えっ?」

じつは、この二人というのがいろいろあった二人なのです。
高卒で入社してきたEくんは、当時まだ19歳の若者で、付き合いだした相手が問題でした。
年齢は32歳、さらに2人の子持ちバツイチときてる。
Eくんは一気に燃え上がってしまい、すぐにでも結婚したいと言い出すしまつ。もちろんご両親は大反対で大騒ぎ。
「おまえな、そういうことは早急に結論を出さないほうがいいよ。お前が好きなのはわかるけど、一生、彼女だけでなく、子供の面倒も見なくちゃいけないんだからね」
と私も含め周囲がたしなめたのでありました。

それでも、ついこの前まで二人は交際を続けていたと聞いていた私、
「なんだよ、あの彼女といっしょになるんじゃないの?」
「別の同い歳の女(こ)と結婚するんだって......... それでこの前、彼女の方が荒れちゃって、大変だったんですよ」
「それで、本人が報告できないってか?なんともまぁ..........ところでおまえは結婚しないの?」
「いいんです、男なんて面倒くさいから」

Uちゃんの話を聞いていて、大好きな女優ミア・ファローの言葉を思い出しました。
「結婚なんてつまらない。死ぬまで、夫婦の約束を守らなくちゃならないんだもの。そんなバカげた約束を、誰ができて?あした、どんな風が吹くか、神様だってご存じ無いわ。」

とりあえず、「Eくん結婚おめでとう。『バカげた約束』をしちゃったんだから、前の彼女とは綺麗な別れ方をしろよ。Uちゃん、私は面倒な男ではありませんので、また飲みいこうね」

さて、今日の1枚は、以前に紹介した、コンテンポラリーのハンプトン・ホーズ「TE TORIO」最後の1枚です。もっともポピュラーなVol.1、Sugarさんから、チャップリンに似てるとコメントいただいたタバコを持ったホーズのVol.2、そして今日のVol.3であります。


それにしても、どうしてこんなにジャケット・デザインがバラバラなんでしょうか?

このワニ君みたいな人、昔のジャズ喫茶にたくさんいましたね。目を閉じて、手足でリズムを取って、みょうに難しい顔をしていたかと思うと、突然ニタニタっとしたりして
この3枚、私はどれも好きなアルバムです。

THE TRIO Vol.3
1956年1月25日録音
HAMPTON HAWES(p) RED MITCHELL(b) CHUCK THOMPSON(ds)
1.SOMEBODY LOVE ME
2.THE SERMON
3.EMBRACEABLE YOU
4.I REMEMBER YOU
5.NIGHT IN TUNISIA
6.LOVER, COME BACK TO ME !
7.POLKA DOTS AND MOONBEAMS
8.BILLY BOY
9.BODY AND SOUL
10COOLIN' THE BLUES

おまけ、
Uちゃんと飲みに行ったバーのマスターが
「あら、パブさん、こちら娘さん?」と第一声
「私の娘に見えるほど若くみえるよ」という、彼女への心遣いでしょうが
いかに私が早熟であったとしても、あそこまで年増の娘は無いでしょう。
常連の私にも、心遣いお願いしますよ。(笑)