昨夜久しぶりにCーから電話がありました。
????Cーとは誰か????
私が高校を卒業し上京するときに、私はすっかり忘れていたのですが、じつはコクってふられていたというJAZZ喫茶仲間の女の子(?)です。(詳しくはこちらをどうぞ。笑)
「あらま、珍しいねぇ、どうしたん?」
「あのねぇ、浅川マキが亡くなったってこと、バブ君知ってるかなぁって思って」
なるほど、彼女にもJAZZ喫茶のママともども浅川マキを懐かしむところがあるのでしょう。
「うん、聞いた聞いた、プログでもそれらしいこと書いちゃったよ。」
「そう、今ね、車の中でバブ君が録音してくれた浅川マキを聴きながら、大声で歌っちゃって・・・・・思い出したから電話したの」
「へいへい、そんな時でもないと思い出してくれないんだろうから(笑)」
そんなこんなでしばらく話をしていると
「バブ君、まいっちゃったよぉ、あたし、もうすぐおばあちゃんだよ。」
「もうじゅうぶんババァーだろうが」
「失礼しちゃうなぁ、そうじゃなくて、二月にほんとの孫が生まれるの」
「ま、孫?!」
彼女の娘が二月に出産予定なんだそうで、
「今、家に帰ってきていて、そりゃもう大変なのよ。」
なんと、忘れていたとはいえ、私がコクったことのある、まぁそこそこ可愛かった(笑)あのC-が、おばあちゃんになるという・・・・・・
なんとなくショックです。
いえ、Cーがおばあちゃんになる事がじゃないんですよ。つまり、我々がそういう歳になったのかという事がです。
考えてみれば、私の息子のところにだって孫が生まれてもおかしくないわけですし、Cーのところは娘さんがまだ19才で母親になるということでいくぶん早いとはいえ、我が年代はそういった年回りになってきているのであります。
「う~~ん、そのわりには、大人になってないよなぁオレ達・・・・・・」
これがショックなんです。(笑)
父親になったときも同じような事は感じましたけど、おじいちゃん、おばあちゃんですよ、それでもなおそう感じるとは・・・なんとも情けない。
「やだねぇ、年取っちゃって・・・・しかも最近メタボだし」
「いやいや、まだまだ老け込む歳じゃないよ。Cーだっておばあちゃんとはいえ、まだそこそこイケるって、なんならオレがもう一回コクってやろうか?」
「ば~~か」
ほらね、とくに私の場合は精神年齢が追いついてないってぇの。息子にはもう少し後でもいいよって言っておこうかな。(笑)
ともかく、娘さんの無事出産を祈っておりますよ。
さて、今日の一枚は、ナット・アダレーです。
このアルバムは、コルネット、トロンボーン、チューバという、ちょっと変わった三管フロンの構成です。(しかるにアルバム名はBRASSなんでしょうけど)
以前も口にしたことですが、ナットは単独フロントより、他の管が脇を固めたほうが生きると私は思っています。
それに、レイモン・ジャクソンのチューバも、スライド・ハンプトンのトロンボーンもなかなかよろしいんですよね。
さらに、ウイントン・ケリー、サム・ジョーンズ、アルバート・ヒースとくればリズムセッションも悪いはずがないわけでして・・・・
よろしいんじゃないでしょうか。
私的には、ナットらしく無いといえば無いかもしれませんけど、「SOMETIMES I FEEL LIKE A MOTHERLESS CHILD」、バラードを歌い上げる彼が、いつになく素敵だと思います。(笑)
MUCH BRASS / NAT ADDERLEY
1959年3月23, 27日録音
NAT ADDERLEY(cor) SLIDE HAMPTON(tb,tuba) LAYMON JACKSON(tuba,b) WYNTON KELLY(p) SAM JONES(b,cello) ALBERT HEATH(ds)
1.BLUE CONCEPT
2.LITTLE MISS
3.ISRAEL
4.WHAT NEXT ?
5.MOVING
6.BLUE BRASS GROOVE
7.ACCENTS
8.SOMETIMES I FEEL LIKE A MOTHERLESS CHILD