ちょっと前に伯父が亡くなったことはご報告の通りですが、町営のりっぱな施設で何一つ心配無しに最後を迎えられたことは、ある意味とても幸せな事であったとも思っております・・・
「バブさん、仕事を変えなくちゃいけないかも・・・・・」
知り合いのIさんが突然こんな事を言ってきました。
「なに急に?」
Iさん家族は、奥様と大学に通う息子さん、それにIさんのお父さんという4人構成です。(まっ息子さんは東京の大学に行っておりますので、今現在いっしょに住んでいるのは3人という事になりますけどね。)
「いやね、親父のボケがここ半年で急に進んじゃって、 <中略> 介護認定も受けたもんだから、この前、ケアマネージャーとの相談があったんですよ。そしたらね、まぁ変なところだけしっかりしてるっていうか、頑固だっていうか、親父がサービス全てがイヤだって・・・・けっきょく、何のサービスも受けないことに決まったんですよ。」
つまりそれで、「今の責任ある仕事は続けられそうもない」って事なんですわねぇ。
現在の彼の仕事は、確かに不規則というか、自分本位に時間を調整できるという立場でも無く、というより、ある程度責任ある立場である以上、こなさなくてはいけない仕事が突発することも間々あるわけで、父親の心配をしながら続けるのは事実上無理であることは理解できます。
「でもさぁ、息子の大学だってお金かかるんだろうし・・・転職っていってもそうそう都合の良い仕事も見つかんないだろう。お父さんをもう一度説得するっつうわけにはいかんのかねぇ?」
ま、それぞれの家庭で事情もあるわけですし、私がとやかく言う筋合いでもありません。彼にしてみても、「誰かにちょっとだけ愚痴を聞いて欲しい」みたいな感じでしょうから
「力にはなれないけど、なんかあったら相談して」
とだけ答え、その話は終わりにしました。
それにしても、高齢の母と同居する私にとってもこの話はけして他人事ではないわけで、
最近めっぽう物忘れが激しくなった母は、いつ何時寝たきりに、いやボケだって進行するやもしれません。
兄弟はみな東京近辺、親戚も近くにおらず・・・・・・考えると大変なことになりそうです。
なにより、母本人がそれを一番心配しているようですしね。
そんな事をあの歳になって心配させてしまうのは、ふがいない息子、私の責任でもあるわけでして・・・・・・(トホホ)
なんだか暗くなってしまいました。
ただね、そんなIさんの話を聞いて、
「この高齢化社会・・・なんとかならんもんですかねぇ、お偉いさん。」
と、ついつい思ってしまったバブ君でありましたとさ。
てな事で『料理当番、本日の一品』です。
昨日は私が買い物に行ったんですが、「竹輪麩喰いてぇなぁ」と。母が言っていた事を思い出しまして、
こんなんを作りました。なんちゃない竹輪麩の入った煮付けですね。でもまぁ母は美味いと言ってくれましたので良かったかな?
こちらは、手作りクレープもどき、中に入っているのは、一つはシーチキンマヨとチーズ、もう一つは鶏ゴボウ、皮焼き、それにネギ、生姜、カイワレを乗っけて巻いてみました。
付け合わせはピーマンと茄子の炒め物です。
さて、今日の一枚は、マンジョーネ兄弟、ザ・ジャズ・ブラザース(ザ・マンジョーネ・ブラザースかな?)です。
以前、「器用さとそつの無さはまさにチャック・マンジョーネの天性」てな偉そうなことを書いた覚えがありますが、このアルバムでも同様のことを言ってしまいそうで困りましたなぁ(笑)
トランペット、テナー、アルトという三管編成ですけど、幾分ハーモニーにはその厚みを感じない不満はありますね。ゴルゾンとは言いませんが、「もう少し編曲に工夫があっても良いかなぁ????」みたいな所があります。
ただし、個々のノリというか、若さというか、それがそういった不満を打ち消して余りある感じがします。それがじつに「そくがない」。
「侮る無かれ、ハードバッパー、マンジョーネ」
って、とこですかね。
THE MANGIONE BROTHERS SEXTET
1960年8月29日録音
CHUCK MANGIONE(tp) LARRY COMBS(as) SAL NISTICO(ts) GAP MANGIONE(p) BILL SAUNDERS(b) ROY McCURDY(bs)
1.SOMETHING DIFFERENT
2.SECRET LOVE
3.ALICE
4.ATRUTTIN' WITH SANDRA
5.NEMESIS
6.THE GAP
7.GIRL OF MY DREAMS