先週の火曜日に一つ歳を取ったはずなんですが、なぁ~~~んも変わりません。それでも日一日地獄へと近づいておるのでしょうねぇ
地獄と言えば『地獄八景亡者戯』・・・・
ってかなり無理矢理ですが、私が無駄に歳を取っている間に桂米朝師匠がお亡くなりになりましたねぇ
私の場合、東人ですからどうしても江戸落語に目(耳)が行ってしまいますけど、関西落語のまさに大看板、大師匠、そして大恩人でもある米朝師匠の噺は、いろいろ楽しませていただきました。
それでも『地獄八景亡者戯』全編を通しで聞くてぇのは残念ながらありませんでした。
あの長い噺を消えかかったところから復興させ、十八番に仕上げたこと一つとっても師匠が関西落語復興にいかに貢献したかをうかがえるわけですねぇ
そういや、『地獄八景亡者戯』で地獄の芝居町にある寄席に「近日来演 桂米朝」と書いてあるてな噺で笑いを取っておられましたけど、ひょっとしたら今頃地獄で『娑婆百景政治家戯』てな長噺を演じておられるかもしれません。
ともかく、また巨星が一つ消えてしまったことは悲しいことでありまして、ご冥福をお祈りいたします。
話はコロッ変わりまして
「○○(私の事)、飛行機にはしばらく乗れねぇなぁ」
「はぁ????」
今朝、『ジャーマンウイングスの旅客機が墜落』のニュースを見ながら母がこんな事を言うんであります。
母曰く、
「世の中悪い事は、続けざまに起こるもんだ」
だそうで、
「先生が猫埋めたかと思ったら、教頭が横領、今度は学校職員だろ。警察の不祥事しかり、わけわかんない人殺しもしかり・・・・」
たしかに同様の事件・事故が続けざまに起こるというのは、過去にもよくあったような気がします。。
「こりゃ飛行機もパイロットも、お祓いでもしてもらわねぇとダメだな」
ところで
「かあちゃんが飛行機乗ったのいつだったっけ?」
「ねえちゃん(私の姉は、以前義兄の仕事で、フランス、マレーシアと海外生活をおくっておりまして)が、マレーシアに居たとき乗ったっきりだから・・・・」
「はいはい、心配しなくても間近で飛行機に乗ることは無いから、安心しな」
まぁまぁ、うちの母は、ブラジルのスカイダイビングに挑戦した100歳おばあちゃんとは違いますから、出かけるといってもせいぜい『遠くない温泉』くらい、(東京の姉のところに行くのでさえ、「もう行げねぇなぁ、疲れっから」なんて言ってます。)旅客機を使って何処かへ出かけるなんてぇことは無いでしょうし、
「かあちゃん、後は長旅といえば『地獄八景亡者戯』くらいのもんだから」
「ん?」
聞こえなかったようです。よかった。(笑)
てなことで『料理当番、本日の一品』ですが・・・
天ぷらは、ついこのあいだ作ったばかりなんですけど、その母が
「○○、この蕗の薹は、やっぱ喰えんかなぁ?(一応、放射能を気にしております。)」
などと、彼岸の墓参りのときそこに生えた蕗の薹を見て言っておりまして、これつまり、蕗の薹が喰いたいと
「分かった分かった、天ぷらでイイね」
とまぁそういうわけです。
お弁当は、鶏飯弁当です。
さて、今日の一枚ですが、
「あんな事があってもチュニジアはきっと良いところだ」
みたいな意を込めまして、このリー・モーガンを選びました。
それにしても、この時モーガンは、なんとまぁ19歳でっせ。
オリジナル曲「HEAVY DIPPER」と「NEW-MA」の曲としての出来がどうかは別としても、19歳の若造じゃ無いでしょ、「恐ろしや恐ろしや」てな感じですよねぇ。保護者ゴルゾン無しでもこれでっせ(笑)
ともかく、チュニジアの悲劇は悲劇として、ペッパー・アダムスとのやり取りに、美しいチュニジアを思い浮かべながら、どうぞお聴き下さい。
THE COOKER / LEE MORGAN
1957年9月29日録音
LEE MORGAN(tp) PEPPER ADAMS(bs) BOBBY TIMMONS(p) PAUL CHAMBERS(b) PHILLY JP JPNES(ds)
1.A NIGHT IN TUNISIA
2.HEAVY DIPPER
3.JUST ONE OF THOSE THINGS
4.LOVER MAN
5.NEW-MA
追伸、
Mさんのお店のアルバイト、K.ミドがやっとの思いで高等専門学校を卒業いたしました。
まぁまぁこの子は私の若い頃に似ているところがありまして、いらぬ事まで顔出しながら勉強は後回しみたいな(笑)
じつは「卒業も危ないんじゃないか」てな時期もありましてね、えぇえぇ、心配しておりました。
しかし、無事卒業、就職も決まり、後は今週末の自動車学校卒検が残るのみ、
「卒業ほんとうにおめでとう。そして、卒検落ちんなよ!」