「くもり?晴れ?えぇ~~雨ぇ」てな、はっきりしない天気が続いています。それでもまだ梅雨入りはおあずけなんだそうで、今年の夏はどうなるんでしょうか?
我が家の近くを走る幹線道路は、両脇を広い歩道とこんもりした木で住宅地への騒音被害を軽減するような作りになっています。
まっ、当初は幹線道路と住宅地を高低差で分け、騒音防止をするという計画だったはずがこうなってしまったことには、古くからの住民にとっては不満もあるのですが・・・・
結果、その騒音防止対策である木々が、そこそこ自然に寄与する結果になっていると言いますか、四季の移ろいを身近に感じさせてくれるようなところがあります。
日曜日の午後、近くのコンビニに買い物へ行く途中のことです。
♪ホーーーホケキョ ケキョケケョ ホーホケキョ♪
まぁ見事な?上手い?ウグイスの鳴き声が、その木々から聞こえてきます。
「オイオイオイオイ、ホーホケキョは春だろ?」
♪季節はずれなのはホトトギス 誰が笑ってるもしらぬまま・・・♪
思わず関係ないけどそんな歌を口ずさんだりして
「いやいや、今頃ウグイスっちゃねぇ」
帰ってきてそんなことを言うと
「えっ?毎年、今頃良く鳴いてるよ」
「?・・・・・」
『日本では全国の平地から山地の林やその周辺にある藪で繁殖します。秋冬には山地のものは平地へ下ってきます。その頃は「チャッ チャッ」という声を出しています。ホーホケキョ。この鳴き声ゆえに、知らぬ人はいない、日本人にいちばん親しまれている鳥といえるでしょう。いつもヤブの中にかくれていて姿を見せないことが多いのですが、声ははっきりきこえます。ホーは吸う息、ホケキョは吐く息、胸をいっぱいふくらませてさえずります。ホーホケキョと鳴くのは早春ということになっていますが、山登りをする人なら、ホーホケキョは春先から盛夏まで聞くことができます。早春、人里で上手にホーホケキョと鳴く練習をしていたウグイスは、春の深まりとともに山へ帰って、巣造りをするのです。』
つまり、我が家の近くの木々には、どこぞで練習を重ねた色男が巣作りを始めている?
もしくは、最後の仕上げを念入りに行い、これから「いざ合コン!」てなことか?
いずれにしても、あれほどの美声であればさぞかし美形の雌を射止めるんでありましょうなぁ・・・うらやましい(笑)
「よし、ここはオレも一発。ホーホゲホ、ゲホゲホ・・・・」
「アンタの場合は撃たれるよ。キジでも無いのに撃たれるよ。しかも撃たれた後は放置だよ放置」
「放置プレイかぁ・・・それも悪くない」
「早く撃たれて死ね!」
てなことで『料理当番、本日の一品』です。
いつものチキンのトマト煮にちょっくらとろみを加え、豆入りバターライスとタマネギ、新じゃがのソテーなんぞをワンプレート盛りしてみました。
すると、「あっと驚き!」このボリュームをあの母がぺろりとたいらげましたとさ。(ちなみに私はライスぬきです。)
お弁当は、相も変わらず。
さて、今日の一枚は、全否定したビル・エバンスです。(笑)
「時代の流れとは言え、あのエバンスまでもが・・・嘆かわしい」
ねぇ、そう思った方は多かったですよね。
私なんぞこのアルバムなんか全く無視していたような気がします。
「ハービー・ハンコックやチク・コリアならまだしも(これもこれで、私は聴く気がありませんでしたが)、あのエバンスがエレピ?・・・いやいやあり得ない。きっと嘘だからオレは聴かない、聴きたくない。」
みたいな。(笑)
まっ、この歳になって思うのは、若いときのツッパリってぇのは「意固地で貧弱」だからエエんですよ。
そして、もう一つ「年を取ると素直に許容範囲が広がる」つまり丸くなるんですね。
ともかく、改めて聴くと、ここでエバンスは、エレピばかりを弾いているわけじゃ無い、というか、曲内でエレピとアコースティックを使い分け、それがアコースティックの良さをさらに際立たせているとでも言いましょうか
「キレるオヤジより丸いオヤジ」
今こそ、これですわいな。(笑)
THE BILL EVANS ALBUM
1971年5月11,12,17,19,20日,6月9日録音
BILL EVANS(p,el-p) EDDIE GOMEZ(b) MARTY MORRELL(ds)
1.FUNKALLERO
2.THE TWO LONELY PEOPLE
3.SUGAR PLUM
4.WALTZ FOR DEBBY
5.T.T.T.
6.RE:PERSON I KNEW
7.COMRADE CONRAD