JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

合間に『料理当番、本日の一品』

2017年02月06日 | y-その他

次回と言いながら『ニューヨークの夜が新時代を生んだ!』はひとまず置いて、
間に今日二回目の更新、『料理当番、本日の一品』をチョチョっと入れさせていただきます。

まずは、もう先々週になってしまいますが、ご近所さんに『むかご』をいただきまして、塩茹でにして私のビールのつまみにもしたんですけど、家人には天麩羅にして喰わせてやりました。(何を偉そうに)

 

翌週は、どうしても私が生牡蠣を食べたくて、私専用のこちら

そして、得意の角煮です。

肉を心からは喜ばない母にはサッと厚揚げを焼いて

てっきりこの時の生牡蠣が私の腹下しの原因かと思ったのですけど、その後母が微熱と下痢という、同じような症状が出ましてね・・・・
「ひょっとして感染性の胃腸炎だった?」
ならば、他の人にうつしていないことを祈るばかりです。

そして昨日、なんとか腹の調子も良くなった母に
「何食べたい?」
と訊くと
「この前喰った味噌入りのヤツ、美味かったなぁ」
「いやいや、あれは消化良くねぇんじゃねぇ?」
とは言ったものの、本人の望みとあらば

味噌入りホワイトシチューですが、病み上がりの母のリクエストですので、白菜、蕪、ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、鮭、そして何より私の大好物(笑)茸もたっぷり入れた具沢山にして栄養を取ってもらおうと・・・・
さらには、林檎を焼き煮にしてカステラに添えるというデザートまで・・・・

「なんとまぁ親思いな・・・」
誰も言ってくれないので自分で言ってみました。(笑)

私はこんなサラダで飲みました。

御弁当は

 

以上、更新サボリを埋める『料理当番、本日の一品』でございました。

さて、今日の二枚目は、ジャズですかねぇ?カロ・エメラルドというオランダの歌姫であります。(ダッチシンガーって言うそうですよ。)

最近帰宅時に彼女のこのアルバムを好んで聴いています。
なんかねぇ変に、何故か、理由は分からないけど、懐かしい感じがするんですよ。
そんで帰宅時にはそこそこ私の機嫌が良くなるという(笑)

そうですねぇ、ジャズと言うよりは、まさに私のイメージするヨーロッパ?
頭に浮かぶのはサーカスや回転木馬、そして行った事無いけどヨーロッパのとある街の飲み屋(笑)、その懐かしさはけしてアメリカンでは無いんですよねぇ

まぁまぁ、穴埋め『料理当番、本日の一品』の今日なら許してもらえるでしょう。

DELETED SCENES FROM THE CUTTING ROOM FLOOR / CARO EMERALD
2010年1月29日リリース
CARO EMERALD(vo)

1.THAT MAN
2.JUST ONE DANCE
3.RIVIERA LIFE
4.BACK IT UP
5.THE OTHER WOMAN
6.ABSOLUTELY ME
7.YOU DON'T LIVE ME
8.Dr.WANNA DO
9.STUCK
10.I KNOW HE'S MINE
11.A NIGHT LIKE THIS
12.THE LIPSTICK ON HIS COLLAR
13.BACK IT UP
14.RIVIERA LIF
15.THAT MAN


シカゴ、カンザスシティーにジャズは飛ぶ

2017年02月06日 | d-f

一昨日昨日、まぁ今日もかな、立春を迎えたっぽくちょっと暖かい日が続いております。

話の続きは、ルイ・アームストロング、サッチモからでしたかね。
これだけのビックネームでも我が家にある音源はじつに限られております。まして古い物となると・・・・ホット・セブンの3曲だけ?
「WILD MAN BLUES」「TWELFTH STREET RAG」「S.O.L. BLUES」
でもまぁ、3曲だけですが改めて聴いてみると、レコードもさることながら映画やラジオを通して、彼がビッグにのし上がっていった理由も分かるような気がしますから不思議なものです。

1917年、JAZZの文字がレコードに初めて登場した年、ニューオリンズでは大事件(事件とは言わないか)が起こります。
吉原閉鎖!いやストリーヴィルの閉鎖であります。

ここでチト話は脱線しますが、男と女がいざ鎌倉ってな時に、あのいわゆるニューオリンズジャズが流れていたら・・・・
どうでしょうかねぇ?みんながみんなとは言いませんけど、私なら興ざめのような気がします。
実際ストリーヴィルでも遊郭そのものでは(個室に聞こえる範囲で?)、JAZZ演奏というものはほとんど無かったそうでありますな(逆に弦楽四重奏がクラシックを演奏していたてな話までありますが)
つまり遊郭に寄りそうその他の施設?ダンスホールだとか飲み屋だとか、ここでJAZZ演奏家達は稼いでいたのでありました。

とはいえ、中核の遊郭(ゴロを合わせたわけじゃありませんよ。笑)が閉鎖となれば、ここに纏わり付く各施設(笑)も用なしになるわけでありまして、多くのJAZZミュージシャン達は失業の憂き目にあったのでした。

ここで、
「アメリカ第一主義」ならぬ「ストリーヴィル第一主義」といった花札の親方みたいな名前の人は出てこなかった、その代わりにシカゴのアル・カポネ、そしてカンザスシティーのトム・ペンダーガストという方々が出現するわけでござんす。

まぁまぁここまで来ると『禁酒法』やら『第一次大戦の終結』『ローリング・トゥエンティーズ』と言ったキーワードも出てくるんですが、そこはその手の本に任せて

まずはビックス・バイダーベック、
「SINGIN' THE BLUES」「CLEMENTINE」
「ふむふむ、白人ジャズの根源」

  

お次は、フランク・トランバウアー
「SINGIN' THE BLUES」「KRAZY KAT」「CRYIN ALL DAY」
「かなり洗煉されてきております。・・が、これから私の聴き慣れたJAZZにどうして変貌していけるんだろ?(笑)」

レッド・ニコルズ、言わずと知れた「FIVE PENNIES」
「この人は、どうしてもダニー・ケイの『5つの銅貨』、映画の方を思い浮かべてしまうのは・・・イカンですねぇ」

ミルトン・ブラウン「THE YELLOW ROSE OF TEXAS」
「ごめんなさい、ここまではついて行けません。」

ちょっくら心を落ち着かせるのに・・・やっぱりエリントンですかね。
「COTTON CLUB STOMP」「THE MOOCHE」「COTTON TAIL」
フレッチャー・ヘンダーソン
「IT'S THE TALK OF THE TOWN」「TEAPOT DOME BLUES」
「よしよし勢いに乗って」
ベニー・モーテン
「TODY」「MOTEN SWING」
からのカウント・ベイシー
「I AIN'T GOT NOBODY」「ROSELAND SHUFFLE 2」「DUET」「WHIRLY-BIRD」
「そうそう、カンザスのブルース・スピリッツが加わらなければ、私の知るJAZZには行き着かんのですよ。」

  

「ハァハァハァ」
って息切れしてんジャン

 

路線を戻してグレン・ミラー?
「IN THE MOOD」
いやいや、この路線の頂点はやっぱりベニー・グッドマンでしょ、お決まりの
「SING, SING, SING」

今日はここまで、シカゴ、カンザスシティーどころかニューヨーク、いや全米にまで広がっちゃいましたんで

次回、最終回『ニューヨークの夜が新時代を生んだ!』

さて、今日の一枚は、前回イケメンだった若者ウッズが、ヨーロッパに移っての一枚、しかも「アート・ファーマーが割り込んできた」みたいなアルバムです。

ジックリと打ち合わせしてリハを行って・・・・という演奏ではありません。
つまり、いいかげんなところが間々あります。
が、そこが逆にこのアルバムの魅力ではないでしょうかねぇ

「私が期待せずに見た感動作」のベストスリーに入る『屋根の上のバイオリン弾き』、「SUNRISE SUNSET」を聴くと何だか心地良くなってしまうのはそのせいだと思います。
「THE DAY AFTER」でのファーマーもエエですねぇ、これなら「いざ鎌倉」でもBGMで十分じゃないでしょうか。(今となっては試す機会はありませんが。笑)

というわけで、私的にはリーダーをファーマーとさせていただきます。
おっと、もちろん私が、ここからあの「EUROPEAN RHYTHM MACHINE」へと向かうウッズを悪く言うわけはありません。

WHAT HAPPENS ? / ART FARMER - PHIL WOODS
1968年10月12日録音
ART FARMER(flh) PHIL WOODS(as) MARTIAL SOLAL(p) HENRI TEXIER(b) DANIEL HUMAIR(ds)

1.WATCH WHAT HAPPENS
2.CHELSEA BRIDGE
3.BLUE BOSSA
4.BLUE LIGHTS
5.THE DAY AFTER
6.SUNRISE SUNSET