JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

タコ踊りを捧ぐ

2017年07月17日 | a-c

今日は『海の日』、元々は明治天皇が初めて船に乗った日?『海の記念日』が由来だそうですが、現代は、んなこたぁあまり気にしない、「三連休で良かったね」みたいな日です。(笑)


サンケイスポーツより

15日土曜日には、震災から7年目にしてやっと海開きを迎えることになった福島県いわき市の薄磯海水浴場でもにぎやかにその日を迎えたようです。
中学生の頃は、毎日のように自転車で通った海水浴場です。まっ県外からのお客様はともかく、地元のお客さんが楽しく利用してくれるようになれば、私としても嬉しく思います。
長い砂浜、見上げれば塩屋埼灯台、イイ海水浴場です、ぜひ足をお運び下さい。

奇しくも今年の7月第三月曜日『海の日』は17日です。私にとっては特別な日がやってまいりました。

ビリー・ホリデイが亡くなってから58年、石原裕次郎が亡くなってから30年(巷じゃこっちが話題ですがね。)、そして・・・・・・

彼が亡くなった今から50年前、1967年7月17日、その日も月曜日でありました。
「生きていれば90歳かぁ・・・」

「もっと曲を書くつもりだよ、より柔軟で長いプレイが可能な曲、インプロヴィゼーションの余地が広がる曲を。曲自体にメロディがあり、そこからソロへとなだれ込むような曲だ。」
「LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD AGAIN !」のライナーノーツで、ナット・ヘントフが、彼がこう語っていたと書き記しております。

「もう少し長生きしていたら・・・・」

たらればは、美人を飲みに誘って「そのうち、ぜひ」の「そのうち」みたいなもんで、絶対に無い話に期待を寄せても意味は無い無駄な考えであります。(ん?喩えが違う?)
彼は、あの日に亡くなり、そしてそこまでに残した曲が、私に多くのメッセージを伝えたからこそ、我が人生において幾度となく助けられる存在になったのだと

毎年この日に思うこと、それは「彼(の音楽)に出会えて、私は幸せであった」それのみであります。

サントリーホワイトは用意しました。セロリはありません。(何故にホワイトとセロリかは、過去ログでお探し下さい。笑)
今晩は何を聴いて『私のヘブン』へとトリップしましょうか?
って、じつは決めています。後期のライブ盤を堪能しようと思っとりますです。

高校時代のバイト先のママが
「まるでオカマのタコ踊りだね。」
と称した彼を聴く私の姿。

「ジョン・コルトレーン、今年も恥ずかしげも無くその姿をあなたに捧げます。」

とりあえず、正気のうちに『料理当番、本日の一品』です。

「暑いくてな~~んも作りたくねぇ」
これが本音でありますが、茄子とアスパラの肉巻き、汗を拭きつつ作りました。

 

サッパリした酢の物と烏賊の煮物です。

お弁当はツインライス弁当です。

さて、今日の一枚は、もちろんトレーン、今晩聴く予定のライブ盤です。
1966年11月に、フィラデルフィアのテンプル大学で行われたコンサートの放送音源、アナログ盤も発売になったのですが残念ながらCD2枚組での所有です。

完全版としてオフィシャル・リリースされたのは3年前でした。「OFFERING」と「MY FAVORITE THINGS」以外は、2010年にFreeFactory盤で世に出ております。
その時、「NAIMA」でトレーンのソロの後にラジオアナウンスが入ってるてんで、
「やっぱラジオだぁ」
なんて、ちょっと話題になったりもしましたね。

ベースがジミー・ギャリソンじゃない、いらぬゲスト(大学生2名のアルト)、楽器の録音バランスが悪い、等々問題も指摘されとりますが、「LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD AGAIN !」「イン・ジャパン」以降のライブ盤で、正式録音は残っていないわけで、「THE OLATUNJI CONCERT」同様、私は嬉しい発見だと感謝しています。
特に体調のせいでライブ活動が激減した「イン・ジャパン」以降の音源は貴重なんです、はい。
胸を叩きながら歌う(と言うより雄叫び?)彼の声に何を感じるか?
「それはあなた次第です。」(笑)

OFFERING: LIVE AT TEMPLE UNIVERSITY / JOHN COLTRANE
1966年11月11日録音
JOHN COLTRANE(ss,ts,fl,vo) PHAROAH SANDERS(ts, piccolo) ALICE COLTRANE(p) SONNY JOHNSON(b) RASHID ALI(ds)
Additional musicians: Arnold Joyner[D1-2], Steve Knoblauch[D2-3](as) Umar Ali, Robert Kenyatta, Chales Browwn(per)

Disc 1
1.NAIMA
2.CRESCENT

Disc 2
1.LEO
2.OFFERING
3.MY FAVORITE THINGS