JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

若駒のごとく

2016年07月11日 | s-u

参院選の結果に納得いく方いかぬ方様々でございましょうけど、みんなが選んだ結果ですので従うしかありません。これからは自分が投じた一票の責任を一国民として考えていかねばならないのでしょうし、これから日本がどんな方向へ向かうかは、自分たちが選んだ結果が招いた事実として受け止めねばならないのでしょう。
どこぞの国民投票のように『大後悔時代』を迎えるてぇな事は、まさか無いだろうと信じています。

選挙の「お祭り騒ぎ」も終わり、京都祇園祭も14日からは『宵山』、我が聖なる日17日に『山鉾巡行』が行われるそうですねぇ、我が地からは遠く離れた都のお祭りですので、なかなか参加するまでには至りませんが、「さすが都の祭りは雅ぞ」と、♪コンチキチン♪の祇園囃子を聞くたびに感じるもんでございます。

鉾にのる人のきほひも都かな

春の『葵祭』、夏の『祇園祭』、秋の『時代祭』と、京都のお祭りは離れていても季節を感じる行事です。

そうそう、昔、俳句の世界じゃ『祭』てぇのは『葵祭』のことだけを指すものだったそうですね
『葵祭』には『加茂競馬』(かもうまくらべ)てな、競馬の元祖みたいな催しがありますけど、馬に関しては福島県も負けちゃいません。
まっ、方や公家、方や戦国武士てな違いはあれど、それ故に勇猛さに関しては福島県を代表するお祭り『相馬野間追』に分があるのではないかと勝手に思い込んでいます。

7月23日土曜日には『宵乗り競馬』、翌日曜日には『甲冑競馬』そして最大の見せ場『神旗争奪戦』が行われる予定ですが、震災やら原発事故やらいろいろあった中で「伝統だけは絶やすものか」と踏ん張ったみなさんの心意気には、感服するばかりです。
若駒のごとく立ち上がり、今は確実に歩み始めたその姿を見に、ぜひとも遠い都の方々も、わりと近い都の方々も、そして全国の方々に足をお運びいただければと思います。

相馬と言えば、『相馬(駒)焼』『大堀相馬焼』てぇ全国的にも有名な陶器がございます。
こちらも、原発事故の影響で大きな変革を余儀なくされておりますねぇ、残念です。

 

私は、お茶が冷めにくく持っても熱くない、伝統の青ひびの入った二重構造の物は今一つ好きになれず、その代わりと言っちゃ何ですが、こちらも伝統の走り駒が描かれたこんなぐい飲みを愛用しています。

こちらの伝統も苦境に負けず、ぜひとも後世に残していただければと祈っております。

とまぁそんなとこで『料理当番、本日の一品』です。

そのぐい飲みで日本酒を一杯とも思ったのですが、どうにも暑くてねぇ・・・チベタイビールとウイスキーのロックに逃げました。

またまたいただき物がありましてね、
「刺身の端っこ盛り合わせ」はシーフードサラダに、ハーブの利いたウインナーはトマト煮にしてみました。

お弁当は、余り物のピーマンの肉詰めやら何やら入りのこんなんです。

さて、今日の一枚は、ソニー・スティットです。

暑いときは自分が暑くなるものを聴いちゃいけません。(んなこたぁありませんが、笑)
さらりと聴ける歌もん(歌は入っていませんが)のスタンダードてぇのは、選択として間違っていないと思います。
バードが去って四年、この頃のスティットはどんな想いでいたのでしょうかねぇ?
まっ西海岸のメンズを従えワンホーンで歌い上げる彼は、十分魅力的であります。

お茶にも合う、酒にも合う、昼下がりもイイ、夜もイイ、こういうアルバムはある意味貴重なわけで、取り上げて名盤とは言わずとも、耳に心地よさを残すのは良盤でありましょう。
夕べ、けっきょく器を使う事をあきらめず、寝酒とばかり台所から盗み飲んだ日本酒でも受け入れてくれる寛容さがこのアルバムにはあるのでした。

SAXOPHONE SUPREMACY / SONNY STITT
1959年12月21, 23日録音
SONNY STITT(as) LOU LEVY(p) LEROY VINNEGAR(b) MEL LEWIS(ds)

1.I COVER THE WATERFRONT
2.LAZY BONES
3.SUNDAY
4.JUST FRIENDS
5.ALL OF ME
6.TWO BAD DAYS BLUES
7.IT'S YOU OR NO ONE
8.BLUE SMILE



最新の画像もっと見る

コメントを投稿