JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

神童の勇姿「シェー」?

2008年08月03日 | a-c

「報告します!簡易冷房、無事に始動しました!」
ははははは、さすがの私も今日は耐えきれずに、趣味部屋の冷房(といっても窓用クーラーですが)を入れてしまいました。
しかし、この物価高騰の折、長い時間つけっぱなしにすれば、家人の怒りを買うことは目に見えています。ですから「報告します!」なんて、あり得ないあり得ない。
音が聞こえないように静かに窓を閉めてスイッチオン
何で私はここまで気を遣わなければいけないんでありましょうか?(笑)

まあ、私の我が家での立場の弱さは、今までも何度もお話してきたことですので、とりたてて語る話題でもありません。
今日の本題は、これ

そう、赤塚不二夫先生がお亡くなりになったというニュースです。
脳内出血で倒れた2002年4月からほとんど意識はなく、身体の自由がきかない状態だったそうですから、ご家族もある程度覚悟はされていたのだと思います。

私にとって赤塚不二夫といえばやはり『おそ松くん』ですかねぇ
おそ松、トド松、イチ松、チョロ松、カラ松、ジュウシ松、チビ太にデカパン、ダヨ~ンのおじさん、トト子ちゃん、そしてイヤミ。
我が同年代の男性であれば、こんな幼少期の写真を一枚はお持ちではないでしょうか。

私が神童と呼ばれし頃のスナップ、いわゆるイヤミの「シェー」であります。(おっと、違いました、自分だけが神童と思っていた頃のでした。)
白黒というのがいかにも時代でありますが、流行ったんですよねぇ「シェー」が、おそらくは『週刊少年サンデー』に連載された漫画そのものよりも、テレビアニメの影響が大きかったんだと思います。猫も杓子も子供たちは「シェー」をやっていたんですよ。(笑)
『鉄腕アトム』に始まったテレビアニメの第一期世代とでもいいましょうか、以前もお話ししましたが、『8マン』『鉄人28号』はじめ多くのテレビアニメを我々世代は見ながら育ったのでありました。

でも、ふと考えてみると、『鉄腕アトム』も『8マン』も『鉄人28号』も、時代は前後しますが『狼少年ケン』も『ソラン』も『ハリスの風』も・・・・・そうそう『宇宙エース』だって、主題歌を漠然とではありますが覚えています。ところが『おそ松くん』の主題歌がどうしても思い出せません。

 ♪ おそ松のズボンをカラ松がはいて
    チョロ松のシューズを 一松 取っ替えて
    とど松の眉毛を十四松に描いても
    シェー!
    やっぱり同なじ 六つ子さ
    だよーんだよーん そんなもんだよん
    だよーんだよーん そんなもんだよん
    よく見りゃ地球は不思議のカタマリ
    おそ松音頭でヨヨイのヨイ
    チョチョイノチョイ ホホイのホイ! ♪

後に放映された『おそ松くん』の「正調 おそ松節」「おそ松くん音頭」は何故か覚えていて(アニメは間違いなく見ていなかったはずですが)、調子に乗ってカラオケで歌うときだって・・・・(笑)
そこで、まさに正調である最初のアニメの主題歌を、暇に任せてネットで調べていると、やっぱりよく分かりません。ただ、藤田まことが歌う「おそ松くん」の主題歌は発見しました。(これが最初の主題歌だったのかどうかが分からないのですが)

 ♪ ぼくらは六つ子だ ぼくおそ松
   ぼくらはなんでも 知ってるぜ
   チビ太の頭に毛が一本 小さなおててにおでんが二本
   イヤミがシェーすりゃ 歯が三本
     ダヨーンの大食い箸四本 デカパンのパンツから猫五匹
     ぼくらは六人 六つ子だい
     力を合わせりゃ なんでもできる ♪

歌詞を見ても、やっぱり、良く覚えていませんでした。印象が薄かったのかなぁ?
「なになに、作詞赤塚不二夫、作曲三保敬太郎・・・三保敬太郎!?」
三保敬太郎といえば、前田憲男、山屋清とともに「モダンジャズ3人の会」を結成したあの人、そして、多感な時期にいろんな意味でお世話になった『11PM』の、あの「♪シャバラバシャバラバ・・・・♪」の作者でもあります。
当時の日本のジャズ・ミュージシャンが、どんな形で世に生きていたのか、ふとかいま見られたような気もしたりしてね。

ともかく、イヤミの「シェー」と、チビ太の「おでん」が気になりすぎて、主題歌をストンと忘れてしまったのでしょう。
そんな、バブ少年にも大きな影響を与えた漫画家、赤塚不二夫の死に、心からお悔やみを申しあげます。きっと今頃は、天国で自分が生み出した数々のキャラクターたちと、大好きな酒を飲み交わしていらっしゃることでしょう。

さて、今日の一枚は、カーティス・カウンスです。
ウエストコーストきっての黒人ベーシスト、カウンスは、活躍の場が西海岸だったこと、そしてあまりの早死であったことから、知名度がイマイチ低いようにも思いますが、同メンバーでの以前紹介した「YOU GET MORE BOUNCE WITH CURTIS COUNCE」同様、じつに良い演奏、しかもいかにも黒人らしいジャズを聴かせてくれます。

ベース好きの人って、出しゃばったベーシストが好きな人と、常に裏で支えるベーシストを良しとする人と、二つに分かれるかもしれませんよね。カウンスはまさに後者です。それが西海岸でも重宝された要因でしょう。
ここでも、けして出しゃばった様子は無いものの、控えめなソロに重みを感じることはできます。

「YOU GET MORE BOUNCE WITH CURTIS COUNCE」のようにコスプレ白人美女が誘ってはくれませんが、中身は、小児麻痺を克服したピアニスト、カール・パーキンスを楽しんだり、テナーのハロルド・ランドも良い味を出してますし、豊富なお楽しみポイントを持った一枚であると思いますよ。

LANDSLIDE / THE CURTIS COUNCE GROUP vol1
1956年10月8,15日録音
CURTIS COUNCE(b) JACK SHELDON(tp) HAROLD LAND(ts) CARL PERKINS(p) FRANK BUTLER(ds)

1.LANDSLIDE
2.TIME AFTER TIME
3.SONAR
4.MIA
5.SARAH
6.A FIFTH FOR FRANK

おまけ、
本日は日曜日、恒例の『料理当番、本日の一品』であります。

昨晩、Mさんのお店のバイトの女の子に「明日は、エビチリを作るぞぉ!」と公言してしまったので、一品目はエビチリです。
もちろん、インスタントじゃありませんよ。豆板醤、ニンニク、生姜を炒めるところからしっかり作りました。(私のエビチリは家族にも評判でありまして、みなさんにも食べさせてあげたいなぁ・・・笑)

こちらは中華に合わせて、春雨とレタスのスープです。
思った以上に美味しく出来上がりました。



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1 コメント

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赤塚不二夫 (モーレツ村石太&タモリ)
2012-03-04 17:07:02
私は 赤塚不二夫というと 天才バカボンの時代です。シェー 懐かしいですね。
漫画同好会(名前検討中
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