気温変動と花粉に悩まされる毎日ですが、みなさんの体調はいかがなものでしょうか?
私は朝、顔を洗ってもなんだか一本ピシッというものが無いというか、そうでなくともボケている脳がさらにボケボケになっているというか、ともかくサッパリとしない感じが続いています。えっ?それはたんに飲み過ぎのせいだろうって?・・・・う~~~ん、否定は出来ない。(笑)
今朝もそんなボケ頭で新聞を読んでいると、やれ「武藤総裁を参院否決」とか、「道路財源、与党、来週にも修正案」とか、「博士号取得に謝礼30万」「児童虐待死急増」・・・
もの申したい記事が山ほど載っております。
しかし、「今日のところは何も言わずにおいといてやろう」ということで(なんじゃそりゃ?)経済面に紹介されていた「レコードからCDへ、デジタルプレーヤー販売」との記事についてちょっと。
興味のある方はこちらの記事をどうぞ
この「デジタルプレーヤー」なるもの、ソニーから4月15日に販売予定の「PS-LX300USB」というしろもので、アナログ出力とUSB出力の双方を持っているプレーヤーなのだそうです。
付属の編集ソフトで、アナログレコードからの取り込みだけでなく、CD-R/RWなどへのライティング機能も備えていて、非圧縮ファイルでの取り込みのほか、MP3形式/ATRAC形式などへのエンコードも可能なうえに、ノイズ軽減のためのツールも搭載しているという・・・・・つまり、アナログレコードの音源を直接PCに取り込み、CD-Rへ書き込んだり、携帯MP3プレーヤーに落とし込んだり出来るレコード・プレーヤーということらしく、価格は2万8,350円なんだとか。
はてさて、このプレーヤーにどれほどの需要があるものなのでしょうか?
ずいぶん前のことですが、じつは私も「レコードをCD化して気軽に聴こう」てな安易な発想で幾つかのアナログ盤をCD-Rに落とした事がありました。(もちろんデジタル化するということは携帯プレーヤーへの転送も可能です。)
そのためにイコライザーとノイズカッター付き編集ソフトなんか仕入れちゃって・・・・
おかげさまで、レコードをCD化して欲しいと頼まれればいつでも我が家では出来るわけですけど・・・・・
結果を言いますと、結局はそれほど活用しませんでした。
それは何故か?
つまり、アナログ盤はアナログで聴くからこそのアナログ盤であって、CDで聴きたければCDで買い直してしまうということになってしまったからです。
唯一、亡くなった親友の所有アナログ盤を、奥様が「音楽好きとはいえない私が、それでも思い出としてたまに聴きたくなっても、そのためにレコード・プレーヤーを買うというのも・・・」とおっしゃるので、CD-Rに全て落としてプレゼントした事があり、この時は多いにこのシステムが役にたちましたけどね。
アナログ盤を多く所有されているリスナーはそれをデジタル化することよりも、さらに良い音響システムでアナログを聴きたいという方向へ走るのが現実ではないかと思ったりして、
何も無理矢理デジタル化しなくても・・・・・
いえいえ、全否定するわけじゃありませんよ。
例えば、親友の奥様のように、そうそうは聴かないけど思い出としてCD化したいとか、昔集めたドーナツ盤のレコードを何枚かのCDにして気軽に聴きたいとか、携帯プレーヤーで楽しみたいけど、改めてCDを買ったり、ネットでダウンロードするのはもったいない、まして廃盤になっていたりCD化されていなかったりする音源を気軽に楽しむにはデジタル化するにかぎるといった場合には、じつに有効なプレヤーであると思います。
げんに私も所有しているドーナツ盤やカセットテープの音源(このおかげでカセットテープはほぼ廃棄できました。)は全てデジタル化してありますから
はたしてこの「デジタルプレーヤー」なるもの、売れ行きはどうなるでしょうか?
みなさんは買いですか?それとも・・・・・・・・
さて、今日の一枚は、ビル・エバンス、アナログ盤ではなくCDでの紹介です。
この音源、そもそもはハート・ノート・レーベルで「HOW DEEP IS THE OCEAN ?」というアナログ盤で発売されました。その後CD化され、さらに完全盤である今日のこのCDが販売されました。
ここで私は全て同じ音源であるかのように書きましたが、これには異論がある方もいらっしゃると思います。
というのも、先に出されたアナログ盤とCDは録音日が1965年2月12日と記載され、今日のCDは1965年2月13日と記載されているからです。
残念ながら私はアナログ盤を所有しておりません。しかし、最初のCDとこれを聴き比べるかぎり同一録音であると確信しています。とすれば、全8曲が全て収録されたこのCDがお得かなぁ、なんて思ったりしてね。(でも、じつはアナログ盤が欲しかったりして...笑)
まぁ、同じだろうと違おうと問題は中身でありまして、
同メンバーでの初スタジオ録音「TRIO '65」を済ませて間もないこともあってか、あのちょっとピッチを上げた雰囲気はここでも同じで、これを良しとするかどうかは、賛否の分かれる「TRIO '65」に類似するかもしれません。
私は嫌いじゃありませんよ、ただ録音状態がもう少し良ければなおよろしいのですが。
「NARDIS」でのチャック・イスラエルのソロはなかなかの聴きものだと思います。
だけど、やっぱりエバンスの心からスコット・ラファロの影を消し去るまでの力は、イスラエルには無かったのかなぁ????????
ちなみに9~10曲は1962年、イスラエルとやり始めた初期の「バードランド」でのライブ音源です。これは「初期とこの時期を聴き比べてみろ」というプロデューサーの意図なのでしょうか?
なるほどラファロの曲「GLORIA'S STEP」のイスラエルを聴くと物足りなさは隠せないかも?
LIVE IN PARIS / BILL EVANS
1965年2月13日[1~8], 1962年2月10日[9~11]録音
BILL EVANS(p) CHUCK ISRAELS(b) LARRY BUNKER[1~8], PAUL MOTIAN[9~11](ds)
1.ELSA
2.I SHOULD CARE
3.TIME REMEMBERED
4.COME RAIN OR COME SHINE
5.SOME OTHER TIME
6.NARDIS
7.HOW DEEP IS THE OCEAN ?
8.ISRAEL
9.GLORIA'S STEP
10.HAUNTED HEART
11.NARDIS
ボクもLPのCD化・・・というよりテープのCD化が主な目的でした。
結局、チョコチョコっとやっただけで、機材はそのまま。(ソノチョコチョコが大変でしたが・・・)
もう少し待てばよかったか~ と後悔しました。
いずれにしても、時間のかかることですね^^
Trio'65
Releases
1965 Verve V6-8613
2003 CD Universal 5101
2004 CD Universal 9186
2008 CD Universal 9339
となっていて、録音はいずれも同じで、1月のようですね^^
ボクは、1965のLP音源を頂きましたが、曲も違うようですね
その結果がマイク・ノックとハクエイに渡した昔々のノックの(フォース・ウェー)アルバムでした。
どうも便利になっているようですが、デジタル化したいものは残りわずかなので、きっと忘れていってしまいます。
私もテープを処分できたことは良かったと思うのですが、今それを聴いているかというと・・・・・
まぁ、自己満足の世界かもしれませんね。
ふ~む、この時の録音については、いろんな話があって私も何が何だか分からなくなっています。
ともかくレーコードで聴いてみる事ですよね。仕入れちゃおうかなぁ・・・・・
昨晩の酒がまだ残ってるんですね。
本当に申し訳ありません。
jamさん、上記のコメントのmonakaさんをjamさんに置き換えてお読みいただけますか。
まったく馬鹿たれで困ったものです。
もしプレーヤーを買うなら、もう少し大枚をはたいてでも良いプレーヤーを買った方が良いと思うし、デジタル化が目的ならもっと安価でできますものね。
まぁ「そんなプレーヤーもあったなぁ」程度で、よろしいのではないでしょうか。