JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

贅沢な趣味かも

2009年03月22日 | m-o

せっかくの日曜日なのに、午後からはなんだか凄い天気になってきました。風は強いし、雨は降ってるし、あはは、こりゃいかにマイブームでも自転車はきついですね。もう一つのマイブーム?料理なんぞに力を入れようと覚悟を決めました。

というのも「ありがたや、ありがたや」ヤナイ珈琲さんから先日録音した『ジャズギター・セレクション』のお礼にとお酒をいただいたのでありまして・・・・もちろん、これを目的に録音したわけじゃありませんよ。でもせっかくのいただき物ですし、「より美味しく味わえる料理作り」なんぞをしてみようかなぁなんてね。

というわけで、今週は早々に『料理当番、本日の一品』です。
いただいた日本酒をちょっとだけ味見してみると若干甘めのお酒のようで、味わいはワイン感覚かなぁ・・・ならば、

『鯛の和風カルパッチョ』なんぞを。
本当は一晩昆布締めかなんかにした鯛で作ると美味しいんですが、一晩かける余裕もなく(笑)今日は昆布茶を利用しての簡単レシピです。
昆布茶の便利さは時間の節約はもちろん塩ふりの手間も省ける点ですねぇ、バットに昆布茶をビラっとまいて、薄く切った鯛を並べます。そこへまた昆布茶をサラサラっとふって約2時間ほど冷蔵庫へ、淡泊な鯛の身をみごとに味深くすることが出来ます。
これにレモン汁、醤油、煮きりみりん、ワサビを混ぜ合わせたソースをかけ、野菜をトッピングして、最後にオリーブ・オイルをふりかけました。
いやいや、思った以上に今日のお酒には相性バッチリでしたよ。

もう一品は、定番の『肉じゃが』
「これが出来たら男心をグイッと」などとくだらない事を言うヤカラの戯言はほっておいて、ともかく「作ったらいちど必ず冷ます。」これをやれば薄味でも旨味の染みた美味しいものが出来ますので、やたら喉が乾くばっかりの甘ったるくてしょっぱい『肉じゃが』をお作りになるお嬢様、肝に銘じるように。(笑)

そんなこんなで料理をしていると、近所の方から『春の山菜』のおっそわけ、菜の花にセリ、タラの芽まで、さっそく天麩羅にしていただきました。

てなことで、せっかくいただいた日本酒も一夜にして我が体内へと取り込まれ、今はほろ酔いでブログ更新を行っております。
いただいたお酒に合わせて自分で料理をしてこれを味わう、これもまた贅沢な趣味であるかもしれませんよね。

さて、ほろ酔いのバブが今晩セレクトした一枚は、ハンク・モブレーです。

酔っぱらっているので上手いこと解説は出来ませんが、モブレーという人はじつに控えめな人で、まわりがバンバン行っちゃうとかき消されてしまう感があります。
ボソボソっと語る?訴える?そんなモブレーの魅力を感じ取るには、このアルバムはうってつけじゃないかと思うのです。
だから、同じ三管でも、これが例えばトランペットがリー・モーガンで、アルトがキャノンボール・アダレーじゃモブレーは活きないんですねぇ、ハード・バッパー、モブレーが活きる布陣は、その他の二管はもちろん、アワセ上手のバリー・ハリスであり、ダグ・ワトキンスなんでありますよ。(そうでなくともドナルド・バードが若干走ってる気があるんですから)

「大丈夫、君もじゅうぶん出来るんだよ。」
そんな気持ちで、モブレーのプレイを聴いてやって下さい、タイトルどおり、彼のメッセージを聴き取ってください、彼の魅力がなんとなく分かってくるんじゃないでしょうか。そう、彼は私と同じ繊細な心を持った男なんです。(笑)

MOBLEYS MESSAGE / HANK MOBLEY
1956年7月20日録音
HANK MOBLEY(ts) DONALD BYRD(tp) JACKIE McLEAN(as) BARRY HARRIS(p) DOUG WATKINS(b) ART TAYLOR(ds)

1.BOUNCIN' WITH BUD
2.52ND STREET THEME
3.MINOR DISTURBANCE
4.AU PRIVAVE
5.LITTLE GIRL BLUE
6.ALTERNATING CURRENT



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