鬼畜 2005-11-11 | 映画 「砂の器」と同じく野村芳太郎監督で映画化された松本清張の「鬼畜」。 「砂の器」に比べ、こちらは原作のイメージどおりでした。「砂の器」は和賀英良がピアニストでしたから音楽も素晴らしかった。でも、「鬼畜」でも音楽は効果的に使われていました。オルゴール曲だったと思いますが、物悲しい音色が耳に残っています。 緒形拳演じる小さな個人工場を営む男・・・・さえない中年男なんですが、妻(岩下志麻)との間 . . . 本文を読む
砂の器 2005-11-10 | 映画 中居正広の主演したドラマは見ていないので、加藤剛が和賀英良役をやった野村芳太郎監督の「砂の器」の話です。 松本清張の本は結構読んでいて、この「砂の器」も映画を観る前に読んでいました。といっても封切り時の1974年に見たわけではなく、大学時代に名画座のような所で見たのです。 本の方はそれほど感動した覚えがなかったので、期待しないで見に行ったのですが、見事な人間ドラマになっていました。 . . . 本文を読む
笑の大学 2005-10-08 | 映画 大笑いするつもりで借りたのですが、何とまじめでシリアスな映画でした。タイトルが「笑・・・」だし、原作は三谷幸喜だし、絶対笑える映画だと思ったのに・・・。 といって面白くなかったわけではありません。快く裏切られたという感じでしょうか。 舞台は昭和15年。日本は戦争への道を歩み始めていて、国民の娯楽である演劇は規制され、台本も上演前に検閲を受けなければなりません。登場人物は検閲官(役所広司 . . . 本文を読む
パッチギ! 2005-09-12 | 映画 ようやく見ました。「パッチギ!」。もう涙が止まりませんでした。バラエティ番組に出ている井筒監督を見ていると「何、このおっさん?」という感じですが、「参りました。」というしかありません。 思えば、このブログを始めるきっかけになったのが「イムジン河」、この映画のテーマソングになっている曲です。 1968年に発表されるはずの曲だったんですね。もっと後のことだと思っていました。私が北山修を知った . . . 本文を読む
容疑者室井慎次 2005-08-28 | 映画 久々に家族で映画を見に行きました。土曜日は主人か私のどちらかが仕事だったり、たまに二人が休みだと息子がバドミントンの練習があったりとなかなか出かけられなかったのですが、昨日は3人そろったので、「では映画でも」となりました。 でも、何を見るかで問題が・・・。息子は「妖怪大戦争」。主人は「容疑者室井慎次」。私はやっぱり「室井」かな・・・。 そこで、息子の友達を誘いました。二つ返事でOK。でも . . . 本文を読む
スウィング ガールズ 2005-07-24 | 映画 念願の(ちょっとオーバー)「スウィングガールズ」(←でももうこの公式サイトはもうじき終了だそうです)をやっと見ました。映画館の予告で見た時、絶対見るぞと思ったのですが、結局行く機会がありませんでした。 レンタルされてからも新作の間は我慢と思っていたら、この頃はビデオ屋さんにも行く機会がなくなってしまった・・・。 そしたら、今日友達の家に行ったら息子さんが「スウィングガール」のDVDを持っ . . . 本文を読む
マイ・ビューティフル・ランドレット 2005-07-14 | 映画 ロンドンの同時爆破テロで実行犯が特定されたという報道がありました。 パキスタン系イギリス人だそうです。いずれも普通の生活をしていたという報道です。何が彼らをこんな凶悪な事件に走らせたのでしょう。 「パキスタン系イギリス人」と聞いて思い出した映画があります。「マイ・ビューティフル・ランドレット」です。 主人公がパキスタン系イギリス人だったか、もしくはパキスタン系イギリス人のおじを頼って . . . 本文を読む
「クレヨンしんちゃん」は泣けるよ??? 2005-03-03 | 映画 映画は好きだけど、子供が生まれてからは子供と見る映画しか映画館では見たことがありません。 今はそれでも「ハウルの動く城」「スパイダーマン」「ロードオブザリング」「ハリーポッター」程度までになったけど(ただし、日本語吹き替え版)、もっと前は「ドラえもん」「しんちゃん」「ゴジラ」でしたから途中で寝てしまうこともしばしば。 とはいうものの、私は「クレヨンしんちゃん」で泣いたことがあります。「ドラ . . . 本文を読む
映画スター 2005-02-28 | 映画 今まで見た映画の中で一番よかったものは「風とともに去りぬ」です。「ローマの休日」もよかったな。 もちろん、どちらも名画座で見た映画ですが、「エクソシスト」や「ジョーズ」を見ていた私にとってこれらの映画はちょっと衝撃でした。「ロードオブザリング」は途中で寝てしまったけれど、「風とともに去りぬ」は全然長く感じませんでした。 映画スターという点では「カサブランカ」のイングリッド・バーグマンと . . . 本文を読む
韓国映画 2005-02-02 | 映画 「冬のソナタ」は見たことがないので韓国映画を語っていいか気が引けるのですが、私が始めて見た韓国映画でよかったのは「チング~友よ」です。4人の幼馴染の男の子が高校生になり、やがてそれぞれの道を進むのですが、最後は「友よ」というタイトルがあまりにも切なく涙が止まりませんでした。 もうひとつは題名は忘れてしまったのですが、2人の仲良し女子高生のうちの一人が同じ高校の男の子を好きになり、主人公である . . . 本文を読む