フランス滞在日記

我が家のフランス滞在は今年12月までとなりました。
残りのフランス生活楽しみます。日本との違いなど紹介します。

フランスの出生届

2008-10-13 01:53:34 | 出産
フランスで出生した子供の出生届は国籍に関わらず、フランスで行わなければいけません。
出生届は住んでいる町の役所(mairie)で行うのではなく産まれた病院、産院のある町の役所にて行います。
私が出産した病院では、市の職員が出向していて、Etat Civilというコーナーで手続きしました。
しかしその届け出は出生から48時間以内に行わなければいけません。
その期間を逃すとその子供は出生を証明してくれるすべての手段を失います。
出生の事実が無いので日本の戸籍にも入ることが出来ず、日本国籍も取得できないのです
48時間以内ということは子供の名前を産まれてからあれこれ考えている余裕はありません。フランスでは、妊娠中に性別を教えてくれます。

出生届の手順および必要な書類。
・出産した病院が作成する出産証明書
・両親の戸籍謄本の法定フランス語訳
・両親の身分証明書

これらを提出すると、役所は出生の登録を行います。
子供の名前、性別、生年月日、(両)親の氏名、生年月日、国籍、住所、職業などに誤りがないか確認し、サインします。
病院作成の出産証明書以外は返却されます。

そして、copie integrale d'acte de naissanceをもらいます。”出生登録原本の写し”ですね。
日本の戸籍登録用に2部、各種出生申請用に1部、記念に1部、で、合計4枚もらいました。
もう1つ、EXTRAIT D'ACTE DE NAISSANCEを5枚くれました。こちらは日本の戸籍登録用には使えないんですけどね。(何に使うのかな?)

次に、社会保険への加入です。手続きは、Securite Socialeの窓口で行います。
提出書類は、
・copie integrale d'acte de naissance原本とコピー
・社会保障証カード(Carte vitale)
・登録用の用紙

数週間で郵便が来るそうです。

妊娠期間中に、CAF(caisse d'allocations familiales)から出産育児手当(生まれてくる子供のための補助金)をもらっていた人は、産まれた後にも補助金が出るので、CAFにも届けなければいけません。
(収入制限があり、我が家はもらってません。残念