フランス滞在日記

我が家のフランス滞在は今年12月までとなりました。
残りのフランス生活楽しみます。日本との違いなど紹介します。

TIR

2008-10-29 15:31:43 | 出産
TIR(TITRE D'IDENTITE REPUBLICAIN)とは?
地球の~には載ってないのですが、いろいろ調べてみると、
2年前から、フランスでは、未成年者も身分証明書を持たなければならなくなったそうです。
我が子は、フランスで生まれたので滞在許可証は要りませんが、身分証明書(TIR)が必要です。海外へ行く際は、パスポートとこれが必要ということらしいです。
ちなみに、5年間有効(5年ごと更新ということ)。無料。

追記。
私の住んでいるバ・ラン県では、TIRを申請しましたが、県によってはDocument de circulationという書類を申請するところもあるそうです。Document de circulationがだたの出国書類なのに比べ、TIRは18歳でフランス国籍となる可能性があるそうです。

申請に必要な書類は、
・copie integrale d'acte de naissance 1部
・申請書
・両親の滞在許可証のコピー
・住居証明(電気代などの領収書)
・ベビーの証明写真 2枚

これらを県庁に出します。

ベビーの証明写真、取りに行きましたよ。生後18日目に。
これがパスポートにも載るんですよ。かわいいな~

祖母の姉。

2008-10-27 23:04:50 | Weblog
祖母には、100歳になる5歳年上の姉がいたのだが、
なんと
祖母が亡くなった次の日に、亡くなったそうだ。

祖母は7人兄弟の末っ子で、すぐ上の姉とは
「ツナしゃん」「ヒナしゃん」と呼び合い、とても仲がよかったそうだ。
きっと、あの世への道中も2人仲良く、行っているに違いない。
もう、寂しくないね。
 
ちなみに、祖母の父・文太郎さんは、文政3年(1863年)生まれである。

母親。

2008-10-23 13:24:44 | 子育て生活
それは、出産4日目頃からでした。ちょうど、胸が張ってきた頃です。
子守歌に「ふるさと」を歌ったから、ではないようです
世に言う「マタニティーブルー」です。

生まれた我が子はとてもかわいく、泣き顔や泣き声さえかわいい。
いつまでも、見つめていたい。
”いとおしい”とはこういうことを言うんだろうな。

我が子は、私が赤ちゃんの頃に似ているのです。
私が自分の母になって、私を見つめている。。。そんな錯覚さえ感じました。
子を持って初めて親の気持ちが分かる、とよく言いますが、
その時、初めて分かったのです。
自分がどれだけ親に愛されていたかを

私がこの子を愛おしいと思えば思うほど、
どれだけ私が親に愛されていたかを感じるのです。
涙が溢れて溢れて止まりませんでした。

退院してからも、少しのことで涙もろくなりました。
感慨深い話を聞いて、涙。
1つ失敗して、涙。
授乳がうまくいかず、涙。
母性が足りないのではないかと悩み、涙。

本で調べると、イライラしたり、ちょっとのことで涙もろくなったり、クヨクヨしたり、突然不安に襲われたりするそうです。
チェックリスト10項目中、2~3項目でした。そんなに深刻ではありません。

母親のぬくもりとありがたさを再確認したマタニティーブルーでした。

日本の戸籍に入ります。

2008-10-21 14:22:24 | 出産
フランスの出生届が完了し、copie integrale d'acte de naissanceを入手したら、
次は日本に出生届を出します。これで日本の戸籍に入り、日本国籍を取得できます。
フランスの出生届が48時間以内に出さなくてはいけないのに対し、こちらは3ヶ月以内、とずいぶん猶予があります。
でも、早く戸籍に入れてあげたいですよね。

出生届はフランス国内の所轄の大使館、領事館で手続きを行います。
ストラスブールには、日本領事館があるので、そこへ出向きます。

必要な書類は以下の通り。
・copie integrale d'acte de naissance 1部
・copie integrale d'acte de naissanceの翻訳 1部
 領事館でもらう書類に、自分で訳を記入します。
 書き方が分からなければ、領事館の人が教えてくれます。
・出生届(海外出生バージョン)2部
・戸籍謄本 1部
・届出人の滞在許可証コピー

これらを提出して日本の出生届は終了。

後日、日本の家族に、戸籍に入っているか確認してもらい、戸籍を送ってもらいましょう。
再び、領事館へ出向き、パスポートを作ったら、いつでも日本に帰れます。

祖母。

2008-10-20 15:53:29 | Weblog
昨日、父方の祖母が亡くなった。95歳。
そして今日は2年前に亡くなった父の命日。
いや、父の場合、医師の到着が少し遅れて20日になったから、本当は同じ日かも。

祖母にとって、父は初めての子。特別思い入れがあっただろう。
やっぱり、ここ2年、寂しかったんだろうな。
あの世で、先に逝った人たちと話してるかな?
長生きしてると、いろいろな人たちの生死に立ち会う。
いいことも、辛いことも様々。

生まれる命があれば、消える命もある。
世の中は、こうして成り立っている。

フランスの出生届

2008-10-13 01:53:34 | 出産
フランスで出生した子供の出生届は国籍に関わらず、フランスで行わなければいけません。
出生届は住んでいる町の役所(mairie)で行うのではなく産まれた病院、産院のある町の役所にて行います。
私が出産した病院では、市の職員が出向していて、Etat Civilというコーナーで手続きしました。
しかしその届け出は出生から48時間以内に行わなければいけません。
その期間を逃すとその子供は出生を証明してくれるすべての手段を失います。
出生の事実が無いので日本の戸籍にも入ることが出来ず、日本国籍も取得できないのです
48時間以内ということは子供の名前を産まれてからあれこれ考えている余裕はありません。フランスでは、妊娠中に性別を教えてくれます。

出生届の手順および必要な書類。
・出産した病院が作成する出産証明書
・両親の戸籍謄本の法定フランス語訳
・両親の身分証明書

これらを提出すると、役所は出生の登録を行います。
子供の名前、性別、生年月日、(両)親の氏名、生年月日、国籍、住所、職業などに誤りがないか確認し、サインします。
病院作成の出産証明書以外は返却されます。

そして、copie integrale d'acte de naissanceをもらいます。”出生登録原本の写し”ですね。
日本の戸籍登録用に2部、各種出生申請用に1部、記念に1部、で、合計4枚もらいました。
もう1つ、EXTRAIT D'ACTE DE NAISSANCEを5枚くれました。こちらは日本の戸籍登録用には使えないんですけどね。(何に使うのかな?)

次に、社会保険への加入です。手続きは、Securite Socialeの窓口で行います。
提出書類は、
・copie integrale d'acte de naissance原本とコピー
・社会保障証カード(Carte vitale)
・登録用の用紙

数週間で郵便が来るそうです。

妊娠期間中に、CAF(caisse d'allocations familiales)から出産育児手当(生まれてくる子供のための補助金)をもらっていた人は、産まれた後にも補助金が出るので、CAFにも届けなければいけません。
(収入制限があり、我が家はもらってません。残念

出産!! Accouchement

2008-10-08 00:42:41 | 出産
9月30日。
その日は、朝から便秘でした。。。出そうで出ないそんな感じが朝から続いていました。

夜は、主人と2人で最後の外食になるかもしれない、ということで、モロッコ料理を食べに行きました。
日本ではあまりなじみのないモロッコ料理ですが、こちらにはモロッコ料理レストランが結構あります。
クスクスとタジンという煮込み料理を頼みました。
円錐状の蓋の入れ物に入ってきます。中身は、鶏肉、羊肉、牛肉、肉団子、ニンジン、ズッキーニ。薬味?として、干しレーズン、赤唐辛子のペーストが付いていました。
クスクスは、パサパサしているのかと思っていましたが、そうでもありませんでした。お米ともパスタとも違う、新しい味の発見でした。

そして、家に帰り、ベッドで休んでいると、何となくお腹が痛い。23時頃です。
便秘の痛みのようでもあるので、トイレに行きました。
そして、破水。
出産のイメージとして、おしるし→陣痛→破水。があったので、「今日もおしるしなかったな~」なんて思ってました。
で、病院に電話して、主人の友達の車で病院に送ってもらいました。その間に陣痛が始まりました。

ここからは、時間経過で書きます。
23:45 病院到着。子宮口2cm開大。
00:00 モニタリング。陣痛7~8分間隔。まだ痛みに耐えられる。
01:30 陣痛が強まらないようなので、病室へ移動し、様子を見る。
01:35 陣痛5分間隔。
02:35 陣痛2~3分間隔。
02:50 痛みに耐えられなくなったので、ナースコール。
03:00 Salle d'Accouchementに移動。子宮口5cm開大。
    無痛分娩希望しますか?と聞かれたので「Yes!」
03:20 麻酔の準備。
03:40 麻酔終了。実際麻酔をしているのは、2~3分。
    1回の陣痛と陣痛の間に終わりました。
03:45 麻酔が効いてくる。痛みなし。収縮の感じはわかる。
04:45 子宮口10cm開大。「もっと、赤ちゃんが下がってきたらいきみましょう」
05:30 痛みがないので、ウトウトする。
    「ちょっと、いきんでみましょう」→赤ちゃんの頭が見える。
    助産婦の合図で、いきみ開始。
    ベッドに手すりはなく、手は自分の太ももを持つ。
    1回の陣痛で、2~3回いきむ。4回ほど続けたら、赤ちゃんの頭が引っ込まなくなった。
06:08 赤ちゃん誕生!!!!!!

生まれてすぐの赤ちゃんは、すぐに泣き出し、すごく大きな声でした。
お腹の上にぽんと乗せられ、いきなり、おしっこをひっかけられました。
タオルで体を拭かれた後は、2時間ほどずっと抱っこのまま休みました。
麻酔しているので、胎盤もあっという間に出てしまい、裂けたところを縫って、休憩。
点滴や麻酔の管を抜いてから、10時頃病室に戻りました。