赤い彷徨 part II
★★★★☆★☆★★☆
↑次にお星さまが増えるのはいったいいつになるのでしょう…
 



邦題はまんま「天使と悪魔」、正直かなり今更な感じですが・・・。5、6年前に一度読んだものを去る夏の映画鑑賞(7/20@日比谷シャンテ)を前に再読し始めたのだが、だらだら読んでいたにしても何と2ヶ月以上かかってしまった。正直読みはじめて(確か大分に向かう飛行機の中で読み始めたと思う)から浦和が連敗街道まっしぐらになってしまいよっぽど途中でサスペンドしようかと思った時期もあったが、結局完読しないうちに無事連敗脱出。以下、上映はもう終わったと思うがネタバレもありうるので念のためたたみます。

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ストーリーの流れを大・中・小に大まかに仕訳すると、映画では大の部分ではむろん原作(本)に沿ったものになっているのだが、あらためて本を読み進めるうちに、映画において中・小の部分で結構豪快に端折られていたり変更されていたりということがわかった。原作ではAngels & Demons→ Da Vinci Codeの順なのに映画の中ではそれが逆転しているような描写があってり、原作ではそれなりに鍵を握る人物がそもそも映画には出てこなかったり、死に様が異なってたりというようなことも。しかしラストは実は映画より原作の方が若干トンデモ展開度が高いというのも面白いと言えば面白い。

いずれにせよ映画を鑑賞した段階では原作の内容をすっかり忘れていたので、まあそれなりに楽しめたのでこんなもんかなと。実のところ映画で大枠やイメージを掴んでから原作を読んだ方がより面白いのかもしれない。一方で、本を読みながらイメージしていたとおりの映像が映画に出てきたりするとちょっとうれしかったりもするのだが。

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