赤い彷徨 part II
★★★★☆★☆★★☆
↑次にお星さまが増えるのはいったいいつになるのでしょう…
 



前回からのつづき)

高速に乗り一路香川県に戻ります。高速のICにほど近い善通寺に参拝するついでに、やはり讃岐うどんは食べておくべきだろうということで善通寺市にある「山下うどん」さんへ。有名なうどん屋さんのようで、ご覧のようにタクシーで乗り付ける光景も。



こちら山下うどんでいただいたのはご覧の冷たいぶっかけ(大330円)とイカ天、鳥の天ぷら。その昔職場の香川県出身の同僚が「都内の讃岐うどんなんて食えませんよ!」と豪語していた意味が少しだけ理解できたような気がしました。勿論あっという間に平らげました。



山下うどんさんの駐車場から臨む讃岐富士のひとつ飯野山(でよいのですよね?)。自分の中では四国を強く感じる光景のひとつです。



善通寺市というとお寺は勿論のこと、旧帝国陸軍第11師団駐屯地のあったところとしても知られているのではないでしょうか。その施設を見学したい思いも多少はありましたが細君に配慮して今回は断念。こちら善通寺市には現在も陸上自衛隊第14旅団の駐屯地があります。ちなみに、その善通寺駐屯地のウィブサイトを見てたら普通に「大東亜戦争」って書いてあってニヤリ。



さて善通寺ですが、四国48箇所霊場の第75番。真言宗の開祖である空海の生誕地で、平安時代初期にその空海の父が建てたものとされているとのこと。右手には五重塔も見えます。



日本の国柄のようなものを考えていく上で個人的に最近注目している概念のひとつ、「怨親平等」という言葉を境内で偶然見つけてびっくり。もともとは仏教から来ている言葉だったと思うので当然と言えば当然ですね。



その後再び高松市内をひとしきりぷらぷらしてレンタカーを乗り捨てして高松空港へ。うどんのだしが出るという蛇口は見つけられませんでしたが、空港施設自体は比較的新しく綺麗でした。その施設内にあって、この表示は妙に昔の地方空港っぽくて逆に印象的でした。今回は人生初のLCCとしてジェットスタージャパンで成田まで。お土産類は既に配送済のため荷物もさほど多くはなく、フライトの定刻にも間に合ったのでごくごく快適な旅でした。高松→成田で1万円切るのは大きいし、また機会があれば使いたいかな。



15年4月に成田空港に新たにLCC(ローコストキャリア)専用としてオープンしたばかりだった第3ターミナルへ到着。全体的にスタイリッシュでありつつ、よくいえばごくごくシンプルな造り、悪く言えば安普請という印象ですが、そこはLCC専用ターミナルに相応しい造りというべきなのでしょうね。



ところどころがこのように陸上のトラックのようになっているので、「天国と地獄」など運動会の曲が聞こえてきそうな雰囲気で、思わず早足で歩きそうになりました。この日は楽天オープンに出場するっぽい外国のプロテニス選手とその奥方っぽい方と、そしてそれを迎える大会スタッフっぽい姿も見られました。プロテニス選手もLCCなんて使うんですね。



ここからリムジンバスに乗り込んで一気にさいたま市内に帰還してようやく旅が終わりました。本旅行記もここでようやくひと段落。次回からは仲間内で行った秋田と弘前をめぐる旅について、これも既に2年以上前になりますが性懲りもなく書いていきたいと思います。

(了)

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