赤い彷徨 part II
★★★★☆★☆★★☆
↑次にお星さまが増えるのはいったいいつになるのでしょう…
 



前回のつづき

翌日、遅くまで試合の録画中継を観ていたせいでかなりしんどかったが、何とか頑張って朝8時には起床。ホテルから一人で散歩に向かい、途中またコンビニの前のスペースでコーヒーで一服しつつ、ホテルから歩いていける距離にあった「ケクサ」(客舎)へ。李氏朝鮮時代にお客さんを迎えて様々な儀式を行っていた場所で、一部が現存しているらしい。



韓国で見た寺社仏閣などの歴史的建造物は、この後に向かうキョンジュ(慶州)などでもこの手の「極彩色」が多かった。このケクサはいまでは市民の待ち合わせ場所や憩いの場として使われているとのことだったが、確かに朝っぱらからこんなところで読書に勤しむおっさんとお姉さんがいた。ホテルに帰る道すがらでは、うぃあーさんと思しき方々を2組ほど目撃。当日はほとんどの人が試合終了後そのままバスでソウルに帰ってしまったなか、チョンジュ宿泊組はかなり珍しい方に入るのだろうな・・・。

実はこのチョンジュで韓国人の友人と会う予定だったが、ドタキャンを喰らう。ここまでトラブル続きでもはや小慣れていたのでさしてショックにも思わず、また浦和の勝利でかなりご機嫌だったこともあり、それならばということで、サッカーでもなければ死ぬまで訪れることのなかったであろうチョンジュの町を少しばかり観光をすることにする。てか、チョンボクのラフプレーを思えば正直2度と対戦したかないが・・・、まあそういうわけにもいかないのかな。

とりあえずホテルをチェックアウト。宿泊したチョンジュクワングワンホテル(全州観光ホテル)は某サイト経由で予約、一泊7,700円だった。繁華街に近いところにあるので決して静かではないが、値段相応で悪くないホテルだと思う。ちなみにここにも時計もアラームもなかったw

チョンジュは遡れば百済の都で、李氏朝鮮を築いたイ・ソンゲ(李成桂)の祖先の生地とか。60万都市らしいが、街並みは実にこじんまりとしていていかにも地方都市といった趣。ちなみに心底どうでもいいけどユンソナの出身地らしい。



地図を頼りにとりあえずプンナムン(豊南門、上の写真)へ徒歩で向かう。豊南門は、全州府城にあった東西南北の4つの門のうち、唯一現存している南門とのことで、ソウルの南大門と同じ形をしているらしいが、規模はかなり小さい。写真ではちょっと見難いが「湖南第一城」の「湖南」とはチョルラプクド(全羅北道)の別名らしい。



そしてそのままキョンギジョン(慶基殿)へ。こちらはイソンゲをはじめとした朝鮮王朝歴代の王様の肖像が奉納されている建物で、1410年に建立されたもの。ここでも建物は極彩色で彩られていた。チョンボクの名所旧跡は全体的に地味な感じが否めないが、薀蓄を読みながらぷらぷらするのはなかなか悪くない。こんなところでもところどころ日本語の解説もついているものもあったわけだが。



ここらでチョンジュ中心部のみどころはほぼ網羅したと判断し、半島の東端の方にあるキョンジュに向かうことに。路線図を見た限り鉄道だと乗換が多くて面倒そうだったので、ここは敢えてバスで移動することに。タクシーを拾って「コソクポストミナルカジ」(「高速バスターミナルまで」と言ったつもり)と告げる。すると運ちゃんにバスの行き先を聞かれたので、「キョンジュ」と応えると「それなら市外バスターミナルだよ」とアドバイスしてくれて、そっちへ向かう。この親切な運ちゃん、こっちが彼の韓国語をほとんど理解できなくても粘り強く話しかけてきてくれて、それはそれは正直やや疲れたが、まあ悪い気はしない。「チュッキュ(蹴球)でチョンジュに来た」といったら「ソンス?」(選手?)と言われて苦笑い。選手がバックパッカーやってるわけねーだろっつーの。こっちが「いやいや応援だ」と言ったら今度は運ちゃんが苦笑い。

(まだまだつづく)

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10月2日(火)、仕事帰りに埼玉県白岡町にある有名店「もちもちの木」の新宿支店へ。20時半前に到着したところ、他のお客さんは数組で余裕で座れた。きっと前はバーかパブだったんだろう、店内はラーメン屋らしからぬ雰囲気。

中華そばは大(420g、950円)、中(280g、750円)小(140g、650円)から選択できるのだが、お腹が空いていたこともあり、今思えば血迷って「中」にしてしまった。小って何か女の子用みたいかと、分量をよく見ずに勝手に判断したのがミスだった。

すると、上記の写真のようにかなり大ぶりの器がどーんと置かれて圧倒される。しかしスープは魚粉の風味が香ばしく、またネギ油が表面を覆っているためスープの温度が高いまま保たれているのだが、このためオレは汗しながら、舌を若干火傷しつつ喰う羽目に。あっさり目ながらスープは文字どおりもちもちっとした中太の麺としっかり絡んでおいしい。トッピングで加えた煮玉子(100円)は完熟で個人的にはやや(´・ω・`)ショボーン

総じて美味しかったので、またお邪魔したい。前に一度食べたここのカップらーめんは、ここの味が本店の味と遜色ないと仮定すれば可能な範囲で忠実に再現したものだったのかなという気がした。

場所は新宿駅を出て右に向かい、小滝橋通りをまっすぐ大久保方面に向かい、職安通りの手前で左手に↓この看板があり地下に下っていくのだが、(個人的には)看板を見落としがちだと思うので注意。



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Jサテライトリーグ
浦和1×0草津@埼スタ第2グラウンド

今週末くらいはサッカーを忘れればよかったのかもしれないが、あてにしていた予定もなくなって、やることもなくふらふらとひとりで埼スタへ。思えば杮落とし以来、トップの試合もPVもない日に埼スタを訪れるのは初めてで、人気もまばらな埼スタもなかなか新鮮でいいななどと思いながら浦和美園駅から歩を進めた。


埼スタ南門のところは本格的に工事中っぽい雰囲気に

ところが、キックオフ直前に第2グラウンド到着すると人がいるわいるわ。スタンドは既に満杯状態でげんなり。コーナーフラッグのあたりにも入れるようだったので、やむなくまさにコナースポットから数mのところで立ってみることに。すぐ前に太鼓の人がいてチャントが始まってややびっくり。Jリーグが始まってから初めてサッカーを現場で見るようになった自分としては、ピッチレベルでの観戦というのは決して見やすくはないが新鮮だった。


CKを蹴る草津の#24。至近距離からいじられて気の毒w

トップと同じ3-5-2。3バックは左から坂本、堤、浜田Y(ユース)、ボランチは赤星、山田Yのコンビ。左WBには相馬、右WBには西澤。トップ下に高橋Y、中村、小池の2トップ。原口ら、さらにユースの選手が後半から随時途中出場。

調整出場であろう相馬はすっかり元気そうで、フル出場。今日もガンガンつっかけ、また中に切れ込んでの右足での2本のシュートはしっかり枠を捉えていたが、クロスの精度は相変らず。しかしこの試合唯一の得点は相馬のグランダーのマイナスのクロスを受けた赤星がバイタルエリアのあたりから鮮やかなミドルを決めたもの。そういえば少なくとも今季相馬のアシストを見たのは・・・初めてか?w まあ復帰は近いと思う。

堤のフィードは相変らずなかなかよい。特に右サイド西澤を走りこませてのものはみていて気持ちが良かった。ユース組で今日一番目立っていたのは高橋。あんな前もやる選手だったのね。ゲームを作っていたのは今日も赤星。上手いと思うし、運動量もあるのだが、現時点で浦和のトップチームに食い込むのは厳しいのかな・・・。ちょっともったいないかも。FW陣は今日はあんまり仕事できていなかった。


人多すぎ・・・

帰りにはついでに開店したての浦和パルコに寄ってみた。昨日「王様のブランチ」でも取り上げられたことも相まって、こっちもやっぱり人手は多かった。タワレコのジャズコーナーはやはり都内に比べると品揃えが劣る。結局パルコ内はちょっとふらふらしただけだが、とりあえずオープン直後のショッピングスポットにひとりで、しかも金欠のときに行くべきではないことはよくわかった。百害あって二、三利程度だわ・・・。


ストラップはサラリーマン的にはでかすぎだな・・・





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いやね、ここでも散々ネタにしてきたとおり、今回の韓国遠征で携帯をなくし、普段腕時計をしないオレ的には一時時間がまったくわからなくなってかなり心細い思いをしたわけです。30過ぎて今更なんですが、まあそろそろ社会人的に腕時計のひとつでもちゃんと買ってせにゃならんなと、そんな風に思っていたわけです。


そんな矢先、突然こんなものが宅急便で届いたのです。





なんなんでしょうこの箱は。いやね、少なくともこの8ヶ月くらいはこんなもの頼んだ覚えはまったくありません。



どうも”LEAGUE CHAMPION”なんて書いてありますが、今季の優勝はまだ決まっていないのでまだまだ気の早い話だし、ましてや昨年の優勝記念グッズが今頃のこのこ届くわけがないよなと。しかもこっちは韓国遠征で痛恨の追加出費を喰らって、これから年末まで細々と暮らしていかにゃならんなぁ・・・(´・ω・`)などと思っているこのタイミングで送ってくるなんてKY(流行語初めて使ってみました)なことないよなと。




あれ、でもまあ、なかなか格好良いな。と、ということで結局代引きで金払ったのですが。値段は16,800円ですかそうですか。



それで何がいいたいかというと、オレは年末までプチ貧乏ですよっていう告知と、あと柏と北千住で飲んで帰ってきてテーブルのところでうとうとしてたらこんな時間になっていてかなりショックですってことです。


まあ何てこといいながらも、ちゃんと来週からスタに行くときだけでなく、職場にもG-SHOCKしていきますから。

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9月30日(日)の新潟戦前に虎@王子神谷へ。駅からちょい歩くイメージ。純製らーめん(650円)にし、キャベツと煮玉子(それぞれ100円)をトッピング。珍しいことにとんこつらーめんながらオプションで太麺も選べるらしいが、今回は無難に細麺をチョイス。

かなりクリーミーな感じのスープで、豚骨臭も抑え目で上品な部類に入る豚骨らーめんという印象。おいしかったのでまた埼スタに行くついでにでも訪れたいと思うが、個人的にはもっとがっつりと豚骨臭が欲しいかもしれない。そういう意味では田中商店@梅島やぼたん@大塚が恋しくもある。

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韓国から帰国した9月29日(土)、綾瀬駅のそばの携帯ショップで携帯を泣く泣く買い直して復活させ、その足で大勝軒@綾瀬へ。某検索サイトで名前が消えていたのでどうなったのかと思っていたが、ちゃんと営業していた。そう、帰国して最初に食べた食事がラーメンだったということ。

18時半前に入店したのだが、みるみるうちにお客さんでいっぱいになっていった。それでも顔なじみの家族連れが多かったたりで、都心の店舗とは一風異なる空気を醸し出していた。オーソドックスに特製つけめん(680円)にしたのだが、何かいつもよりおいしく感じたのは、やはり韓国料理に食傷気味だったからだろうか。。。

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前回のつづき

 ようやくチケットもぎりを通過してスタジアムの中へ。こちらのゴール裏を除いてスタンドはまだ閑散としていた。ピッチの上では何やら太鼓の演奏の練習が繰り広げられ(後でわかったことだが、ハーフタイムショーに向けた練習だったらしい)、メインスタンド側ではワシントンらが現れベンチに腰掛けており、のんびりムード。最近岡田主審らに対してよく行うように、試合前にピッチ内を巡回する審判団がこちらにやってくると大きな拍手で迎える浦和ゴール裏。そしてこれに拍手で応える審判団。まあ、これについては結果的に成果があったのかもしれないw



やがて選手たちがアップのためにピッチに現れると、「赤き血のイレブン」のチャントが始まり、いよいよ臨戦態勢に。陽が沈み徐々にあたりが暗くなり、開始時間が迫るにつれて人が増えていく向こう側のゴール裏とバックスタンド。何だかんだと3万人以上の観衆が集まったようだったが、試合中の反応を見る限りじゃバックスタンドは普段サッカーを見てない、恐らくはヒュンダイグループの企業動員っぽい感じがありあり。

浦和のゴール裏にも、物珍しさか韓国人が何人か紛れ込んでいたのを目撃。うちひとりのおっさんは「オノシンジ、オノシンジ」と呟きながらうろうろしていて、変なところで伸二の知名度をあらためて実感させられる。そうこうしているうちに、まだ練習中だってのに向こうのゴール裏2階で発炎筒が焚かれる。人間やっぱり火を見ると興奮するのか、これでさらにテンションが上がる。試合開始後は浦和側でも無数の発炎筒が焚かれ、日本国内では消防法の関係で禁止されていることもあってか興奮はますますもって高まり、いよいよ血沸き肉踊るといったモードに。


この日の発炎筒第一号。怪しい手が透けてますがシンレイ写真じゃありません・・・

試合内容については今更語るまい。自分もかなりテンパっていて、ハーフタイムには若干息苦しくなるほどだったが、そんななかだからこそ開始早々の達也のゴールには大いに勇気づけられた。普段のリーグ戦なら開始早々のゴールにはきょとーんとしてしまうのだが、いきなりネジが2、3本飛んで行った感じ。

相手のゴール裏が発炎筒を焚いて火力に物を言わせてくることはある程度想定していたが、まさか試合中のピッチの、しかも「浦和の選手に向けて」ロケット花火のようなものを打ち込むことまでは予想していなかった。そして審判の判定が気に喰わない時や試合後には無数のペットボトルがピッチに投げ込まれ(ただしこれについては浦和でも投げ込んだバカがいた)るなど、物々しい雰囲気。挙句の果てには試合終了時にチョンボクの選手が審判に中指まで立ててたようで、まあなんつーかもう・・・・・・・面白いねw

試合を2×0で快勝して意気揚々としていたところ、突然打ち上げ花火が上空に2発上がり、盛り上がる浦和ゴール裏。自分とこのクラブが無様に負けたのに花火を上げるとは、スタジアムの雰囲気と違って随分と懐の深いものだと感心しつつ、しかしまた随分と凄い勢いで警備がこっちに走ってくるななどとその場では思っていたのだが、後でどうやらこっちのゴール裏が上げたものだったことを知る。チョンボクに負けたのはせいぜい火力くらいだとな思っていたが、結局火力でも浦和が圧勝だったようでw

それにしても"We Are Diamonds"歌ってるときはさすがに目から汗が出ました。いや、常日頃から滝沢先生に「勝ってから泣け」って指導されてるオレは途中で堪えましたけどね。

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さて試合後。チョンジュ市内の中心部に宿を取っていた自分は、簡単に言えば埼スタで試合を観た後浦和駅近くに出て宿泊先に行かねばならないような状況であったため、タクシーを拾う必要があった。念のため試合前にボランティアの日本語が出来る女の子に聞いたみたところ、タクシーは試合後ホーム側の方で拾えるとの案内を受けていたのでその点ではやや安心していたのだが・・・。

さすがに試合が物々しい雰囲気で終わったこともあり、念のためユニの上に用意しておいた真っ黒なパーカーを羽織ってカモフラージュしてホーム側へ向かった。タクシーを求めて道路をうろうろするものの、これが一向に捕まらない、というかタクシーがそもそもあんまりいなくて、これはさすがに焦った。一応前述のボランティアのお姉さんたちの名誉のために言っておくが、タクシーについて質問したところ、彼女ら自身ではわからなかったため、わざわざ駆け足でスタッフに聞いてきてまで回答してくれたので、彼女たちなりに最善は尽くしてくれたのである。ちなみに大学で日本語を勉強している女子大生だったようで、にこやかに応えてくれて大変好印象だった。つか駆け足で戻ってきて息を切らせながら応えてくれたときはむしろ萌えたw 要はスタッフ氏ねと。

引き続きうろうろしていると、赤装束の人たちが道端で佇んでいたため、すがるような思いで話しかけてみると、やはりチョンジュ市内のホテルに行くためにタクシーが必要なんだとかで、こちらも焦っていたため、図々しくもその方々3人と一緒にタクシーを待たせて頂くことに。このお三方、どうやらソウルから電車でいらして、車内で知り合った男性1名とご夫婦の計3名だったらしいのだが、電車で来るとは本当に逞しいわ・・・。

しかしそれでもタクシーは来ない。挙句に車で通り過ぎるチョンボクサポに中指を立てられる。まあ負け犬どもに「車の中から」中指立てられたところでむしろ「おうおう、くやしいのうw」という感じでうれしくなっちゃうくらいなんだけど、正直このときはもうそれどころじゃねーんだバカって感じで。。。

そうこうしていると目の前でRV車が停車。車内にはチョンボクの蛍光緑のユニが見えたので、すわ、喧嘩を売られるか、と構えたところ、車内の温和そうなチョンボクサポは意外にも「どこまで行くんだ?チョンジュ市内なら送っていくぞ」と。メガネかけた小太りなチョンボクサポがこのときばかりは天使に見えました。

車内では英語やら韓国語やらでサッカーを中心にいろいろと話した。曰く「ポンテはいい選手だ」「マグノ・アウベス(以前チョンボクに所属)は今でもオレたちのヒーローだ」などなど。一人の方が韓国語がある程度話せるようで、おかげでかなりコミュニケーションが取れていた。自分は学生時代韓国語が第一外国語だったなんて口が裂けても言えないw

そんなわけ無事チョンジュの中心部まで送ってもらい、握手をして御礼を言って別れたのだった。こんなとき、お礼として渡せる浦和グッズを余計に持ってきておくべきだったと激しく後悔。長年使っているお気に入りのタオマフはさすがに渡せなかった小物なオレ・・・。でも本当にありがとう、いやカムサハムニダ。助けてもらったから言うわけじゃないけど、韓国人のこういう情に厚いところは、オレ結構好きです。それだけにあの「沸点の低さ」が何とも惜しい。

その後は地図を頼りにうろうろして、一路宿泊先のチョンジュクワングワンホテル(全州観光ホテル)へ。途中ヤンキー車みたいなのが大音量で音楽を流しながら走り去っていって、へえ韓国にもあんなのいるんだなあなどと思っていると、どうも聞き覚えのある曲。耳を凝らしてみると「♪らぶれぼりゅうしょん つぅうぇんてぃわん フーッ!」っていまどきモー娘かよ!w

無事にホテルに到着。フロントにはそれぞれ制服と、なぜかジャージにピンクのヤンキースの帽子を被った2人のお姉さんが。2人ともかわいくて愛想がよかった。「おやすみなさいー」とか日本語で言ってくれて再度萌えました。ちなみに韓国では女性が野球帽を被っている姿をテレビでも街角でも良く見かけたので、恐らく女性のファッションアイテムとしての地位を確立しているのだろうと思う。

部屋はせっかく韓国に来たのだからと、敢えてオンドル(韓国の伝統的床暖房)部屋にしてみたが、まだ暑い時期にオンドルに泊まっても板の間に布団敷いて寝るので背中が痛くなるだけだったわけだが(´・ω・`) シャワーを浴びてテレビをつけると試合の録画中継が放送されていて、あらためてチョンボクの許しがたいラフプレーに憤るとともに、2点目が一番酷いラフプレーをしていたチョンボクの4番のクソオヤジのオウンゴールだったことを知り大爆笑。ええと、韓国語で「天罰」ってどう言えばいいんだっけ?


オンドル部屋

(まだつづく)

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前回のつづき

いよいよ試合当日。ソウルからチョンジュ(全州)までの、概ね東京から浜松くらいの距離の道程は、こちらの管理人であるせぼんさんの企画されたソウル→全州ワールドカップスタジアム(試合会場)のバスツアーに往路だけ参加させて頂いた。朝9:30にロッテホテルのロビーに集合だったのだが、何せこの旅はのっけからボロボロの状況だったため、念には念を入れて前日に集合場所まで歩いて確認し、当日も早めにホテルをチェックアウトして出発した。

さすがに少し早すぎたので途中のファミマ(他にセブンイレブン、ミニストップなど日本でもお馴染みのコンビニがあった)でスタバのコーヒーを買い、お店の前に置かれたテーブルのところに座ってしばしまったり。韓国のコンビニは店内か店外で必ず座って飲み食いできるようになっていて、半ばバックパッカーだった自分としては重宝した。ボーッとしているといきなり日本語で「お疲れ様です」と話しかけられたのでびっくりして顔を上げると、にこやかな顔をした紳士が。この時点で既に自分もユニを着ていたので、「同業者」を見かけて話しかけてくれたというわけ。少々お話しさせて頂いたところ、グループでレンタカーを運転手込みで借り上げてチョンジュに向かわれるのだとかで、いやはやうぃあーさんは本当に逞しいなと感心。そういえば普段よく拝見しているサイトにもそんな記述があったので、もしかしたらその「中の人」のお一人だったのかも。こんな登山家みたいなやりとりも遠方アウェイならでは。

ロッテホテルのロビーに到着すると、既に赤装束に包まれた人たちがわらわらと集まっていた。しばらくして10時前後にツアーバス用の発車口から出発し、まもなく高速道路に乗る。するとどうだろう、前々から聞いてはいたがいわゆる旧盆であるチュソク(秋夕)のUターンラッシュで高速道路の反対側は進めども進めどもず~っと渋滞。日本よりレーンが多いにも関わらず、日本のUターンラッシュを見慣れた我々の想像をも絶するレベルで渋滞が延々と続いていた。恐らくチョンジュに着くまではずっと渋滞と認識できるような状況だったようにおぼろげに記憶している。まあ、韓国国民の1/5以上がソウルに居住していて、人口密集度は東京より上らしいので、道理と言えば道理ではあるが。


赤いいなごの大群に取り付かれた「古宮(コグン)」前。肝心のビビンパの写真は撮影失敗・・・

とりあえず2時間半ほど(だったかな?)でチョンジュに到着。このツアーはお昼ごはんとして、ソウルのミョンドン(明洞)にも支店があり、「食」の都市であるチョンジュ伝統の味を楽しむことができるという「コグン(古宮)」のチョンジュ本店に立ち寄り、ビビンパ発祥の地でビビンパを頂くというオプションがあった。真鍮でできた器が新鮮だったが、味はまあ、驚くというほどではなく普通に美味しかったという感じ。この「コグン」もご覧のとおり赤く染め上げられ、それを見た地域住民が目を白黒させている姿が見られたが、途中立ち寄ったSAでも、既にあちこちのブログで言われているようにさながら国内アウェイのよにうぃあーさんたちが席巻していて流石に度肝を抜かれた。


全州(チョンジュ)ワールドカップスタジアム

その後スーパーで買い物を済ませていよいよスタジアムに到着。試合会場の全州ワールドカップスタジアムはご覧のとおり豊田スタジアムと似た外観。中に入ってみるとそのトヨスタとカシマを足して2で割ったような感じで、もう抜群の見易さのサッカー専用スタジアムだった。ところが、その折角の器も所々メンテナンスが行き届いておらず、例えば椅子が汚れていてその下には蜘蛛の巣さえ張っているような状態で、申し訳ないが「宝の持ち腐れ」という感じで少々残念。


チョンボクのチームバスだろう


ここは韓国だぜ?w

そして、時間が経つにしたがって押し寄せる波のようにツアーバス(最終的に80台集まったとか)が続々とやってきて、その中からわらわらと赤い人たちが現れ、のんびりとしていたムードだったスタジアムの周辺があっという間に真っ赤に染まっていく様は壮観だった。


「AFCチャンピオンズリーグ 9月26日 19:00 全北現代×浦和レッズ 応援団バス駐車場」と書いてあると思われる(間違ってたらすんません)

開門時間になると「赤き血のイレブン」のチャントを歌いながら入場が始まりますます意気盛んに。しかし、どうもチケットもぎりを一列でやっていたようで列は遅々として進まず肩透かしを喰らう。国内アウェイだったら怒号が飛んでいるところだっただろうがw、この日はさすがに言葉が通じないとあってか粛々と列が進むのをみんな待っていた。

(つづく)

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前回のつづき

試合前日のシメは南山韓屋村(ナムサンハンノマウル?)。明洞からでも歩いていける距離にある施設で、要はソウル市内に点在していた伝統的家屋を一箇所に集めて見せ物にしている場所。どうせ空いているだろうと思って行ったみたら、この日は秋夕のイベントか何かで地元の人々でごった返していてやや当てが外れた。ただ、思いもよらず(恐らく伝統的な)舞踊や演奏が無料で見られてちょっと得をしたかもしれない。まあ、いずれにせよ司会のお姉さんが美人だったのでそっちに視線を奪われがちではあったが。


白い衣装の女性が舞い踊る

数百年前のヤンバン(支配層)から中流までいろいろな階級の人々の家屋があったのだが、思いのほか天井が低く、やっぱり人間随分と大きくなったんだなあとあらためて実感。また、韓国伝統のオンドル(床暖房)の様子なども見られて興味深かった。しかし如何せん人多過ぎで、もうちょっと静かにゆっくりと見たかった。てか、ここに限らず韓国人は博物館とかでもかなり騒々しいなという印象が今回は残ったのだが。


伝統的家屋の後ろにはソウルタワーが聳え立つ

名所旧跡系ならソウルには他にもいくつかあるのだが、今回は時間的にこれだけで我慢して翌日の試合に備えてゆっくり寝ようということで、南山韓屋村を後にする(まあ来年以降もACLで韓国を訪れる機会はまたありそうな気もするしw)。ホテルに戻って荷物を置いてどこかで夕飯を貪ろうと思っていたが、ドッと疲れが出てしまい、結局ホテルの角にあってヒマそうにしていた屋台で「たこ焼き」をしこたま買い漁ってしまった。ホテルでビールで一杯やりつつたこ焼きを腹いっぱい食べながら、テレビで初めて「冬のソナタ」(原題は「冬の恋歌」という意味らしい)を見た。そのうちに段々と眠くなり、翌朝はバスツアーの集合が9:30ロッテホテルのロビーにてだったのだが、アラーム付き時計を手に入れていたため安心してそのまま安らかに就寝。

(つづく)

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9月21日(金)の昼飯に銀座五行@銀座へ。銀座のど真ん中、銀座Velvia館というオシャレなビルの7階に出来た、西麻布につづく五行@博多の支店らしい(一風堂の系列だったんだね)。空海同様、場所柄小奇麗な店内にOLっぽい人たちが中心の客層という様子。そもそも今早やりの「何たらダイニング」的な色合いの濃いお店のようで、最近になってランチラービスも始めたよう。

ランチセット?(1,000円、ご飯と野菜つき)で、5種類から選べるという麺は「焦がし醤油」にしてみた。なるほど太麺とスープの絡みは上々だったが、以前西麻布のお店で頂いた焦がし味噌の方がインパクトがあったかなと。で、細かい点はだいぶ前のことでもう忘れちまいました。職場から近いのでまた今度足を運んでみますわ。

で、これも、写真はソウルで携帯ごと紛失・・・

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J1第28節 浦和2×1大分@駒場

ここの数年の駒場チケットの争奪戦激化に伴い、最近では駒場でのリーグ戦についてはすっかりハナからチケットを諦めていた。しかし今回は試練の7連戦の最後の試合ということで、許されるのならば少しでも選手を後押ししたいと思いダメモトで11時くらいから浦和駅東口で「チケット譲ってください」の紙を持って立ってみた。するとわずか20分ほどで自由席のチケットを定価で譲って頂いた。仲間も自分に先んじてこの作戦で無事ゲットでき、いや本当に有難いことです。

試合まで少し時間があるので早めの昼飯にとうなぎのむさし乃@前地へ。若旦那といろいろレッズの話をしながら出来上がりを待っているうちにタレの香りが立ち込めてきて、あっという間に腹が減っていった。うな重(竹、1700円)は相変らずほわほわでなかなか美味しかった。そしてなぜかこのお店でヤマと坪井のスタメン落ちを知ることに。



試合開始30分前にぼちぼちスタに到着、クルヴァは立錐の余地もないという感じで、雛壇の階段に立つ。トップチームの試合で駒場を訪れるのはここ数年専らカップ戦のみで、リーグ戦は03年5月以来ということになるか。すっかり埼スタに慣れてしまった身にとっては、もはや懐かしささえ覚えさせられるくらいだが、やっぱり駒場は駒場でいいなあと。

ヤマの代わりに右WBに永井が入り、坪井のところにはネネが入った。個人的に永井の右WBは優雅に感じられて好きだ。ドリブルも勿論だが、クロスの精度も申し分ない。数年前のアレ左、永井右という布陣は観ていて気持ちがよかった。先制点はその永井のクロスにシトンが駆け込み久々のゴールを飾ったもの。

そんなわけで幸先の良いスタートとなったのだが、その後試合はほぼ大分ペース。浦和の選手たちは、この試合に始まったことではないが、体が重そうで、事前の報道どおり荒れたピッチにも苦労しているように見受けられた。いつものキックのターゲットであるヤマがいないためか、都築も何となくやりにくそうだった。



後半15分、浦和右サイドを崩されて失点。高めの位置をとっていた永井の裏を取られての失点との解釈になるのだろうか。それでもすぐさま(ってほどでもなかったかな?)、スローインからロビーとシトンの個人技であっと言う間に勝ち越し。その後終盤は押し込まれっぱなしでかなりヒヤヒヤさせられ、POUとも相まって大分での悪夢が脳裏を翳めたが、何とか守りきって勝ち点3確保、そして2位G大阪との勝ち点差6をキープ。来週はリーグもお休みなので、過密日程が続いていた選手たちにとっては(サポにも、か)やっとのことでの束の間の休息ということになる。適度な緊張感は維持しつつ、ゆっくりと体を休めて欲しい。心の底からそう思う。



駒場の何が良いって、浦和駅からとぼとぼ歩いてスタジアムに向かっているそのあいだから、試合を見終わってまた浦和駅に歩いて帰り、そして試合のことなどをダベりながら飲む。その一連のすべての過程が懐かしくていとおしいのだ。今日は仲間と立ち飲みモルガン@ナカギンザセブンにて「立ち飲み」ながらもゆっくりと、そして安く美味しく飲み食いできた。ほんのちょっとの無理をしてスタジアムに行って、本当に良かったなと思う。



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前回のつづき

とりあえず時計とカメラが必要ということで、ソウルの街をぷらぷらしてみるものの、秋月(チュソク)の影響でさすがの明洞も午前中は営業しているお店もまばら。この期間(今年は9月24~25日の3日間)韓国は旧盆で、いわば日本の正月のようにみんな都市部から実家に帰ってしまういわば帰省ラッシュの時期。そして、この25日(火)はいわば1月2日のようなものだから、まあさもありなんというところ。


地下道に下りる階段にはモトローラ携帯の宣伝のベッカム様が(ちなみにベッカム様上半身裸のセクシーショットは両乳首の部分が削られていて、やはりどこの国にもそういうヤツはいるのだなと・・・。ちなみに今後写真は使い捨てカメラの写真を現像したものをさらに携帯で撮影したものゆえ画質落ちます。ええ、ブロガー必死ですw)

ビエンナメガネの店長さんによれば、それでも明洞なら午後にはぼちぼち店が開くと思うとのことだったので、仕方なく空いていたスタバで時間を潰すことにする。そういえば、このソウルの明洞だけでなく、韓国の街全体、少なくとも都市部は結構歩道にゴミが散らばっていて汚ねーなという印象が残った。

そして客もまばらなスタバでキャラメルマキアートで一服しながら作戦?を練る。それまで実はデジカメでも買おうかと思っていたのだが、冷静に考えるとここでデジカメを購入すると高い上に説明書から画面まで全部ハングルというとんでもないものを買うことになる。完全に思考能力が低下していたせいか、そんな当たり前のことにここでようやく気づき、とりあえず使い捨てカメラを買うことにする。また、安ホテルで部屋にアラームどころか時計さえない状況なので、翌朝の全州(チョンジュ)行きのツアーバスの集合時間に間に合うためにはアラームつきの、しかも持ち運び可能な時計が必須となるので、これは「ソウルのアメ横」こと南大門市場(ナンデムンシジャン)で購入することにする。


ソウルタワー

このうち使い捨てカメラはコンビニで易々とゲット。しかし同じ使い捨てカメラでも明洞のコンビニでは数千ウォンで買えたものが後で訪れた慶州(キョンジュ)では1万ウォン以上と、結構値幅があった。カメラ付携帯を使うようになってからというものの、使い捨てカメラなどついぞ使っていなかった、恐らく数年ぶりだと思う。その後、とある食堂(シクダン)に入って韓国人に囲まれながら辛いものオンパの昼飯を済ませてヒーヒー言いながら南大門へ向かう。

南大門市場もさすがに営業しているお店の方が少ない感じだった。いきなり「独島は民族の自尊心」という横断幕がかかっていて吹き出しそうになった。なるほど雰囲気的にはアメ横っぽいと言えばそうかも。しかしこの猥雑感、足立区民的には何の違和感もないわけだが。ぷらぷらしていると時計屋があったので、ポケットサイズのアラーム付デジタル時計を購入。5000ウォンといわれ、とりあえず「ッカカチュセヨ!」と言って値切ろうとしたが「いやいやこれは十分安いわ。あんた日本人だな?」てな感じで返される。観光ガイドに載っているもんだからきっと来る日本人がみんな言ってるんだろうなw


まさかこんなものを買うことになろうとは・・・

ここまで結構な時間と距離を歩いていたし、またこの時点で15時前後だったこともふまえて、この日の遠目の観光はやめることに。てか、そもそも翌日大事な試合があるのだから、そのサポートに差し障ってはいかんということで(このあたりカタギの方には理解できない行動原理かと思いますが・・・)無理はせず、とりあえず中心地から徒歩でいけそうな「南山韓屋村」に行くことにする。伝統家屋が見られるところらしいので、名所旧跡好きな自分的に楽しめそうかなっつーことで。

(つづく)

あ、とりあえず当方24日のチケットは確保しました。某団体動員説は本当だったようで、ビジター側自由席に至っては既に完売!朝っぱらからぴあの窓口でその「動員されてるっぽい人」がいないかワクワクしながら探してしまったのは内緒だw

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ぼっ発!浦和対城南“チケット戦争”(スポニチ)

クラブも頑張って突っ張ってるんだ。オレたちも24日はとりあえず赤で埋めておかないといけないっすね。あちらさんは系列の某団体が動員かけるなんて噂もあるが、正直魂のないヤツらが如何ほど集まろうが、それは形骸である。敢えて言おう、カスであると!

とはいえ、明日は念のため早起きしてチケット確保しないと。また、観客席はどうあれ、相手のソンナムイルファのチームそのものは大変力のある良いチーム。こちらが有利な状況には違いないが予断はまったく許されない。韓国のホテルで、彼らのアウェイの地シリアでの逞しい戦いを見せられただけに、余計にそう思う。


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とりあえずACLも一息っつーことで、今更ながら韓国の旅珍道中の記録でも。

出発当日の24日(月)、代理店からもらったフライトスケジュールを一瞥して、韓国へ向かう飛行機は21:30発だとそれまですっかり思い込んでいたが、実は「21:30現地着」で「18:45成田発」だったことに気づいたのが16時過ぎw 絶望的とわかっていてもとりあえず必死で成田に向かう。しかし、出発ターミナルに到着したのが出発時間ではもうどうにもならない。代理店に電話すると「残念ながらもう今日のソウル便はありません。明日以降ですね。ちなみに明日の便を即日発券すると手数料が2万円かかります。」、目の前が真っ暗になって成田のベンチにしばし佇む。

すると、携帯に代理店から着信。「さらに調べたらアシアナ航空の20:30発の最終便がまだありました!正規料金で6万5千円ほどになりますがそれでよければなんですが…」との報、多少躊躇したものの、ここまできたらもう後には引けない。急いでアシアナ航空のカウンタに向かい事情を説明、チケットを購入しゲートへ急ぐ。「後先考えずに」とはまさにこのこと。チェックインを済ませたところで、さらにメガネを忘れたことに気づくが、とりあえずソウルに行けることで幸せ一杯というお気楽なオレはさほど気にしない。

ソウル到着は22:30。手持ちの旅行ガイドに乗っていたリムジンバスらしきものが待っていたので「シチョンヘン(市庁行き)?」と行き先だけ確認して飛び乗る。ちなみに1万6千ウォン。バスは高速道路を抜け、漢河(ハンガン)を渡りソウル市街へ。しかしメガネがないもんで視力0.2では外の様子がおぼろげにしか見えず、せっかくハングルが読めるのにまったくの役立たず。

それで、みんな降りたので終点かと思って降りたらまだだったようで…とりあえずうろうろして観光者用の地図と睨めっこしながら歩を進めてみるもよくわからず。時刻は既に0時を回っており、人影もまばらで、治安は良いというソウルといえどもさすがにやばいかなと思ってタクシーを拾うことにする。いわゆる一般タクシーだったが、ホテルの場所を示したらやや戸惑いながらもちゃんと3300ウォンほどでそこまで行ってくれたので、まあ良心的だったのだろう。てか、いくら観光で来た外国人と言えども、夜中に乗り込んできた180cm超の大男相手にボる勇気がなかったということだけかもしれないが。

宿は清渓川沿い、長沙洞にある“セントラルホテル”。一泊7000円程度でやや古い施設だが、野郎一人で素泊まりする分には十分だと思う。部屋に入り、ようやく落ち着けるぜと、とりあえず一息つく。ふと、タクシーに乗る前まで弄っていた携帯が見当たらないことに気づく。恐らくはタクシーに置いてきたのだろう。どうにかならないかと旅行ガイドを見ると「タクシーに乗ったら領収書をもらうようにしよう。忘れ物などしたときはそこに電話すればオッケー!」とか書いてあり、もらっているわけもなく文字通り「あとの祭り」。勿論、メガネもなかったので会社名もはっきり見えずわからない。ようやく宿に到着して一安心したのも束の間、再び絶望のズンドコへ。

そうはいっても落ち込んでいても仕方ないのでその旅行ガイドを読み漁り、メガネについては日本語が話せるお店が結構あることを知る。アメリカにいた頃に韓国人は妙なメガネをかけているやつが多いなと思っていたが、どうも韓国ではメガネは日本に比べればクールなもので、みんなオーダーメイドで良く言えば個性的なものをかけているおようだ。安く購入できることもあり、観光できた日本人がついでにメガネを作って帰ることも多いらしい。それまでまったく知らなかったのだが。

翌朝、疲れを押して8:00には起床。9:30開店という明洞(ミョンドン)にある「ビエンナメガネ」にまさに開店時間にキッカリに駆け込む。まさに店長さんが看板を出しているところに飛び込んだ。店長さんは日本のメガネ専門学校に通っておられたとのことで、日本語ペラペラで思った以上にスムーズにメガネを作ることができた。最初の方は韓流スターみたいなフレームを勧められたがさすがに固辞し、日本でかけても問題ないモデルにする。



で、できたのがこのメガネ。店内に貼られていた紙を見ると、どうもこのビエンナメガネという店はCanCamなんかでも紹介されたことがあるようだ。CanCamで紹介されたお店に三十路のオッサンが早朝から特攻(ブッコミ)かけるとはなかなかシュールではないか。実は、このメガネをかけて半島をふらふらしたところ、韓国人(のおばさん中心)に2、3人に「美男子ニダ」と過分なお言葉を頂いたので、CanCamにちなんで「愛されメガネ(はあと)」と名づけることにする。目力UP↑間違いなし!!これで10万ウォンなら安いもんじゃね?なあそう云ってくれよ!!

ま、これだけ悪いことが重ねればさすがに浦和は勝つだろ、と精一杯のポジティブシンキングをして、良好な視界のもとソウルの街へ繰り出す。とりあえず携帯がないので写真も撮れなきゃ時間もわからねぇ。翌日はもう試合なので、この一日で何とリカバリーせねばっつーことなのだ。

(つづく)

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9月20日(木)夜、会社帰りに御茶ノ水勤務のうぃあーさんと二代目つじ田@新御茶ノ水に行ってみたものの行列に萎え、その裏にある「まとい」へ。前回同様ガラガラ・・・。至近距離のつじ田の喧騒に比べれると実に寂しいものだが、もうちょっとお客が入ってもよさそうなもの。今回も味玉らーめん(750円)にする。

盛り付けが丁寧な感じで好感が持てる。あっさりしているスープは仄かなにんにくの香りが悪くない。麺はもちもち感のあっていいなあと思ったら浅草開花楼らしい。今度来るときは「しお玉」の方を試してみたい。

(こちらも写真は夜のソウルの街に携帯ごと消えたので以前撮影のものを再掲)

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