2日目は4日間の全日程の中で最も歩いた一日でした。流れるようにご紹介します。
宿泊先のアスペンホテルの朝食はバイキング。定番のスクランブルエッグ、ソーセージに加え、シラスやホッケ塩焼きなどもありました。おいしかったっすぅ。
2日目のメインは、妻がネットで探し出した積丹(しゃこたん)半島1日バスツアー(一人約7500円)。参加者はハチロー夫妻を含めわずか5人でした(寂)。シーズンの入り口手前なんですね。
車窓からはまだ雪が積もっている山並みが。なんだか象の背中を彷彿させます。
最初に、バスガイドさんいわく「トイレタイム」として訪れた(泣)のが、余市宇宙記念館です(下写真)。地元出身の宇宙飛行士・毛利衛さんを称えて作られた施設です。建設の際、毛利さんが「次世代の子供達に宇宙に興味をもってもらいたい。わたしの名前などつけないで欲しい」というロマンあふれる提言を行ったおかげか、集客が芳しくなく、現在は長期休館中(再泣)。理想と現実はあまりにもかけ離れていますなぁ。右下の窓から宇宙服がこちらを見ているのが、かなり不気味です。毛利さんの怨念でしょうか…。
バスは、積丹半島に向かって走ります。海岸は奇岩が目白押しでした。まずは夫婦岩。左の今にも倒れそうな岩が神秘的というか面白いっす。バスガイドさんの「どうですか、あのくびれ」との言葉に、後部座席のおばちゃん二人組みが「うらやましいわね。おっほっほ」。思わず苦笑してしまいました。
お次が、ロウソク岩。高さはなんと46㍍もあるそうです! うちの本社ビル並みです。「ナニコレ珍百景」でも紹介されていました。夕陽がちょうど、先端部分に差し掛かったとき、神々しいロウソクに変身するとのこと。いつか見てみたいものです。
かつてニシン漁で栄えた島武意(しむい)海岸に行きました。何となく沖縄っぽい地名です。日本の渚100選にも選ばれているとのこと。下写真はその絶景にたどり着くまでのトンネル。ニシンの運搬のために作られたものです。身長153㌢の妻が天井タッチに挑戦しています。足は浮いているし、手と天井に隙間がありますなぁ(泣)
トンネルを抜けると、ご覧のような絶景が(下写真)。夏場ならシャコタンブルーを拝見できたのでしょうが、なにぶん北国の春。色は薄かったっす。それでも充分きれいですなぁ。冷たい海風が心地よかったっす。
さて、お次は当日のメインスポット神威(カムイ)岬(下写真)。先端にある突き出た岩が神威岩です。ロウソク岩に負けす劣らずの垂直ぶりです。小さくてもはっきしていますね。
ちょうどこの写真を撮っているころ、ハチローの携帯のメール着信音が! 開いてみると、送信元はTら~。「北海道はでっかいどーか?」という禁断のオヤジギャグ。旅行の件は一言も言ってないのに、恐ろしい情報収集力です。当ブログを監視していたに違いありません。
しかし、縦長島国NIPPONの北端で受けた、南国どぅしぐわぁからの音信。プチ感動いたしました。
下写真は長い起伏を乗り越え、岬までたどり着いた妻。ガッツポーズにも力がありませんな。
絶景コースを終え、バスは余市にもどり、「ニッカウヰスキー余市蒸留所」へと。ハチローの晩酌に愛飲しているニッカウイスキーやワインの試飲もありました。下写真2枚は博物館内の様子。
ウイスキーの香りが漂う落ち着いた雰囲気で、ゆったりと楽しめました。
ちなみに、ニッカのシンボル赤帽のおっさんは「19世紀にウイスキーのブレンドの重要性を説いたローリー卿」という殿方らしいっす。あ、別に覚えなくても結構です。
9時間のバスツアーを終え、ハチロー夫妻は札幌市へ舞い戻りました。夕飯は、ジンギスカンにしようか迷いましたが、「とりあえず何でもある」という理由で居酒屋へ。下写真は最初に勢いで注文したタラバガニ(1500円!)。解体作業に手間取った割りには、実が少なかったっすぅ。北海道限定販売のサッポロビール「CLASSIC」の生がおいしゅうございました。地元のビールが断然うまい! どこかで聞いたようなフレーズ、北海道でこそ当てはまりますなぁ。
腹を満たした二人は体脂肪を少しでも落とそうと、大通りへ。定番のテレビ塔です。
塔から見た夜景(下写真)。通りの向こう側に白く光るのは大倉山スキー場です。
さて2日目を終了。ホテルに戻ったらふくらはぎがパンパンでした。3日目は小樽へのバスツアーです!