ついに最終日です。
カシオペアの車窓から明るい日差しが差し込んできました。朝8時です。過ぎ行く北関東の風景を眺めていたハチローは、窓越しの視界にただならぬ殺気を感じました。
スナイパー(カメラ小僧)です!! 予想外の敵にハチローも思わず愛機D300を取り出し、撃ち返しました。カシャ、カシャ! どうやらこっちの勝ちです。まだスナイパー歴の浅そうな二人、このくらいにしてやりましょう。
しばらすると…
狙撃部隊までいるではありませんか! これでは多勢に無勢。ハチローは身を潜めたのです…。冗談はともかく、さすが高級寝台特急カシオペアです。朝からこれだけの人を集めるのですねー。
午前9時半、ついに東京上野駅の到着です。別れを惜しみ写メを撮る妻です。カシオペアの顔が変わっていますね。寝台特急のたびは、南の島の庶民派夫婦にとって、一生の思い出となるでしょう。さらばカシオペア。
せっかく東京まで来たのだからと、二人は午前中は浅草参りをすることに。乗り換えるため上野駅の中央改札口を出ました。かつて日本が敗戦から高度成長に向けて歩み始めたころ、東北地方からの出稼ぎの人々であふれた上野駅。その面影を何となく残していました。そういえば、あの映画「ALWAYS 三丁目の夕陽」にも登場しました。観光で利用したハチローもパチリ。
早速向かったのは定番の雷門。観光客、外人やらがごった返していました。
仲見世通り。せんべいやら甘菓子やら、外人向けの侍、空手家コスプレまで売っていました。
浅草寺(右)と、五重塔(左)、そして153㌢の妻(中央)。
必死におみくじを振る妻。結果は「凶」だったとか(泣)。南の島からの旅人に冷たいっ。
外に出ると水溜りに桜の花が溜まっていました。散っても美しいですねー。沖縄にはこんな繊細で可憐な花はないなぁ。
さあ、元祖ゆうえんち「浅草花やしき」です! ご覧下さい。コースターの左後方にはマンションが建っています(笑) 初体験の異空間です。
このローラーコースターは日本に現存する最古のコースターで最高時速42㌔。速さより、走っているうちに壊れそうな雰囲気と、建物の中に突入する際に天井にぶつかるんじゃないかという恐怖がハンパないっす!
そして右のスペースショット! 一気に数十㍍上がるマシンに、下腹部の神経が麻痺するかのような恐怖感に襲われました。
絶叫マシン、たまには数年に一度は乗るべきかと。なぜなら人間ってこんなに弱い生き物だと、改めて痛感させられるからです。謙虚な気持ちに戻ります(笑)
ちなみに花やしきは、夜間、貸切ができるそうです。
さあ、楽しかった浅草参りも終了。羽田空港で時間をつぶしたあと、午後4時半の便に搭乗しました。たまった疲れでハチローは爆睡。窓の外を見ると、これまた行きの便でみたのとは一味違う雲海。まるで氷河のようですなぁ。見たことないけど。
結婚5周年を記念し、貯金をはたいて敢行した北海道旅行withカシオペア。これにて終了です。不況の世の中、幸せなことでした。よし、あとは仕事にまい進するぞう。
おっとっと。最後にこの旅で、最も衝撃を受けた写真をUPします。
それは積丹の絶景でもなく小樽の異国情緒でもありません。妻が撮った一枚です。ご覧下さい(下写真)
コントラストが印象的な芸術的一枚です! ハチローが撮った140枚の写真のどれよりも衝撃的でした。一体何の写真か分からない方に2つのヒントを。
①ハチローが帰りの機内で寝ている間に、妻が撮影。
②ハチローはこの旅で85㌔の大台に10年ぶりに復活。
これだけ言えば充分でしょう!
さ、ダイエット、ダイエット! 明日はGW最後の休み。会社の同僚らと慶良間にダイビングです。またご報告いたします。