沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

知られたくなかった三十代後半

2009年05月23日 | 

 去った19日、36歳の誕生日を迎え、ついに30代後半に突入したハチローです。

 30歳を過ぎてからあっという間でした。このままでは、あっとも言わないうちに不惑の大台に飛び込んでいるのでしょうね(汗)。1日1日を大切にしなければ…。

 梅雨入りした沖縄ですが、相変わらず晴れ間が続いています。下写真は宜野座村内のひまわり畑。逆光が柔らかい感じを出していますなぁ。

Photo

 先日、恩納村の「なかまそば」という店に行って来ました。大好きな「なかむらそば」(一文字違い)から車で5分?程度のところです。正直「なかむらそば」が満席だったので仕方なく行ったのですが(笑)。ソーキそばをを注文すると、下写真のような別皿で登場! ソーキでかっ!

Photo_3

 お味はまぁまぁというところ…。しかし常連さんらでにぎわっていました。店員さんも愛想のいいチラカーギーでした。腹ペコのときに行ってみてください。

 さて、衝撃的な本に出会いました。「東電OL殺人事件」などで有名なノンフィクション作家・佐野眞一氏の「沖縄 誰にも書かれたくなかった戦後史」(1995円、下写真)です。654㌻の分厚い本ですが、面白かったです。金武町新開地で飲み明かし、午前4時半に帰宅したため、翌日は終日二日酔いで業務遂行、「今日は9時には床に付く」と決意し、早めに帰宅したにも関わらず、あまりの面白さに、結局深夜1時まで読んでしまいました(!) 36歳の目が膨れ上がったのはいうまでもありません。

Photo_2

 簡単に言えば、多様な沖縄問題を、アンダーグラウンドというか、佐野氏の個人的人脈、取材力で 、あぶりだした「誰も書いてこなかった」側面が描かれています。氏の主観がかなり入った感もあり、多少誇張しすぎな描写もあるような気もしますが、面白いことは間違いないっす。軍用地主の実態や沖縄ヤクザの歴史も詳しく書かれています。654㌻がほんと短いっす。未だに「カラマーゾフの兄弟」を40㌻しか読んでいない36歳が言うから本当です。

 ちなみに、表紙写真は、平良孝七という沖縄を代表する写真家の作品です(撮影場所・多良間島)。ウチナンチュそのものの女の子の力強い目が印象的ですなぁ。いろんな媒体で転載されているのを目にしますが、佐野氏が使ったのにはどういう意図があったのでしょうか…。

 さて…もう寝ます。