金太郎も銀次郎も大好きでした。
ふたりで、カジカジ。
カジカジカジカジカジカジ。
青惇も負けずに大好き。
アキレスをカジカジでしているときだけが、
静寂の時といっても過言でないほどです。
惇がひとりカジカジでしているとぉ
すり寄ってくる ちびっちゃいの
一応、お伺いはたてます
「兄ちゃん それちょうだい」
「ねぇ ちょうだいよぉ」
優しい惇は、あげちゃう
で、自分で他のを持ってきます
ならんで カジカジ
がぁ!!!!
いま、兄ちゃんがかじっているのが欲しい青
そっちのが大きいとか、美味しそうとかではないんです。
「兄ちゃんの」が欲しい。
銀次郎もそうでした。
かくて、アキレスが入れ替わる。
と、またそっちを欲しがる青。
これを、繰り返すんです。
で、
さすがに優しい兄ちゃんも、
ブチ切れます。