はなはなひろば活動日誌

横浜市鶴見区にある
子育て支援施設の日誌です

DVD [その時、保育園は~いのちをまもる、いのちをつなぐ~」上映

2012-03-30 14:42:01 | 日記

3月17日は、はなはなの月1回のオープン日でした。
あいにくの本降りになってしまい、この雨では親子はやって来られるかとスタッフたちは案じていました。
ところが、1時をすこし過ぎた頃、一番のりで、UさんとMちゃん、Tちゃんの3人が来てくれました。
「この雨の中、よく来てくれたね」とひろばは大歓迎で迎え入れていました。
親子の衣服が濡れていたり、ベビーカーのカバーから滴が落ちていたり、家を出てからたいへんだったのだろうなと思いながら、胸が熱くなってしまいました。その後、次々と親子が濡れながらもやってきてくれたのです。
実は、この日午後から「3.11 その時、保育園は」~いのちをまもる、いのちをつなぐ~」というDVDを上映することになっていたのです。
そのために何人ものお母さんたちにメールで事前にお誘いしていたのです。
でもこ雨では無理かなと思っていました。それがなんとひろばからのメールに答えてくれたお母さん方がたくさんおられたのです。
嬉しい限りでした。
上映は約1時間。その前後に、このDVDの監修をされた天野珠路さんが話をしてくださいました。被災した東日本の保育園13園を実際に何回も訪ね、聞き取りをやられたのだそうです。
終わってから参加してくださったお母さんたちから感想を聞いたり、天野さんとの質疑応答がありました。多くの参加者から出されたのは、保育士さんたちが、子どもたちの命をまもるというただひとつのことに集中して避難をしていたという、そのすばらしさが全体に流れていたことが、胸にしみたということでした。
ひとりの命を失うことなく、どこの保育園も避難しきったのは、必死な保育士さんの思いがあったからでしょう。
未来に生きる子どもたちの命を、大人はどのような時にも守り抜くという気持ちを持ち続けたいですね。
もう1度・・・・・・・・雨の中をたくさんの参加ありがとう!!!
                   M      

 

 

 

 

 

 


Sさんよろしく!

2012-03-04 13:17:24 | 日記

数か月前からひろばを利用してくれているSさんが、ある日お子さんのTちゃんを前にして絵本を読んであげていました。そっとそばで聞いていると、英語の絵本を表情豊かにTちゃんに読んであげているのです。
Tちゃんは身じろぎもせず、本に見入り、聞き入っていました。
英語は良くわからないわたしですが、この様子を見て「そうだ、ひろばに来た親子にも読んでもらおう「と思いお願いをしてみました。
とても快く引き受けてもらい、それからすでに2回ほど、お昼ごはんののわずかな時間ですが、絵本を読んでもらいました。
Sさんは、いつもひろばに来るときに絵本を持ってきています。
スタッフが気がついた時には、「読んでもらえます?」と、Sさんに声をかけますが、ひろばに来たママたちが、Sさんに積極的に働きかけて「絵本読んでください!」と言ってもらえるといいなあと思います。

Sさんは、近くテレビ番組にも出られるようです。日程が決まったら、このブログでお知らせしますね。
        M

Sさんのテレビ出演された番組のオンエアが決まりました。BS1で放映されるクールジャパンという番組で、テーマは、「引越し」だそうです。

3月10日(土) 18時~

3月17日(土) 12時~(再放送)

3月18日(日) 7時~(再々放送) いずれも同じ番組だそうです。

ぜひ、見てあげてください。


<よく来てくれましたね>

2012-03-04 13:01:57 | 日記

2月29日(火)は、昨夜からの雪がその後本格的に降りだし、朝にはすっかり一面の雪景色となりました。そのまま降り止むことなく、雪が積もりそうな気配ともなる中、ひろばが心配で家を急いで出たのですが、途中電車事故で1時間以上足止めをくって、遅れてひろばに到着しました。
きっと、こんな雪だからひろばではスタッフが手持ち無沙汰でいることだろうと思ったら、なんと2組の親子がいるではありませんか。感激でした。
1組は今日はじめて広場を利用するという新しい親子、そしてもう1組はおばあちゃんまでが着てくれていました。
ひろばでは、はじめてきた2才10ヶ月になる男の子が、楽しそうに遊びまわり、もう1組のT(男児)ちゃんも今日はとてもご機嫌でニコニコしながらおもちゃで遊んでいました。
お昼時には、Tちゃんは離乳食を大きな口を開けて食べ、デザートのキウイフルーツもすっかり食べました。その間におばあちゃんも食事をされ、ママも遅れて食事をされました。
「はなはなひろば」がはじめてのHちゃんは、お昼で帰るつもりだったようですが、楽しそうに遊んでいるHちゃんを見てお母さんはもう少し残ってみようと思われたのか、急いでスーパーへお昼を買いに行かれました。その間、Hちゃんはひとりで待っていました。(泣きませんでしたよ!)
乗り物が好きとわかり、ひろばの中にあるたくさんのミニカーで気持ちを逸らしてあげたのが良かったのかな?
テーブルを挟んで向き合ったふた家族で食事ができていました。
周囲には、スタッフが4人。なんとこの日、ふたりの子どもに大人が7人ということになりました。
昼食が済み、またしばらく遊んで、外の雪もやんだところで、2組の親子は帰りました。
スタッフ4人は「もう来ないだろうね」と一息ついていた3時半頃、Hさんが立ち寄ってくれました。
Iちゃんひとりっきりでしたが、たくさんのスタッフがいたので、ひろばはにぎやかでした。
ひとりであちこち遊びまわり、おもちゃを出したり、スタッフみんなとおしゃべりをしたりと、いつもとは少し違う雰囲気のひろばにもかかわらず、Iちゃんはいっぱい遊んで満足そうでした。残念なことに、時間切れで、遊び足りないIちゃんはちょっぴり不満気で帰ることになりました。
わずかな時間でしたが、Iちゃんと触れ合っていると、その成長ぶりに驚かせれます。そのいちばんは、言葉がびっくりするほど増えたことです。単語ではなく、会話が可能になってきているのです。そのため、お互いに聞き取り合えるようになりました。
それは、スタッフにとって楽しいことでもあり、嬉しいことでもあるわけです。
ひろばの窓越しに見える、隣家の雪をかぶった木の枝に、ひよどりがやって来て木の実をついばんでいました。
雪の日のひろばで、スタッフは3組の親子が来てくれたことで幸せにつつまれていました。
           M