3月17日は、はなはなの月1回のオープン日でした。
あいにくの本降りになってしまい、この雨では親子はやって来られるかとスタッフたちは案じていました。
ところが、1時をすこし過ぎた頃、一番のりで、UさんとMちゃん、Tちゃんの3人が来てくれました。
「この雨の中、よく来てくれたね」とひろばは大歓迎で迎え入れていました。
親子の衣服が濡れていたり、ベビーカーのカバーから滴が落ちていたり、家を出てからたいへんだったのだろうなと思いながら、胸が熱くなってしまいました。その後、次々と親子が濡れながらもやってきてくれたのです。
実は、この日午後から「3.11 その時、保育園は」~いのちをまもる、いのちをつなぐ~」というDVDを上映することになっていたのです。
そのために何人ものお母さんたちにメールで事前にお誘いしていたのです。
でもこ雨では無理かなと思っていました。それがなんとひろばからのメールに答えてくれたお母さん方がたくさんおられたのです。
嬉しい限りでした。
上映は約1時間。その前後に、このDVDの監修をされた天野珠路さんが話をしてくださいました。被災した東日本の保育園13園を実際に何回も訪ね、聞き取りをやられたのだそうです。
終わってから参加してくださったお母さんたちから感想を聞いたり、天野さんとの質疑応答がありました。多くの参加者から出されたのは、保育士さんたちが、子どもたちの命をまもるというただひとつのことに集中して避難をしていたという、そのすばらしさが全体に流れていたことが、胸にしみたということでした。
ひとりの命を失うことなく、どこの保育園も避難しきったのは、必死な保育士さんの思いがあったからでしょう。
未来に生きる子どもたちの命を、大人はどのような時にも守り抜くという気持ちを持ち続けたいですね。
もう1度・・・・・・・・雨の中をたくさんの参加ありがとう!!!
M